2019年04月07日

ヴァインベルクの今後のワイン会、セミナーなどのお知らせ

ファルケンシュタインのヨハネスの来日のワイン会(ブログ記事はこちら)も無事に成功しましたが、今後のヴァインベルクが関わるワイン会、イベントについてまとめてみました。
最後には4月後半の発送業務休止のお知らせも書いています。 

ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookからだけでなく、、ホームページのお問合せページからでも受け付けています。


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5周年記念パーティ@新宿リースリング

5月11日(土)13時開始 (最終入場時間14時30分、ワインの提供終了時間15時30分) 会費5,000円
https://www.facebook.com/events/371154883472870/

ヴァインベルクの5周年を記念しての会を開催します。5年間で輸入した醸造所のワインを一堂に揃え(各醸造所1種類ずつで10種類以上)、ワインも料理もお好きな形で楽しんでいただく形とします。途中入場退出可能な会です。
この日はヴァインベルク店主の誕生日でもあり、お祝いモードのアットホームな会になるかと思います。

5周年記念ワイン会@新宿リースリング
5月11日(土)18時開始 会費7,500円
https://www.facebook.com/events/416791038896739/

11日の夜は同じ新宿リースリングで、ふだんのヴァインベルクのワイン会と同じ着席での形式でワイン会を行います。
この会では、秘蔵ワインやふだんのワイン会では提供しないワインも提供予定です。この会は料理からワインを選ぶのではなく、ワイン先行でのセレクトとなりますが、料理もこの会のための特別メニューです。
こちらの会は定員制で、お席はあと数席となっていますので、興味のある方はお早めのお申込みをおすすめします。

第4回ドイツ語の話とドイツワインの会
5月26日(日)14時から16時 会費5,000円
https://www.facebook.com/events/1681979825278986/

大学でドイツ語を教えられている境先生に、ドイツワインに関係するドイツ語の話をしていただく会です。
ドイツ語講座ではありませんので、どなたでもご参加いただけます(ある程度の知識があるとより楽しめますが)。
会の後半はおつまみと一緒にドイツワインを飲みドイツ語に関する会話をお楽しみいただきます。
今回の会はまだテーマは決まっていませんので決まりしだいお知らせします。


まだ詳細が決まっていない会も日程のみお知らせします。

これらの会のfacebookのイベントページは4月中に作成予定です.
日程も変更となる可能性があることをご了承ください。
お申し込みはイベントページ作成後からとさせていただきます。

6月2日昼 もつ焼きでランチ 東中野晴れときどき・・・ 会費5,000円程度
2月の回が好評でしたので第2回を開催します。もつといってもここの串焼きは上品でドイツワインとの相性がとてもよいです。

6月22日夜 ケーニッヒでドイツワイン 
ソーセージなどを製造するケーニッヒは飲食店も運営しています。武蔵小金井もしくは吉祥寺での会となります。シュパーゲルもまだ間に合うかと思います。

7月6日夜 鮎料理とドイツワイン 高円寺和食処徳竹
鱧、河豚に続くこちらでの会は鮎づくしの会となります。ドイツワインと鮎も相性がよいです。

・田崎真也ワインサロンでのセミナー
昨年50人弱の方が集まり無事に終えることができたワインスクールでのセミナー、今年も開催が決定しました。
今回はリースリング以外のワインによってドイツワインの魅力と現在のドイツワイン事情をお話ししようかと考えています。
6月26日水曜日の夜の開催を予定しています。来月のメルマガでは詳細はお知らせできると思います。近日中にワインスクールのHPでも告知、申し込みが始まると思います。
昨年のセミナーの様子はこちら

・アムラインでのドイツワインセミナー
横浜の関内にあるドイツワインバー・アムラインにてドイツワインセミナーを毎月開催しています。
4月13日の赤ワインと木樽の話の回はほぼ満席ですので、5月の会のお知らせをします。

 5月18日 14時から16時 会費4,000円(プチおつまみ付き)
https://www.facebook.com/events/2610115065670761/

4回目となる5月はドイツワインの産地と土壌の話をします。各産地の特徴をお話ししていきますが、ドイツは、各産地で同じような品種が植えていたりして、その中での個性という部分でテロワールが重要となります。土壌がワインに与える提供は大きいので、土壌(地質)の話もします。産地、土壌のそれぞれの個性をつかむというような試飲内容ではなく、違いがあるということを感じていただければ、という内容を考えています。
6月は15日で、ヴィンテージによる違いと熟成したワインをテーマに考えています。 

・発送休止のお知らせ
4月下旬にドイツに出張に行くため、発送作業をその期間休止させていただきます。
4月20日から5月2日までは発送業務は一切行いません。
ご注文の受付は4月18日までとなります。お支払いでお振込みをご希望の方は18日までにお振込みをされた方のみ発送が可能となります。
5月の連休後半は発送作業をいたしますが、3日以降、ご注文後1日もしくは2日後の発送となる可能性があることはご了承ください。お振込みの場合は、発送はこちらが口座への入金を確認できる7日以降に発送をいたします。
飲食店、酒販店への卸販売も同様の期間、発送は休止となります。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
赤ワインを中心に在庫が少ないワインが多数ございます。大半は再入荷の予定のないワインですのでお早目めのご購入をおすすめします。

よろしくお願いします!


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 14:33| ヴァインベルクお知らせ | 更新情報をチェックする

2019年03月31日

ファルケンシュタインHofgut Falkensteinのヨハネス来日その3彼の発言とその感想のまとめ

ファルケンシュタインのヨハネスの来日の様子、前回の記事ではワイン会の様子などを書きました。それらの会や二人で話していたことについて、みなさんにも知ってもらいたいという内容をまとめます。


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このように彼はワイン会などで熱く語っていました。色々なことを話してはいましたが、核となるポイントはそんなに多くはないのです。
また、お会いした方々から、ヴァインベルク当主と話す時は熱い口調ではない、ワインの話をあまりしていないと何人かの方に言われましたが、もうすでに彼のワインのへの気持ちは伝わっていいますし彼もそれをわかっているので、冗談を交えながら色々な話をしていました。とはいえ、二人の時には、けっこう真面目な深い話もしていました。


ファルケンシュタインという醸造所で最も大切にしていることは、自然に対して敬意を払い、そして尊重する、とうことだというのはワイン会に参加されたり彼と話をした方は感じたと思います。
自分たちは自然の営みによって活かされているということを忘れてはいけない、というのがファルケンシュタインを設立したヨハネスのお父さんの根本にある考えで、それはヨハネスにも受け継がれています。
そして、活かしてもらっているのだから、遅霜や雹、雨、日照不足によるカビや病気が発生しても、自然を恨むのではなく、その中でどうしていけばいいか考えるだけだ、というように話しています。
温暖化は天候の変化というマイナス影響だけでなく、ぶどうは熟すようになって毎年クオリティの高いワインが作れるようになったプラスの面もあるのですが、暑すぎてこれから彼らの求めているスタイルのワインが造れていけなくなる可能性もあります。そうなっていってもテクニカルな部分でどうするというのではなく、環境の変化を受け入れて自然の最良の状態を表現できるようなワインにしていきたい、と彼は語っていました。
また、醸造の技術によってではなく自然が表現されたワインにしたい、というのも先の考えによるものです。そのため畑の個性やヴィンテージのによる違いがワインに表れています。どのワインも、軽やかでローアルコールでなおかつ酸による骨格のあるきれいでピュアなワインではあるのですが、ちゃんとそれぞれに個性が表れているのが、そういった考えによるものだということを感じ取れます。けして醸造によって自分たちの思う方向に向けるということをはしていない、というのも今回どの会でも話していました。彼らのワインは収穫して果汁となったワインは1000リットルのフーダーの木樽に入ったら、自然酵母によって発酵され、発酵が止まりワインが出来上がるまでは人の手は加わっていないのです。
また、リースリングは自根も含む大半が樹齢50年以上の樹のぶどうで造られているので、テロワールも含めて恵まれているので、人が介入しなくても、しっかり栽培し(オーガニック栽培です)、良いタイミングで収穫し、いい実を選別して選んでさえすれば、良いワインとなるのです。と単純そうだし簡単に見えることですが、実は難しいことを当たり前に彼らは実践しているのです。
自然派ワインといったタイプとは異なる手法や味わいのワインですが、ファルケンシュタインのワインは自然なワインなのです。それはファルケンシュタインだけでなくヴァインベルクが輸入するどの醸造所のワインにも当てはまることではありますが。

自然を表現したワインにしたい、いわゆるテロワールが表現されているワイン、という考えのもと彼らのワインは造られていますが、息子のヨハネスが醸造所の中心になってきたこの数年からは、よりテロワールということを意識するようになっています。ファルケンシュタインのワインの大半はリースリングですが、リースリングは同じ畑名で同じ等級のワインが複数の木樽で出来上がっても、それらをミックスしてリリースするのではなく、それぞれ別のワインとしてリリースているのですが、ヨハネスはより細分化したエリアごとに分けてそれぞれ別のワインとしてリリースするようになっています。テロワールの少しの違いでもワインとして大きく異なることもあり、分ければそれぞれの個性が見えるので、そういったワインにしていきたいという考えです。混ぜたほうがプロモーションはしやすいのですが、量は多くなく取引先はほぼ決まっているので、好みのワインをそれぞれが選んでもらえればよいと考えているのです。自分たちの理想というだけでなく、販売先にもこのほうが良質なワインを提供できるということもあるのです。
100年前の地図では、今の畑名から最も細かく分かれていてそれぞれに畑名があるのがわかるのですが、その当時ですでに、それぞれのエリアに個性があるということがわかっていたのです。その部分をヨハネスもぶどうを栽培しワインを造っていく中で感じたからこそ、このやり方にこだわるようになりました。

また、すぐそばにはシャルツホーフベルクという世界的に有名な畑があります。有名になったのは長年良質なワインを著名な造り手が造ってきたからで、今はブランドとして確立している側面があります。
ファルケンシュタインの所有する畑は、著名な醸造所がほとんど所有していないためあまり知られていない畑です。しかし、オイヒャリウスベルクはシャルツホーフベルクの地質とほとんど変わらないそうです。今はブランド力はないけれどいい畑からいいワインを造っていくことが自分たちの氏名で、いづれは所有する畑も知れ渡ってほしい、と語っていました。といっても彼らはブランド力に頼らず今と同じワイン造りをしていくであろうことは容易に想像できます。
そして、もうすでに彼らのワインは、評論家やガイドブックで評価されています。彼らがいいワインを造ることによって畑の価値が上がっているのです。前回の記事でも書いた通り100年前には良質な畑とされていた畑も、20世紀にはテロワールを表現する造り手の良質なワインが造られていなかったので忘れられていた畑となっていたのを、ファルケンシュタインが復活させたのです。

自然を尊重してワインを造っているのですが、けして自然にまかしきりなわけではないのも彼らと話しているとわかります。自然を表現するためにできることはしているのです。果汁を絞ってから樽に入れる時にはストレスをかけないようにしたり、スクリューキャップではなくコルクににしてるのも根拠があったりと、より良いワインにするためにできるだけの努力をしています。そしてやり方は年々、変化、進化させより方向を目指しいているのです。彼らのワインはクラシカルなワインと表現されてますが、けして古い手法のままなだけ、ではないのです。
コルクは2015年産まではブショネが多かったのですが、メーカーを選んだり人の手で選別された少し割高なコルクを使用するなど、といったことから変化、進化ということを感じ取れるのです。

もうひとつ今回感じたのは、ヨハネスは熱く語りますが、それは情熱で勢いで話しているだけではない、ということです。それらの話にっは根拠や裏付けがあり、しっかり調べたり実証した上で話をしているのです。研究熱心で勉強家ということが今回よくわかりました。彼らのワインに関わることだけでなく、ザールやモーゼルのワインの歴史やまわりの醸造所のこともよく知っているのです。このことには少しびっくりしました。


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そういった彼らの想いや考え方をみなさまに伝えることはインポーターとして大事な役割だと感じています。彼らと接するほど、彼らの想いをしっかりと届けなくてはという気持ちになります。おいしいワインを選ぶだけではなく、そのことも重要だと考えています。
なので、今回多くの方にファルケンシュタインはどういった造り手なのか、というのを感じてもらえたことをとてもうれしく思っています。しして参加できなかった方のためにこうして文字として残しているのです。

上の写真からは二人の信頼関係も感じていただけるかと思います。ワインの話はたくさんしますが、それだけでないし冗談も言い合っています。この5年で、お互いを信頼し分かり合っている関係を築いていけたと思います。そして今回の滞在で長い時間一緒にいたので、よりお互いのことをわかることができました。このことは今度の関係の中でとても重要だと思いました。
彼らはいいワインを造り、それを私が日本で売る、それだけのことですが、信頼があることによる違いはあると思います。そして今後もみなさまに素晴らしいワインをお届けしていきます。



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posted by ヴァインベルク at 10:48| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする

2019年03月30日

ファルケンシュタインHofgut Falkensteinのヨハネス来日その2ワイン会の様子など

ザール(モーゼル)にある醸造所ファルケンシュタインのヨハネスJohannes Weberの来日レポート。前回は日本で食べたものについて書きましたが、今回はワイン会の様子などです。


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来日2日目の夜は新宿のリースリングでワイン会を行いました。ヴァインベルクのお客さんだけでなくお店のお客さんも参加され22人の方が参加されました。
この会ではファルケンシュタインのいろいろなタイプのワインを飲んでいただきたいと考えてリストを組みました。
その6種類に加えて、サンプルとしていただいていて保管していた2014年のファインヘルプのマグナム(1500ml)もこの機会にと提供しました。熟成しての落ち着きと複雑みがあってまた異なる魅力があり、参加されたみなさまにも喜んでいただけました。


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料理はワインに合わせて組み立てて、この日のための特別料理もありました。
前菜では、菜の花、タラの芽、アスパラを生ハムで巻いたもので、苦みもある野菜は、ザールのフレッシュ感があり酸味とコクのあるリースリング辛口ととても相性がよかったです。
ファインヘルプ(中辛口、中甘口)はクリーム系のソースのホタテやパスタとお楽しみいただきました。


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シュペートブルグンダーはオレンジソースの鴨のグリルと。うすうまの赤ワインと鴨のうまみが心地よく融合していました。
デザートのライチシャーベット、イチゴソースがけも深みのあるカビネットとばっちりでした。


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リースリングの松下さんと。最初はこのように大人しそうだったのですが、このまま醸造所の説明になっていたらヒートアップして、ヴァインベルク店主が冒頭のあいさつをしないままスタートすることになりあたふたしましたが、途中からはうまくコントロールしながらやっていき、参加された方が喜ぶ会とすることができました。
ヴァインベルク店主はドイツ語の通訳はできず、英語で訳しました。が、堪能ではなく、彼がわりと長く話すので、ようやくという形で日本語でお伝えしました。熱が入ってくると例えを交えながら熱弁するので(マシンガントークと呼んでいました)、通訳は大変だと皆さんが少し同情もしてくださいました。

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リースリングには、100年前のモーゼルの地図があり。ザールのエリアの彼の所有する畑も良質な畑として赤色で記載されているので、そのことに関しても熱弁していました。
この当時はとても良い畑とされていたのですが、著名なワイナリーが所有していなかったので20世紀は畑名を忘れさられていたのですが、彼のお父さんが醸造所を始めてから、それらのの畑の良さが再発見されたのです。


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4日目の夜は銀座のローゼンタールでワイン会でした。お店のお客さんが中心で16人の参加者で、席はぎゅうぎゅう詰めで熱気のある会となりました。
ローゼンタールでは甘みのあるワインも料理と合わせるので、最後だけでなく甘みのあるワインを入れて、カビネット、シュペートレーゼも料理と合わせ、順番も料理に合わせてで甘さの順番で並べたのではないリストとなりました。
この会では2016年のヘレンベルクと2015年のゾンネンベルクのファインヘルプも入れました。ヴィンテージや畑のテロワールの違いで、甘みだけなく、複雑みや果実味の感じ方が異なることを感じていただけました。


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野菜(有機野菜です)が多めの料理で、ヨハネスも気にいっていただけました。日本食の違う側面の魅力をここの料理で感じていただけました。いちごも入ったサラダやたことわかめのからし和えも気に入ったと言っていました。


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島田さんの人柄も含めてローゼンタールが大好きとご機嫌でした。会が終わった後も1時間くらい話していました。
この会でも彼のマシンガントークは炸裂していましたが、数日間一緒にいたので、彼が何を伝えたいかがわかってくるようになったので、日本語の説明もわかりやすくすることができたのではと思っています。


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3日目には人形町で試飲会をしました。来てくださった方にヨハネスは丁寧に説明をしていました。
ワインのテクニカルな説明よりも、どういう想いでこのワインを作っているのかということが伝わるような話をしていました(こちらからもそういう話を中心にと事前にお願いはしていましたが)。
その後は同じ場所で、知人とのホームパーティを行ったのですが、そこでは、ヨハネスに持ってきてもらった2018年のファインヘルプと甘口シュペートレーゼ、ヴァインベルク店主が保管していた販売を終了させている2013年のシュペートブルグンダーと2012年のホーフベルクのアウスレーゼも飲みました。
2018年のワインは、来月ドイツで試飲もしてから注文は最終決定させるのですが、みなさまの反応は参考になりました。まだ若いし本領も発揮されていない状態ですが、どちらも好印象でした。
2013年の赤もみなさん喜んでいました。中にはザールの赤で初めておいしいと思った、という方も。何種類か候補があって、ヨハネスにふぉれがいいと訊いたらこのワインを選びましたあ。2013年の赤は彼のお気に入りだそうです。このワインはマセラシオン・カルボニックをしていて果実味の濃さが少しあるのですが、それでも軽やかで、なおかつ深みがあり、熟成したこともありより魅力的なワインになっていました。パッととみのすごさはないけれどいいワインと感じるタイプ、の代表のようなワインです。
アアウスレーゼは、最初に輸入した時のもので、ストレートな果実味の丸みのある甘さがとても心地よかったです。

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初日に一緒に食事をした虎ノ門のワインショップ、カーヴドリラックスの別府さんに会いにお店にも。いいラインナップとヨハネスも言っていました。こちらにはファインヘルプ2017が置いてあります。
また、試飲会に来てくださった江古田の酒屋さんアサヒヤワインセラーにもファインヘルプとカビネット17があります。


同行した4日間、ずっとファルケンシュタインのワインを飲んでいましたが、あらためて彼らのワインを良さを感じられました。
一言で言えば、どのワインも、きれいでピュアでなおかつ深みもあるワインなのです。彼らのワインへの想いから、その一貫性を感じられました。そして、テロワール、自然を表現したいという言葉通り、それぞれのワインに個性もあるのです。

今回の滞在でヴァインベルク店主が感じたことは次回にじくりと書こうと思っています。



ファルケンシュタインのワインはこちらから
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posted by ヴァインベルク at 23:56| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2019年03月28日

ファルケンシュタインHofgut Falkensteinのヨハネス来日その1色々な日本食を食べました

3月下旬にザール(モーゼル)にある醸造所ファルケンシュタインのヨハネスJohannes Weberが日本に来てくれました。
この醸造所を始めたお父さんと親子2人でやっている小さな醸造所で、瓶詰め作業などの忙しい合間を縫って、ヴァインベルクのために時間を作ってきてくれました。
とはいえ4泊でかなり時間が短いので、色々とつめこんで日本を知ってもらいました。
2つのワイン会、1つの試飲会。1つのホームパーティをして、その他にも色々なタイプの日本食を食べてもらいました。
ワイン会のことは次回に書きますのでまずはそれ以外のことを書いていきます。

ヨハネスは日本に来るのが初めてですので、できるだけ色々な日本食を食べてもらい、お店も色々なところに連れて行って日本の文化と日本を知ってもらうおうと考えていました。
旅程は、核となる部分だけは事前に決めていましたが、彼が日本に来てから決めた部分も多々あります。


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夕方にバスで成田から新宿に到着し合流しました。荷物を置いてからまずは中井green glassへ。
ヴァインベルクのワイン会も何度か開催しているところです(過去の会はこちらから)。
蕎麦の前に軽くつまみを。静岡おでんも食べました。
彼はワイン以外にはビールも好きということで、ビールも何種類も今回の旅で飲みました。
日本酒はアルコール度数が高いのと酸が少なく重ためなのであまり好みではないということで、今回は一杯飲んだだけです。


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最後は蕎麦を。ここでは産地で異なる蕎麦を提供して、ヨハネスにも体感してもらいました。
ぶどうと同じようにテロワールで品種や味わいは異なる、という話をしたら納得していました。
ここでのワイン会では、蕎麦に合わせてファルケンシュタインのワインを選ぶことが多かったので。特別に持ち込みさせていただき体感してもらいました。甘口のカビネットに加え、2週間前に瓶詰したばかりの2018年のファインヘルプを持ってきてくれたので、同じエリアのヘレンベルク・ファインヘルプを蕎麦に合わせていたので試しました。
産地違いで中甘口と甘口、相性が良いものがそれぞれ違って興味深かったです。


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赤坂に移動し、ヴァインベルクのワインも扱っていただいている茜坂へ。和食にワインを合わせているお店ですが、ワインに合わせて料理を作っているのではなく、料理にワインを合わせている、というのが特徴のお店です。
ここでは竹の子やお椀などいわゆる和食を体感してもらい、ワインとの相性も感じてもらえました。うまみや出汁というのを、言葉は知っていても本来のものを知らなかったので、かつおと昆布の出汁を飲んでもらったり、複数の味噌を試食してもらったりもしました。
虎ノ門のワインショップ、カーヴドリラックスの別府さんも同席し、色々な話をしました。

その後は同系列のあじる亭に移動し、酸があるほうが好きということで、ベルギービールのランビックぽさのある日本ワインのペットナットを飲みました。祝前日で混み合っていたので、日本のお酒の席の雰囲気も感じてもらえました。


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2日目はまずは高田馬場でラーメン。醤油か味噌どちらがいいと訊いたら味噌ということだったので北海道の純すみ系のお店へ。熱いと言っていましたが気に入ってくれました。チャーハンも食べました。

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池袋に移動し。曇りの予報でしたが晴れ間も出ていたので、サンシャインの展望台に行きました。
東京が広くて、コンクリートが多い、でも住宅街も多い、というのを知ってもらいました。公園や自然が少ないね、と言っていました。
福服屋や紙のお店などでお土産を買ってから回転寿司へ。
その後に渋谷に移動し、スクランブル交差点を上から見てそのあと渡ってセンター街も少し歩きました。ドイツでもこの交差点は有名らしいです。信号が青になって毎回あれだけの人が歩いているのは、日本人の自分でもすごいなあとあらためて思いました。
ワイン会をする新宿に移動し。百貨店のワインショップを見てから歌舞伎町、思い出横丁と歩きました。

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ワイン会のあとこの日の最後は先月ワイン会をしたもつ焼きのお店、晴れときどき・・・へ。
おなかいっぱいと言っていたのですが、食べてもらいたいものを選んで少し食べてもらったら気に入ってバクバク食べていました。
小野田豆腐店の豆腐はクリーミーですごくおいしい、ドイツにはこんなのない、と大のお気に入りでした。もつは、肉っぽい部位のほうが好みのようでした。らっきょうも初挑戦でした。


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3日目、築地では寿司を食べました。回転寿司でも鮮度などドイツとは異なることを知ってもらえましたが、もう少し質の良いものも食べてもらたいと考えました。観光客の少ないお店を選びましたが、気にいってもらえました。
後で聞いたのですが、ウニは磯の香りが強くて、苦手だと言っていました。日本人が苦手なタイプがあるように、そういったものはドイツ人は苦手なようです。


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築地の場外市場にある酒美土場というワインショップにもヴァインベルクのワインは少しあり、寄って店主の岩井さんと試飲を交えながら話をしました。
夜のホームパーティの食材を買って試飲会のある人形町へ向かいました。


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試飲会の後はヴァインベルク店主と仲のいいひとたちでホームパーティを開きました。
お店とは異なる雰囲気と料理も体感してもらったのです。最適なのは鍋かなと考えて、鰤しゃぶと豚しゃぶをしました。
途中、出汁が出ていてる中、白ワインも鍋に入れたらとてもおいしくなってびっくりしました。
ここでもたくさん彼はワインの話をしていました。料理も大満足だったようです。

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4日目は、ずっと東京だったので、彼は自然も好きということなので少し遠出をすることにしていました。当初は箱根を考えていたのですが、天気はあまりよくないということだったので鎌倉に行くことにしました。
まずはロマンスカーで江の島へ。朝食としておにぎりも食べてもらいました。
江ノ島と海を眺めてから昼食を。ここの料理も雰囲気もお気に入りでご機嫌でした。ごはんと具(鯛のなめろう)をのりに巻いているのが不思議な光景で面白かったです。


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長谷寺、大仏、八幡宮と行き、建物や庭の美しさを感じていました。
江ノ電にも乗りました。


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砂浜も歩きました。この日は曇っていて富士山が見えなかったのは今回で唯一残念なことでした。
鎌倉の後は横浜に移動し、周年パーティーをしていた関内のドイツワインバー・アムラインに立ち寄ってから夜にワイン会をする新橋へ移動しました。


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最終日は、飛行機は午前中発なので6時起きでした。
東京駅のバス停近くで牛丼で朝食。近くには桜並木があって、まだ満開ではありませんが、少し咲いていてよかったです。


価格帯や雰囲気の異なる日本の食をたくさん感じてもらえてよかったです。
日本人も生活も知っていただけたと思います。
彼は好き嫌いはほとんどなく、果敢にチャレンジして、そして喜んでいました。


ファルケンシュタインのワインはこちらから


ドイツワインショップ ヴァインベルク
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posted by ヴァインベルク at 21:11| 日記 | 更新情報をチェックする

2019年03月11日

醸造所訪問 ラインヘッセンのグッツラーGutzler その2リープフラウミルヒのオリジナルの畑見学と醸造所での試飲の感想

前回に引き続き、新入荷のラインヘッセンのグッツラーの醸造所を訪れたことを書きます。

前回は畑をまわった時のことと畑の話を書いていきました。
醸造所での試飲の話の前に、醸造所を離れた後に寄った畑のことから書いていきます。


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醸造所を離れた後に向かったのはヴォルムスWormsです。
なぜ、ここを訪れたかというと、グッツラーも所有しているリープフラエンシュティフト・キルヒェンシュトゥックLiebfrauenstift Kirchestückの畑を訪れるためです。
この畑はリープフラウミルヒLiebfraumilchのオリジナルの畑です。リープフラウミルヒと名付けられていたここの畑のワインの評判がよく、リープフラウミルヒの名前だけが自由に使われるようになり、まわりの畑でそれほど質のよくないワインでもリープフラウミルヒとして売り出され、イメージが悪くなってしまいました。
このオリジナルの畑はヴォルムスの街中にあります。まわりは住宅ばかりで他の畑は郊外にあります。
前にある高い建物が聖母教会です(この街の有名な大聖堂とは異なります)。この塔の影が届くところまでがリープフラエンシュティフト(聖母修道院の)キルヒェンシュトゥック(教会の区画)の畑とされていたそうです。
現在は塀に囲まれていて大部分はファルケンベルク社が所有して、その中の0.2ヘクタールをグッツラーも所有しているのです。


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この畑の後方、もう半分の部分です。
2000年代からこのオリジナルの畑を見直そうという動きがあり、ファルケンベルクもこの畑のぶどうはマドンナとは別のワインとしてリリースするようになりました(現在は独立して別会社が所有しています)。
土壌がよいというだけでなく、現在は栽培はビオ(オーガニック農法)に転向していて畑自体の改善も行われています。
ヴァインベルクで輸入しているこちらの畑から造られているリースリングのグローセス・ゲヴェックス(GG)のワインはこちらです。


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試飲の話に移りますが、この醸造所を訪れる数日目にはマインツのでのVDP試飲会で当主にはお会いしていて試飲もしていました。
奥さんと一緒の写真ですが、醸造所を訪れた時にもいらっしゃいましたが、このご夫婦の関係性がとてもよいのです。奥さんのほうが主導権をにぎっているようなかんじなのですが、やさしい旦那さんといいバランスでいい空気感のお二人です。

ということで、新しいヴィンテージは一通り飲んでいたので、醸造所では試飲していないものを中心に飲みたいと伝えていて、試飲していたいものでは輸入する可能性のある気になっているものだけもう一度試飲をさせてもらいました。
まだ試飲していないものでは前年のヴィンテージだけかと思っていたのですが、自根のアルテレーベンのジルヴァーナー、リースリングとシュペートブルグンダーのグローセス・ゲヴェックス(辛口の最上級の格付け、GG)が在庫のあるヴィンテージがいくつかあるそうで、複数のヴィンテージのを試飲することができました。

ジルヴァーナーは、最近のヴィンテージは木樽で発酵、熟成で、以前はステンレスタンクでの発酵、熟成で、年の熟成感だけでない違いも感じることができて興味深かったです。
2017年はかなり樽の風味があり、これはこれでいいかなとも思ったのですが、数量が少ないということもあり、結果的にはぶどうの魅力をより感じられる2016年産を輸入することにしました(こちらです)。

リースリングのGGは、モアシュタインとキルヒェンシュトゥックは全くキャラクターが異なるのでどちらも入れたいと考えていて、それぞれの気に入ったヴィンテージのものを入れることにしました。
モアシュタインは、他の著名な醸造所のGGもありますし、グローセスゲヴェックスらしい高貴さのあるものを入れたいと考えていて、試飲した中で一番若かったのですが、自分のイメージに近かったので2016年のを輸入することにしました。熟成しての良さよりもヴィンテージによるぶどうの質で若い2016年を選ぶことにしました(こちらです)。
キルヒェンシュトゥックは、おととしに2014年のを空輸で少量入れていてその時にも感じていましたが、やわらかい味わいで、GGというイメージにとらわれないほうがよく、このリープフラウミルヒのオリジナルの畑の特徴が出ているワインを選んだほうが良いと考えました。飲んだ中では一番時間の経過していた2012年産が、まろやかさや深みがあったので好みだったので、このワインを輸入することにしました(実際には一本持ち帰って日本であらためて飲んで輸入する決断をしました)。

赤のシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)はモアシュタインとブルンネンホイスヒェンの畑のGGがリリースされているのですが、どういう方向のを入れたいと意志はなく試飲していきました。色々なタイプがありとても興味深かったのですが、どれか一種類となると濃さと深みがあるほうが良いかなあと思い、現行で販売できるワインとしてなかなか見つけることができないタイプの2010年のブルンネンホイスヒェンを選ぶことにしました。樽、ヴィンテージ、ドイツワインだから、という前置きが必要ない、このワイン自体の良さを感じてほしいなあと思えるワインでした。量は多くはないけど在庫はあるとのことで、少量ですがこのワインを輸入することができました。
モアシュタインの赤も魅力があるので次回は輸入できたらと考えています。


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というわけで、気がつけばGGだらけでこような試飲のラインナップになっていました。
ラベルが異なるのは、赤の入っているラベルはラベルが変わる前のヴィンテージ(おそらく2013年産以前)です。
こんなに開けてくれて申し訳ない、と言ったら、自分(当主のミカエル)も試してみたかったから、という答えが。ただ、途中で顔を出した奥さんは、開けすぎだ、というオーラを出していました・。
熟成してこそ魅力のあるワインにという意図でワインを造っているので、意図的に一定数は売り切れない残しているそうで、ヴァインベルクとしてもそういうワインを輸入することができてよかったです。一概には言えませんが、バリック樽を使用していて樽の影響が強めのワインは熟成させたほうが良さが出てるので、彼の考え方には共感できます。

GGは特にヴィンテージでの味わいの差が大きかったのですが、栽培の段階を重要視しているので、気候などの影響によるぶどうの違いがワインにも表れているためです。バリックということが特徴のひとつになっていますが、色々なヴィンテージを飲んだからこそ、彼がぶどう自体の、自然ということを大事にしているのがよくわかりました。

また、そのような差の大きいワインで試飲した中での彼の好みを訊いたら、2013年産など果実味が前に出ていないワインを挙げていたのは興味深かったです。
そしてその質問で、どのヴィンテージも自分の好みの方向に仕上げようとするのでなく、あくまで収穫したぶどうの良さを活かす造り方をしているということも感じ取れました。

バリック樽が特徴の醸造所ではありますが、バリックを使っていないリースリングのグーツヴァインgutwein、ジルヴァーナー、バリックの影響を感じないリースリングのGGと、果実味のある白ワインを魅力的だと感じて、結果的にはそういったワインのほうが多く輸入しています。バリックの使い方だけが特徴の生産者ではないのです。
とはいえブルグンダー系の白やシュペートブルグンダー以外などバリック樽を生かしたワインも数多くあるのですが今回は選べなかったので、次回の輸入の際にはそういったワインも紹介できればと考えています。
輸入したグーツヴァインのシュペートブルグンダーはバリック樽は使用していますが、果実味とのバランスが素晴らしくそういった当主のセンスも輸入してるワインから感じ取っていただけるかと思います。

低い声で静かに話すミカエルの人柄がヴァインベルク当主は大好きで、ワインへの考え方も今回の訪問でよりわかってもっと好きになりました。人柄がワインに表れているのもこの醸造所とそのワインが大好きな理由でもあります。


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最後に、本文とは関係ありませんが、訪れた時にお出迎えしてくれた猫の写真を。

輸入した各ワインのネットショップの商品紹介のページへのリンクは本文中にはってありますが、下記からもグッツラーのワインのページをご覧いただけます。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 02:25| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする