2018年08月15日

ファルケンシュタインを訪れた時のこと、新入荷ワイン、9月までのイベントのお知らせ

新しくワインが入荷しました。ネットショップにも掲載しています。

ザールのファルケンシュタインHofgut Falkensteinからは2017年産のリースリング4種類です。トロッケン2種類、おなじみの自根のヘレンベルク・ファインヘルプ、アルテレーベン(古樹)表記のカビネットを輸入しました。

フランケンのビッケル・シュトゥンプWeingut Bickel-Stumpfからは土壌違いのオルツヴァイン(村名ワイン)表記のジルヴァーナー種類と白4品種ブレンドのトゥウェンティーシックスの種類です。

今回は4月末にファルケンシュタインを訪れた時のことを書きます。醸造所の説明やセラーの様子などは過去に書いていますので、写真中心でさらっと書きます。
ビッケル・シュトゥンプを以前訪れた時のことはこちらをお読みください。


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ルクセンブルクからの電車で最寄りの駅に向かいに来てもらってヨハネスの車で醸造所兼自宅へ。
今回はまずは試飲です。ファルケンシュタインのワインは数量が少なく争奪戦になるため、訪れる前に試飲しないでいつものファインヘルプとカビネットは予約をしていたのですが、トロッケンはどれにするか決めていなかったので、選ぶための試飲をしました(他のワインも飲みましたが)。瓶詰めはされていましたがまだラベルは貼っていない状態でした。まだ若すぎる状態なので、その段階でおいしい、ではなくポテンシャルを感じながら、日本の方がどういう反応をするのか、などを想像しながら試飲し、2種類のトロッケンを輸入することにしました。
画像はヘレンベルクのトロッケン、樽違いの2種類で、どちらを選ぶかをここでの試飲で決めました。
この試飲の時の2017年産の印象は、酸はあるけどグレープフルーツの風味でわりと重めな印象がありました。トロッケン(辛口)であっても丸さがあるので、すっぱすぎないワインだなあと感じていました。
しかし、日本に船便で運ばれてきたものを試飲したら、最初は5月に飲んだ時と同じような印象だったのですが、時間が経つと柑橘系の酸をかなり強く感じるようになりました。


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試飲の後は、ディナーに行く前に畑をまわりました。そしてお父さんのエリッヒが働いているところにも立ち寄りました。
2年前くらいから販売、顧客担当はヨハネスにまかせて、ファルケンシュタインを立ち上げた当主であるお父さんは畑作業に専念しています。
畑での当たり前の手入れをしてこそいいワインになる、という基本的なことを実践しています。簡単なようで簡単でないこと、でも彼らを見ていると信念が伝わり、だからこそのいいワイン、というのがよくわかります。


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上の画像とこの画像はヘレンベルクNiedermenniger Herrenbergのエリアです。けっこう広くて、特性が異なるのでそれぞれのブロックで別のワインとしてリリースしています。
カーブしているエリアがオイヒャリスベルクKrerettnacher Euchariusberg、カーブの先がアルテンベルクKrettnacher Euchariusbergの畑名のエリアです。


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アルテンベルクの畑です。この南西向きの畑のエリアのぶどうは毎年トロッケン(辛口)ワインになるまで酵母が働きます。
シーファーだけでなくディアバスや珪岩も混ざっている土壌と気象条件からここだけの独特のリースリングワインが生まれ、ここのワインはヴァインベルクのお客さんにもファンが多いです。


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夕食の後に戻ってきた時に。アルテンベルクの側から撮っています。
オイヒャリウスベルクの先の南向きの斜面は、ヘレンベルク、ゾンネンベルク、ファルケンシュタイナーホーフと続いています。同じような向きですが、土壌の構成や風通しなどが異なるので、それぞれの畑で異なるキャラクターのワインに仕上がります。


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夕食はザール川の上流、ザールシュタインにあるレストランに。ワインに合う味付けのドイツ料理です。甘口カビネットと共に料理をいただきました。シュペッツェル、付け合わせではない量でしたが。
お隣にはオーバーエンメルの著名な造り手が同じようにゲストを連れて食事をしていました。

今回も5時間くらいヨハネスと一緒にいて色々な話をすることができました。
その時に聞くのを忘れて、後でメールで質問したことがあるのですが、それは亜硫酸の量のことです。リースリング、特に甘みのあるワインには多少の亜硫酸がないと安定させられないのですが、ヴァインベルクで輸入し始めた時から徐々に量は減ってきていました。今がちょうどよい量とヴァインベルク店主は考えていて、もっと減ると今のいい個性が出なくなるのでは、と思っていたので質問してみたら、今の状態でいいと考えている、という返事でした。栽培は認証はとっていませんがビオロジックですし、今の状態だからこそのいいワインが、と思っているので、これ以上自然派よりのやり方にならないということには安心しました。自然派の手法をとればいいワインになるというわけではない、亜硫酸イコール悪ではなく適切な量を入れることによって個性がでている良いワインになる、とヴァインベルク店主は考えています。


今後のイベントについてざっと書いていきます。

8月28日 鱧鍋などの蕎麦屋の料理と白ワイン@大野屋(代々木八幡) 19時開始 10,000円
https://www.facebook.com/events/221277831856794/

9月2日 ドイツワインセミナー@カーヴドリラックス(虎ノ門)14時から16時 3,000円

9月15日 スイーツとドイツワイン@かくしち(東久留米) 16時開始 3,500円
https://www.facebook.com/events/1842078279211455/

9月17日 フランケンワインの会@リースリング(新宿) 18時開始 8,500円
https://www.facebook.com/events/246643419304231/

9月26日〜28日 つな八賞味会、天ぷらとヴァインベルクのドイツワイン@つな八別館つのはず庵(新宿)
夜営業にて 料理13,000円 グラスワイン1杯1,000円

セミナー、かくしち、つな八の会のお申込みお店へ直接お願いします。
ご質問などはヴァインベルクのお問い合わせページからも承ります。
ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookのイベントページだけでなくお問い合わせページからも対応いたします。

よろしくお願いします!



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2018年07月22日

Josten & Klein醸造所訪問 アールのピノ・ノワールとミッテルラインの白ワインの造り手

ヨステン ウント クラインJosten&Kleinのワインが入荷しましたので、4月末に醸造所を訪れた時のことを書きます。
この造り手は、ヨステンとクラインが2011年に立ち上げた醸造所です。昨年のプロヴァインで試飲会で気に入ったので今年のドイツ出張で訪れました。きれいな味筋で好きな系統だからなのですが、アールで赤ワイン、ミッテルラインで白ワインと2つの地域のワインがあるのも魅力的だと思ったのです。

アールを訪れれるのは2回目でした。アールはドイツワインの産地の中では北に位置していますが、赤ワインの産地で、他の国のピノ・ノワールに引けをとらないし、醸造所のトップクラスのワインでも他の国に比べて価格が優れている、と思っている産地です。
朝6時すぎにヴィースバーデンを出発し、レマーゲンでローカル線に乗り換えてヴァルポルツハイムへ。駅でマーク・ヨステンと合流しました。
昨年のやりとりはもう一人のクラインさんとしていたのと、醸造所の住所はレマーゲンだったのですがアールに来てと言われていて、疑問を持っていたのですが、その答えが合流して車に乗っている間にわかりました。
今年になってヨステンさんは離れて別の醸造所で働くことになって、一人での運営になったそうです。そして費用削減、規模を縮小すること、自宅に近いということで、自宅のあるマイショス近辺のヴァルポルツハイムを本拠地にしたそうです。
ふとわいた疑問で、醸造所名はこのままにするの?と聞いたら、変えることも考えている、とのことでした。別れた理由までは今回はふみこんで聞きませんでした。


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醸造施設があり、樽、ボトリングしたワインを置いているスペースは工業地帯の一画の倉庫でした。
この条件で何の問題もない、とのことで、ヴァインベルク店主もそう思いました。何の不自由もないようでしたので。
ここで2時間近く立って試飲しながら話をしていました。
試飲会のブースでの会話やメールではそこまでお互いのことがわかっていない状態だったので、ここでお互いの考え方などを色々と話すことができました。
その中で、マークがかなり強調して話していたことは、時間が必要、ということでした。ここでの話も含めてすでにブログの記事にしているのですが、樽での熟成を長めにしてボトリングは他のところより遅め、飲んでほしいのも収穫の翌年(赤ワインは2年後)では早い、というようなことです。時間が経ってこそ、我々のワインは本領を発揮する、ということをずっと言っていました。
そういった流れもあり、リリースして一番若いワインだけでなく、前のヴィンテージのワインもいくつか試飲することとなりました。
プロヴァインでは白はバレルサンプル(瓶詰め前のもの)の2016年産、赤は2015年産だったのですが、その時の試飲でも良さを感じていたのですが、もっと時間の経っているワインを飲むと、彼らの目指しているワインがよくわかりましたし、その魅力も感じることができました。
そして、輸入するのに選んだワインは、試飲会で気にいった2016年産のグラウブルグンダーとリースリングの甘口カビネット、2015年のオルツヴァインのピノ・ノワールでしたが、別のものを選びました。
色々と話をしてヴァインベルク店主の好みや日本のマーケットの話などをする中で、後半は2014年産を中心に試飲する流れとなりました。2015年産も試飲しましたが、暑い年だったのでより強さ、濃さがあるため、この1、2年で飲むには2014年産の方がよいという話にもなっていきました。
樽の風味の話にもなって、ドイツではリースリングでは樽の風味はつかない方がよいというのが一般的で、1000リットル(フーダー)、1200リットル(シュトゥック)の大樽でも、2回目、3回目だと風味がついてしまうのでなるべく避けるのですが、ここはそこまでそういうことは気にしていないということが印象的でした。その風味も含めていいワインになっていると感じているのだと思いました。
ヴァインベルク店主は、リースリングの樽の風味には少し過敏になっているので、強すぎるとあまり良い印象ではないのですが、2011年の醸造が最初の時はリースリングも新樽に入れたそうで、そのワインも飲みましたが、私は苦手でした。彼は時間が経てばあまり気にならなくなる、と言っていましたが、そのことに関しては同意はできないです。
ここの赤ワインに関してはそこまで樽の強さは感じなかったというのも印象的でした。
ドイツワインの樽の使い方についてもブログの記事にしています。


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色々な話をした後はマイショスMayschossの畑へ。
モーゼルなどと同じような急斜面の畑が広がります。
アールは東の方は緩やかな丘陵の畑が広がり、西のこちらの方は、こういった渓谷で険しい雰囲気となっています。シーファー土壌なのは後者のほうです。


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マークです。やさしい雰囲気が出ています。
このあたりがラーヒャーベルクです。グローセスゲヴェックスにも指定されているメンヒベルクのほうが陽当たりが強く濃いワインになる傾向にあるのですが、こちらの畑は、風通しがよく、エレガントなワインに仕上がる傾向にあり、こちらの畑のワインのほうがヴァインベルク店主の好みの条件の畑だと感じています。


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このように近くで見ると急斜面、モーゼルのようなシーファーの砕けた石がごろごろしている土壌だということがわかります。


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一通り話を聞いて質問した後は、マイショスにあるお宅へ。事前に聞いていなかったのですが、奥さんが料理してくださっての昼食とのことでした。近くのどこかで軽く食べようと思っていたのですが。
豚肉の香草焼きを作ってくださり、ゆっくり飲みたいワインを4本選んで持ってきていてそれらを飲みながらの昼食でした。輸入した2種類以外にソーヴィニヨンブランとグラウブルグンダーを持っていきました。
お宅の窓からは畑も見えて、いい場所に住んでるなーと思っていました。


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マイショスの駅の目の前には畑が広がっています。
ここからヴュルテンベルクに向かったのですが、その間がなかなか大変だったのですがそのことはここでは書きません。


というような半日を経て、2種類のワインを空輸で選びました。

ステンレスタンクでの発酵、醸造ですが火山性の土壌とマセラシオンによってミネラリックでハーブの風味があり、そのニュアンスと果実味が一体となった他にはないタイプのリースリングです。

まろやかでコクのあるエレガントなピノ・ノワールです。アールの王道と言えると思います。バリック新樽で17か月熟成。

それぞれのワインの説明と醸造所のことはリンクした商品ページに書いてあるのでそちらもお読みいただけるとうれしいです。



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2018年07月20日

北海道出張の様子 ワイン会、試飲会、ぶどう畑、動物園

7月中旬に北海道に行ってきました。その様子をざっと書きます。


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夕方に到着しその日の夜は札幌でワイン会でした。
ソムリエの池田さんが規格のワイン会で、会場は前から面識のあるドイツワインをメインに扱っている祥瑞札幌でした。
静かにしているつもりだったのですが、20人弱と会場が満席となった中の参加者のみなさんが興味を持ってくださったので、造り手、土壌の話、残糖と収穫糖度、酸の関係の話など色々と熱を持って話して、皆さんに喜んでいただけました。
ドイツらしい料理も出てきて、アイスバインとはマルティンの深みのあるリースリング、ヒューナーベルク・トロッケンととても相性です。
芽キャベツとベーコンのソテーとアイフェルのロートリーゲンデンの相性の良さにも驚きました。


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翌日にはワインコンプレックスサッポロという試飲会に出展しました。
ずっと応対する、というかなんじではありませんでしたが、ヴァインベルクのブースに来てくださった方はとても関心を持ってゆっくりと試飲されていました。おいしい、とみなさんが素直に口にしていたのがうれしかったです。
色々な系統の方とお話ししました。北海道の飲食店でもっと気軽にドイツワインが飲めるといいなあと思っています。


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土曜日の夜は滝川のプティラパンでワイン会でした。。ワインの造り手などもいらっしゃる仲のいいグループの集まりでの企画で、ヴァインベルクとしての会はもう3回目となりました。みなさんとても楽しみにくださっていて、今回も和気あいあいした雰囲気で、料理もワインもよくて、とてもいい会となりました。
今回は、マニアックなドイツワインというお題をいただいていたので、ふだんのヴァインベルクの会とは異なるラインナップです。それでもドイツワインの魅力が伝わっていたと思います。
フランケンのバッフスとシュヴァルツリースリングはヴァインベルクのワインではありません。ヨステンウントクラインのリースリングとピノ・ノワールは少量のみ入荷したものですが、近日中にネットショップでの販売を開始し醸造所を訪問した時のこともブログに書きます。最後の2本は王道なタイプですが、日本ではあまり出会わない系統かと思います。落ち着きがあり風格も感じました。


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魚介系の前菜とフランケンの白ブレンドのファインヘルプのトゥウェンティーシックス、ファルツのシュピンドラーのソーヴィニヨンブランがいい合わせ方でした。
肉の前菜とは樽の風味と果実味のバランスがすばらしいミッテルラインのリースリングと相性が良かったです。


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マスにはいくらものっていて、ワインと合わせるのは難しいのでは、という話をしていたのですが、クナウスの亜硫酸無添加のトロリンガー2015が、同じトーンで風味もあっていて、違和感なく楽しめてびっくりしました。
メインは鴨肉でしたが、アールのピノ・ノワールとばっちりでした。


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後半は、千葉ヴィンヤードの千葉さんと行動していました。ドイツワインからワインの栽培、醸造の世界に入った方なので、必然として知り合いになりそれ以来何度も会っています。北海道に来た時には岩見沢、滝川では彼に案内をしてもらっています。
千葉さんは昨年ワインを初リリースしました。ぶどうはその前から育てているのですが、その苦労をたくさん聞いています。今年は雨が多く日照時間が少ないので花が落ちてしまっていてだいぶ収穫量が減るということです。品種ごとの違い、苦労の話も色々と聞きました。
消費者は、できたワインこそが全てになりますが、どうやってできたのか、ということを知るのも大切なことだと思います。特に家族経営の中、小規模の生産者のワインは、人柄もワインに出るので知ったほうがワインを飲む上でも楽しいかと思います。ヴァインベルクではドイツワインの生産者のそういった部分をできるだけ伝えられるようにと考えています。


最終日は旭川動物園へ。
途中まで土砂降りでしたが、途中で止みましたし満喫しました。


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姿がかわいい、だけでなく、生態が見れた時がよかったです。
見せ方や説明文などで、動物園の愛も感じられて、評判がいいのがよくわかりました。
シロクマなどのもぐもぐタイムも見ることができました。
北海道に生息する動物もいくつもいたのですが、ぶどう畑に出没する動物もいて、千葉さんは天敵だと話していて、かわいい、だけでなく色々な側面があるとあらためて思いました。


ラーメンも何杯か食べましたし、北海道を満喫しました。
ドイツワインに関しては、みなさん抵抗なく受け入れてくださっているので、もっと北海道にもドイツワインの良さが広まるといいなあと思っています。バッフスやケルナーという北海道で作られているワインだけでなく、ドイツを知ってほしいなあと思っています。

東京は連日暑い日が続いていますが、少し離れられてよかったです。でも温度差(湿気も含めて)がすごくて、戻ってきてから少し弱っています。



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2018年07月12日

ドイツワインと鱧づくしの会の様子

先日の高円寺の和食のお店、徳竹での鱧づくしの様子を書きます。
その週末は、西日本が大雨で大変な時でしたが、前から決まっていた会ですし取りやめても意味がないと考えたので予定通り開催しました。
鱧は西日本、九州で獲れるのですが、漁は行われていたそうですが、流通がストップしていて築地に入る量がかなり少なく、徳竹さんはぃくつかの店をあたり人数分の鱧を確保したそうです。価格もかなり高騰していたそうで、ご苦労をおかけしましたが、この会のためにご尽力いただき感謝しています。


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ワインは、数日前に料理が確定し、ヴァインベルク店主がワインを考え、料理内容をお聞きしながら相談をして、内容や順番を決めていきました。

ロートリーゲンデン リースリング ファインヘルプ/ベルンハルト・アイフェル

ワインは7種類です。鱧といっても調理法や味付けが異なるので、さまざまなタイプのワインを選びました。
ゼクトも最初の乾杯用でなく、料理と合わせるために3番目にしました。とはいえ、1番目から違和感のないスムーズな流れ、というのも考えていて、その通りいけたと思います。


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最初ははんぺんと豆腐です。豆腐は鱧ではありませんが、名物ということで加えられていました。
料理の下のマットは、徳竹さんの息子が書いたそうです。センスが素晴らしいです。


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3番目はトウモロコシのスープ、焼き鱧入りです。
3つとも、少し残糖があり酸ももありボリューム感のある①のリースリングと相性がよかったです。
重ためでしっかりした味わいの豆腐とは①は同じトーンということで楽しめて、②のファルツのヴァイスブルグンダーは調味料というような感覚で楽しめて、2つの違いがとても興味深かったかと思います。


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定番の湯引きには2種類ワインを合わせようと考えていました。
リースリングと別のもの、と考えていたのですが、梅肉、酢味噌、胡麻酢と出していただくことになったのでこれらと
相性がよさそうなものを選びました。
リースリングは、深さがある辛口がいいかなあと思い④のモーゼルのミュレンのヒューナーベルクのシュペートレーゼ・トロッケンにしました。
もう一種類は、同じトーンになりそうだというなんとなくの閃きで、③のロゼのゼクトを選びました。
ゼクトは、少し不安でチャレンジだったのですが、これがとても良い組み合わせで驚きました。このゼクトを飲んだことがある方は容易に想像できると思いますが、特に梅肉との相性が素晴らしかったです。
ゼクトは、一緒に楽しむ、という感覚で、リースリングは、マリアージュという感覚でより深いところで一体となっていました。個人的にはリースリングと酢味噌を合わせた時が一番好みでした。


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八寸とはどのワインも違和感なく楽しめました。その中で特にワインと合わせて面白かったのがカラスミ和えでした。
白でもどれでも興味深い相性でしたが、⑤のヴュルテンベルクのクナウスの軽やかだけどしっかりと味のあるトロリンガーともよかったです。
写真撮っていませんが、鱧と揚げ水茄子の葛煮ともこの赤は合いました。このトロリンガー、先日の天ぷらの会でも大活躍で、野菜中心だったり繊細な料理との相性がとてもよい、使い勝手のいい赤ワインです。夏にも良い、食事と合わせていて楽しい、と参加された方にも大好評でした。


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鱧ザクは焼いた鱧を土佐酢で味付けしたものです。甘口と合わせてみようと考えて、⑥のザールのファルケンシュタインのカビネットを選びました。やわらかさで甘みがとけ込み、味付けがポン酢テイストなので酸が同調して、面白い相性となりました。甘口、というのが気になりません。


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お茶漬けはワインは関係なく楽しんでいただこうと思っていましたが、飲みながらでも違和感がなかったです。

今回はデザートがないので最後は甘口ワインと考えたのですが、重ためで締めたほうがいいのかなと思ってゲヴュルツトラミナーのアウスレーゼにしました。落ち着きのある甘みで、重さ、複雑さもあり、流れを断ち切ることなくきれいに締められたかとも思います。

同じ食材でも、料理屋や味付けによってワインと合わせる場合は楽しみ方がたくさんある、というのを示せた会になりました。鱧は、ヴァインベルクのやさしさとコクのあるワインだからこそ、というのもあると思いますが。お店の方も後でワインと試してみて驚かれたそうです。

今回も17人と多めの人数となりましたが、みなさんに喜んでいただけた会となりホッとしています。
徳竹さんの料理もみなさん喜んでいただき、こちらで開催できてよかったです。


最後に今後の予定です。

7月26日(木) 蕎麦屋の料理と熟成、甘みのある白ワインの会 19時開始 会費10,000円
鴨鍋の会が好評だった大野屋での2回目の会です。今回は夏ということで、出汁、うまみのある蕎麦屋さんならではの料理と白ワインを合わせます。この会ではトロッケン(辛口)だけではなく、熟成や少し甘みのあるリースリングも数種類入れます。


8月4日(日) カビネットから貴腐ワインまで甘口ワインの会 14時開始 会費7,500円
ヴァインベルクとしては初めての甘口ワインに特化した会です。現在ドイツでは圧倒的に辛口系の比率が高く、ヴァインベルクのラインナップも同様ですが、甘口ワインも変わらずおいしいので、そういったワインを楽しむ会を企画しました。
甘いと言っても色々なタイプがあることを知っていただける内容になります。リースリングはモーゼル、その他の品種は他の産地です。
最後は、ヴァインベルク輸入ではありませんが、フランケンのユリウスシュピタールのトロッケンベーレンアウスレーゼ(貴腐ワイン、TBA)
をお出しします。
食べ物も少しお出ししますが、マリアージュというような合わせ方はしません。

どちらも投稿した時点ではお席ございます。
facebookをされていない方はお申し込みはヴァインベルクのホームページのお問合せページからも可能です。




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2018年06月21日

つな八別館つのはず庵での天ぷらの会の様子

天ぷらの会の様子を書きます。
つな八の志村社長と意気投合し、ヴァインベルクの会をやらせていただけることになり、新宿のつな八別館、つのはず庵にて日曜の昼間に会を行いました。
早い段階で満席となっていたのですが、直前で減ったり増えたりというのを繰り返し、その階の定員ぎりぎりの24名の方にご参加いただくこととなりました。和装の方も何名かいらっしゃり華やかな会となりました。

数日前に料理内容をお聞きして、その料理にワインを選ぶ、というスタイルとなりました。一度こちらのお店で天ぷらを食べながらヴァインベルクのワインを何種類か飲むという機会があったので、全くの想像で合わせた、というわけではありませんが。後で書きますが、なかなかすぐには考えられないような難解なものもあり、ワインを選ぶのに時間を要しましたが、でもとても楽しみに当日を迎えました。
天ぷらはいくつかのパートに分けて提供、とうことだったので、ネタごとの相性だけでなく、そのパートでよさそうなものを選択し、なおかつ、一つのワインだけでなく、常時2種類はワインがあって楽しんでいただくような形にしました。


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ワインは6種類です。
リースリング アポテーケ トロッケン 2016 /ベルンハルト・アイフェル(モーゼル)
ロゼ 2016 /クナウス(ヴュルテンベルク)
ヴァイスブルグンダー 2016 /シュピンドラー(ファルツ)
リースリング QbA 2014 /マルティン・ミュレン(モーゼル)
トロリンガー 2016 /クナウス(ヴュルテンベルク)
レッドワイン(シュペートブルグンダー) ゾンネンベルク 2015 /ファルケンシュタイン(ザール/モーゼル)

昼ということもあり重ためのワインは選びませんでした。
ゼクト(スパークリングワイン)を入れるか迷ったのですが、種類多すぎて情報量が多いよりは、1種類の量を多くしたほうが、と考えて入れませんでした。

4種類の塩をつけながらなので、個人の感覚の違いがあったりするので、ヴァインベルク店主が印象的な組み合わせを中心に書いていきます。


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とうもろこし豆腐とスズキのマリネには、酸があるけれどやわらかさもあるアイフェルの前の等級だとシュペートレーゼ・トロッケンのリースリングがぴったりでした。


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最初の天ぷらのパートは海老、稚鮎、野菜(いものような人参とズッキーニの一種)です
①に加えて②のロゼも提供しました。このロゼは海老、稚鮎だけでなく、この後の天ぷらとも相性がよく万能でした。白ワインの要素、黒ブドウならではのうまみ、などいくつかの要素で、天ぷらとの接点が多く、そしてやさしい味わいだからかと思います。
お寿司とワイン、などと一緒で、ネタに合わせる楽しみもありますが、ずっと寄り添えるワイン、という側面で感じるのも楽しいし大事だと思っていて、このロゼはその役割を果たせるワインで、参加者にもとても好評でした。


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鱧と烏賊です。
なんと烏賊にはザウアークラウト(キャベツの酢漬け)が。打ち合わせでは聞いていなかったのですが、料理人の方がドイツということで遊びを入れてのチャレンジをしてくださったようです。ワインうんぬんの前に、とてもおいしくてびっくりしました。
③のヴァイスブルグンダーを提供しましたがどちらも悪くなかったです。ただロゼやこの後の甘口、赤の印象が強くなったようで少し埋もれてしまったようになってしまいました。つな八の天ぷらはごま油で揚げているということもありこのワインが一番定番かなあと考えていたのですが。
先の烏賊とは、もうこの時点では全員が残っているわけではんかったのですが、①のリースリングと合わせた方が絶賛していました。ポイントは酸のトーンが一緒だったからだと考えます。


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愛知の大浅利、燻製の鯵です。
大浅利には甘めのたれがついているのですが、④のモーゼルのやや甘口との相性が素晴らしかったです。味のポイントで合うのではなく、日本酒のように、包み込むような相性です。ほどよい甘みがいい作用をしていました。
⑤のトロリンガーもこのタイミングで提供していき、大浅利とも試しましたが、④が一番相性が良いと感じました。それがなければこの赤とも十分満足できる組み合わせ、と感じたと思うのですが。
鯵とは④も⑤っもよかったのですが、②のロゼともやはりいいなあと感じました。


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グリーンアスパラに生ハムがのっています。半熟卵の天ぷらつきです。こちらもワインうんぬんではなく芸術的な創作天ぷらでした。⑥のピノ・ノワールも含めわりとどのワインでも楽しめると思いましたが、個人的にはワインが主張しない⑤のトロリンガーに食べ物の味の強さが入ってきてちょうどよいと感じました。
この後の穴子はつゆをつけて食べたのですが、⑥のほうがよいのかと周りの人とも話していたのですが、合わせてみたら⑤のほうが相性がよく感じました。果実味が天ぷらだと少し難しいかなと感じました。ピュアな味筋で果実味の濃いものでも熟成したものだとまた印象が変わるのかなと思いましたが。
小海老のかき揚げの天丼も同じような感想を持ちました。
昨年の天ぷらの会のお店では天丼とクナウスのレンベルガー、茜坂での会ではラインガウのの相性がとてもよかったのですが、油、たれ、食材などいろいろな要素で相性が変わってくるのが天ぷらとお酒の難しいところであり面白く思えるところでもあります。

デザートは抹茶のムースです。
2時間半くらいで終われればいいなあと考えていたのですが3時間経ってしまいました。
昼から濃い、みなさん大満足の会となりました。
そして、天ぷらとワイン?ドイツワイン?赤ワインと合わせるの?などというみなさんの?を振り払える、説得力のある内容になったかと思います。
和食とドイツワイン、はこれからも色々とやっていきます。


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志村社長も参加してくださり一緒に食べながら感想を言ったり、天ぷらの説明をしてくださりました。
画像は取り扱っている野菜の農園の説明をしているところです。
色々と熱く語ってくださり、この会のことも褒めてくださりとてもうれしかったです。
9月にはこちらのイベントで天ぷらに合わせてヴァインベルクのワインを提供する、ということも決まりました。

それぞれの方がそれぞれの楽しみ方のできた会になったのではと思っています。
ただ、人数が多いことによる難しさも感じました。もっとドイツワインの話を聞きたかったという方がいらっしゃってもと話したほうがよかったかと思ったり、提供のタイミングが後半になるにつれずれていったので、ワインの提供のタイミングが少しうまくいかなかったり、と今後に向けて考えなくてはいけないなあという課題も見えました。
これからもいい会にできるよう努めていきます。


7月の会は2つ決まっているのですが、8日の高円寺徳竹での鱧の会はおかげさまで満席となり、キャンセル待ちとさせていただいています。
26日の代々木八幡の大野屋での「蕎麦屋の料理と熟成、甘みのある白ワインの会」はまだお席ありますので参加者募集中です。
詳細はfacebookのイベントページでご覧いただけます。参加申し込みはヴァインベルクの問い合わせページからでも可能です。



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