2019年07月10日

シュパーゲルの会、鮎づくしの会のワインと料理の相性と今後のお知らせ

だいぶ久しぶりの更新となってしまいました。
前回の記事でも書きましたがヴァインベルクでは色々な料理やテーマでのワイン会を行っています。
その会の様子と料理との組み合わせの話を少し書きます。


IMG_3279.jpg

6月には吉祥寺のケーニッヒ・ヒュッテにてシュパーゲルとお肉屋さんの肉料理というテーマでワイン会をしました。
ドイツ仕込みのソーセージなどを製造しているケーニッヒの直営店での会で、ドイツ産のシュパーゲル(白アスパラ)もあるということでその料理も提供しようということになりました。
ボイルしたシュパーゲルをオランデーズソースで食べる定番に加え、冷製にケーニッヒの冷製ソーセージとハムを添えたものもありました。シュパーゲル風味のシンケン(生ハム)、鴨、牛ハムなどの豪華な組み合わせでした。シュパーゲル、お肉それぞれだとだと軽やかでシンプルな味わいでなおかつコクのあるグッツラーのリースリングが良い組み合わせでした。お肉とシュパーゲルを一緒に食べると複雑みや苦みなどで重厚となるのですが、そうなるとふくよかな果実味と濃さがありなおかつ酸味もあるフランケンシュタインのグラウブルグンダー(ピノ・グリ)との相性がとてもよかったです。ピンポイントというわけではなくてもこういったポイントをつかでんでおくと組み合わせの幅が広がると思います。ヴァインベルクの会ではこういったことを実際に感じていただいています。
最後はソーセージ、米沢牛、野菜などを焼いて召し上がっていただいたのですが、クナウスのレンベルガーはどの食材でも食べ物をじゃましないで楽しめたのですが、シュピンドラーのロゼの相性の良さにびっくりしました。とても心地よく、そして高尚でもないので、野外や気軽な時にも楽しめる組み合わせるだと思いました。


IMG_3312.jpg

7月になってからは高円寺の徳竹で、鮎づくしのフルコースの会を行いました。こちらのお店では鱧、河豚と食材のテーマを決めての会をやっていてその第三弾でした。2日連続の開催となりましたが、どちらの会も10人の方にご参加いただき満席となりました。
鮎は肝がある料理や調理法などによってワインと合わせるのが難かしかったり選ぶ必要があるので、事前に塩焼きとコンフィはヴァインベルクのワイン数種類と合わせて検証しました。その結果、塩焼きにはグッツラーのシュペートブルグンダー、コンフィにはフランケンシュタインのグラウブルグンダーがぴったりだと感じ選びました。どちらも参加者に好評で、特にシュペートブルグンダーは軽やかそうでコクもあるワインでワイン自体も気にいっていただき肝も含めた鮎との相性の良さにもみなさま驚かれていました。
やわらかくふわっとしているフライとシュピンドラーのGGクラスのキルヒェンシュトゥックのリースリングとの相性もとてもよかったです。


IMG_3327.jpg

最後の湯桶がけには甘口のファルケンシュタインのリースリング・カビネット・アルテレーベンを合わせましたがこちらもとれも良い相性でした。甘めのワインとごはん、と驚かれていましたが、米の甘みに出汁、なのでうまみと甘みのあるドイツワインはこういった和食の料理とはとても相性が良いのです。もちろん酸や甘さなどで合う料理は変わってきますが。この料理では山椒というスパイスも相性のポイントでした。


食事のあるワイン会は、ヴァインベルク店主としても発見がありとても楽しいですし良い経験となっています。
机上の論理だけではない部分がたくさんあり、今後につながる経験を得ています。セオリーだけでなく料理人による個性やワインの個性の部分が影響していることを実感しています。

ワイン会は定期的に開催しています。料理が美味しい、ワインが美味しい、だけでなくその組み合わせもお楽しみいただけるのがヴァインベルクの会です。興味がある会がございましたらお気軽にご参加ください、
ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookからだけでなく、ホームページのお問合せページからでも受け付けています。


7/15(月祝)ゼクト会@新宿リースリング 18時開始 7,000円
お店との共同開催ですのでヴァインベルク以外のゼクト(スパークリングワイン)の提供もあります。
2001年のリースリングレゼルヴや1996年のエルプリング・ブリュットナチュレも提供します。
お席はあと数席です。お申し込み順で満席になりしだい受付は締め切らせていただきます。
https://www.facebook.com/events/2358417617817403/

8/4(日)海鮮と出汁でドイツワイン@東中野晴れときどき… 18時開始 会費7,500円
もつ焼きのお店ですが、この会は海鮮の会です。色々な角度から海鮮と出汁をワインと一緒にお楽しみいただけます。
https://www.facebook.com/events/443870593061768/

9/8(日)秋の味覚20品とドイツワイン@高円寺徳竹 17時開始 会費10,000円
鮎の会と同じお店です。通常営業では20品のコースを提供しているのですが、その内容に沿ってなおかつサンマなどの秋の味覚もお楽しみいただけて、そこにヴァインベルクのワインを合わせる、という会です。

試飲会
8/31(日) 新宿リースリング 15時から17時 会費2,000円(フィンガーフード付き)
恒例の新着ワインの試飲会です。今回はモーゼルのマルティン・ミュレンとバーデンのフランケンシュタインのワインが入ってきます。これらのワインを中心に10種類程度のワインをゆったりと試飲していただけます。この会は事前申し込みは不要です。詳細は近日中ににFacebookページを作成します。

横浜アムラインでのセミナー 
7/20(土) 14時開始
6回目は今まで話さなかったタイプのワインの話とまとめです。
セミナーのみは3,500円、その後16時からの懇親会も参加の方は6,500円となります。
https://www.facebook.com/events/309756839973248/



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 16:09| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2019年06月09日

ヴァインベルクのワイン会(食事会)はどういう会?ワインの選び方などについて 今後の会のお知らせも

前の2回の記事ではドイツで食べた料理とドイツでの食事で感じた事を書いていきました(食べた料理についてはこちら、感じたことについてはこちら)。
その中で、ドイツでの料理と日本での料理ではワインの合わせ方は変わってくるということを書きましたが、日本でヴァインベルクのワイン会(食事会)ではどういうポイントで料理に合わせるワインを選んでいるのかということについて書きます。

ヴァインベルクの会は、取引先を中心にテーマに寄って色々な飲食店で開催しています。
そのお店でやること自体がテーマだったり(蕎麦屋さんや天ぷら屋さん)、フグや鴨など食材をテーマにすることもあります。このワインは入れたいと数種類は料理との組み合わせを考える前に先に数種類はワインを決めていることもありますが、大方は料理内容が決まっていく中でワインを選んでいきます。ヴァインベルクはお酒を売っていますので、ワインが会のメインではあるのですが、料理と合わせての楽しみ、その会ででしかない組み合わせを楽しんでいただきたいので、料理ありきのでのワイン選びをしています。
こういうワインだからとリストと味わいを先に伝えたり、全てワインを先に飲んでもらって料理と合わせてみたりしたほうが、こちらとしては楽ではあるのですが、通常のお店の料理と合わせることでの魅力などもありますので、料理にワインを選んでいきます。

さて、最近ペアリングという言葉がよく聞かれるかと思います。以前は料理と合わせる時はマリアージュという言葉がよく使われていましたが最近はこちらのほうがよく聞くようになりました。ペアリングはその一皿にワイン1種類を合わせる、という形が基本で、ペアリングコースとなると料理それぞれに合わせたワインをグラスワインでの量で次々に飲むことができます。ワイン会もペアリングコースと同じような形式で進むことが多いかと思います。
ヴァインベルクの会も料理に合うようなワインを選ぶのですが、料理とワインは対では考えないのです。もちろんメインに置く部分がある場合にはこの料理とこのワインで、とする場合もあるのですが、この料理はこのワインでないと、というようにはしていないやり方が基本です。グラスはどの会でもお一人につき少なくとも2脚は用意していて、ひとつの料理で2種類のワインをお飲みいただく形にしていることが多いです。前のワインを少し残しておいて後半でそのワインをまた飲むということもあったりします。
このやり方を逃げととらえられるかもしれないのですが、こちらがこの料理とこのワインは合う、と言うとその先入観が強いと思うのですが、2種類以上のワインがあると、合わせ方の違いをそれぞれの方が感じることができ、そして味覚はそれぞれが違うのでこちらのほうが好み、などとそれぞれの方が判断することができます。ワインが2種類になるとひとつの見せ方がふたつに、ではなくより多角的に感じることができるようになるのでこういったやり方をしています。
またワインを決めた段階で自分で全部試したりということはしないです。試してみて、ワインに合わせるために料理の味付けを変えてもらったりというようなことをしていくと、予定調和で面白みがないように感じてしまうこともあると思っていて、合わせてみて驚きの結果が、というのがそれでは起きないので、想像だけで合わせることも多々あります。とはいえ、料理の内容を聞く打ち合わせやそのお店の料理の特徴(ワイン会をやるお店では事前に何度もそこで食事をしていることも多いです)からヴァインベルク店主の経験でワインを選択しているので、今までうまくいかなかったという組み合わせはほんの少ししかありません。

そして料理との相性なのですが、日本での料理だとうまみや出汁という要素がある料理が多いので、ドイツやフランスでの料理とワインの合わせ方とは異なるアプローチをしていかなくてはいけない、ということを前回の記事で書きました。日本酒と和食というのを想像していたいただければと思うのですが、ポイントで合うというよりはふわっとお酒が料理に合っているというという感覚があるのです。それはなんとなく合っているということだけではなく、お酒の雰囲気が包み込んで料理と合っているような感覚です。出汁、うまみの要素が多くのドイツワインにはあるのですが、日本酒と和食のような同じ感覚で料理と楽しむことができるのです。
ドイツやフランスだとソースやあ素材のポイントに合わせて(糖や酸、味の濃さなど)同調するようなワインを選ぶのがセオリーで、日本でも多くのソムリエはそうやってワインを選んでいくのですが、日本の料理だと先に書いたように別角度での合わせ方もできるのです。そしてそういう合わせ方のほうがいいなあと思う場合が個人的には多いのです。
そういったこともあるのでヴァインベルクでは一つの合わせ方だけをすすめるのではなく、複数のワインで試してもらうことをしています。色々な合わせ方があるということを感じていただき、ご自身での食事の際のヒントにもなってもらえばという気持ちがあります。そしてこのやり方だと自分の意図した感覚ではない良さを参加された方が感じることもあり、見せ方の幅が広いのだと感じています。

ただ、ワイン会では最高で最良の組み合わせえみせてもらえればいいという方もいらっしゃるかと思います。しかし、ヴァインベルクではワインの魅力と食事を合わせた時の楽しみをより知っていただきたいので、できるだけ多くの要素がみせられたらと考えているのでこういった形をとっています。個人でのお食事の時にはより最良を選択できる環境になるかと思います。レストランによってはグラスをもっと細かく選択できたり、とより深い部分を知ることができると思います。ヴァインベルクの会では基本の魅力を知っていただくことが大事で、なおかつ食事の良さも感じられ、組み合わせもよかったと思ってもらえる会であればいいと思っています。これがヴァインベルクの考えるワイン会の形で、そして今まで参加された方には支持されていて、この形を続けています。その日だけの特別な会にはしたいのですが(ふだんの食事では体験できないような組みあわせを考えたりと)、いろいろな方が参加できる敷居の低い会に、ということも両方意識しながら会の組み立てはしています。


IMG_1997.JPG

ここからは先週開催した豚もつ焼きの会(東中野の晴れときどき...にて)での会のことを例にあげて具体的な様子をお伝えしていきます。
この会でも料理の内容を聞いてワインを選んでいきました。その中で、暑いしサラダにも合うのでゼクトから、ホルモン系でタレのもつ焼きにはシュペートブルグンダー、カレーにはスパイスと辛みというポイントで残糖が少しあるファインヘルプのゲヴュルツトラミナー、と選んでいきました。その中で、茄子の煮浸しにうすうまのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)の相性がとても良いという驚きがあったりもしました(おそらく相性がよいとは思ってはいたのですが)。


IMG_1985.JPG

塩味の肉っぽいお肉2種類には2種類のリースリングを。クナウスの2018年産のグーツヴァインのリースリングは、気軽に合わせて違和感なく楽しめるといったかんじでこいうった料理とオールマイティに合わせられると思えた組み合わせで、リープフラウミルヒのオリジナルの畑のGGは果実味の甘みもある優雅なワインならではの合わせ方でした。それぞれ組み合わせ、といっても合わせ方のポイント、印象が全く違うのです。
そしてGGのほうはカシラ、サガリと2種類のお肉で印象が全く違うということも感じていただけました。カシラのほうがやわらかくジューシサーもあるのでやわらかいこのワインととても相性がよく、サガリだと肉の強さと塩味を強く感じてしまい、同じ豚肉でも部位の違いで感じ方が違うということも体験していただけました。

このように、色々なワインが飲める、料理との組み合わせを楽しむ、ひとつのワインでの多角的な経験、などがヴァインベルクの会ではお楽しみいただけます。こちらが見せたい部分だけでなくそれぞれの方の楽しみを得られるというのもヴァインベルクの会の魅力だと思っています。
席順はきっちりではありませんがある程度は考えていて、おひとりでの参加の方も他の方と楽しく話していたりと、いつもアットホームな雰囲気な会となっています。
ヴァインベルクならではのワインの濃い解説をすることもありますが、同時に楽しくもある会です。まだ参加されたことがない方もお気軽にご参加ください。
初めてのテーマやお店などでワインを選ぶ時は本当に大変なのですが、会が終わるとみなさん喜んでくださっているのでやってよかったなと思いワイン会は続けていけています。今後も色々なテーマを考えていますのでぜひご参加ください。


今後の会のお知らせ
ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookからだけでなく、、ホームページのお問合せページからでも受け付けています。

6/22(土) シュパーゲルとお肉屋さんの肉料理@吉祥寺ヒュッテ(ケーニッヒ系列) 18開始 8,000円
https://www.facebook.com/events/919310838400877/

7/6(土) 鮎とドイツワイン@高円寺徳竹 18時開始 13,000円
https://www.facebook.com/events/427408621172830/

7/15(月祝)ゼクト会@新宿リースリング 18時開始 7,000円
https://www.facebook.com/events/2358417617817403/

田崎真也ワインサロン(ワインスクール)でのセミナー (お申し込みはワインサロンへ)
6/26(水) 「リースリング以外で感じるドイツワイン事情」 19時から21時 7,560円
https://www.tasaki-shinya.com/…/c…/wine/short/v-germany.html

横浜アムラインでのセミナー 14時から16時、会費4,000円 (お申し込みはアムラインのSNSか電話にて)
6/15(土) ヴィンテージと熟成したワインについてとドイツワインの格付け、等級について
https://www.facebook.com/events/2300074126876412/
7/20(土) まとめと懇親会(予定)



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 23:47| ヴァインベルクについて | 更新情報をチェックする

2019年05月26日

ドイツで食事をして感じたこと ドイツと日本の違いなど 今後のワイン会の日程も

ドイツで色々な料理を食べたことを前回書きました。そしてその中で感じたことを書いていきます。


IMG_0508.JPG

これは前回はのせていないものです。ミュンヘン近郊のアンデックス修道院近くで、知人に紹介してもらったレストランです。
メニューには定番のドイツ料理が並んでいて、その中でシュバイネブラーテン(ローストポーク)を頼みました。バイエルン風なのでソースにはビールが入ってるかと思います。
シンプルだけれどとてもおいしいのです。豚肉自体のおいしさを感じますし、ソースは濃くはないけれどコクがあり、豚肉にぴったりです。
同じドイツ料理でも他で食べるものと別物なのです。何が違う、と明確差はないと思うのですが、シンプルだからこそ、素材の良さと丁寧な仕込みで違いが出てくるのだと思います。地元の方やドイツ人の観光客がこのレストランにはたくさん訪れるそうで、その違いはドイツの方もわかり、好まれているようです。

がっつり、しょっぱいというイメージをドイツ料理にいだいている方がいらっしゃると思いますが、そういうものだけではないのです。料理自体が、フレンチやイタリアンと融合した料理であることもありますが、こういったドイツ料理であってもそうでない、というものもあるのです。日本でお同じ料理名でも色々なタイプがあるのと同様です。そしてこういった料理は、ビールではなく、ワインと合わせるより良さが出てきます。フランス料理がビールでなくワインなのと同様です。

また、素材の良さというのは、この数年のドイツ出張で感じています。味付けや仕込み、ではなくお肉料理は食材自体がよいので、シンプルだけれど良さを感じられる、というのがドイツ料理だと思います。ブランドの肉でなくても、ビオだったり丁寧に育てられた畜産物であることが多いので、そういったことを感じられます。
ただ、その良さ、というのは、ソースや食感などでおいしさを感じることが多い日本人にはなかなわかりづらいので、ドイツ料理をすすめることが難しい要因になっていると思いました。同じ調理法でも日本で食材が異なるとやはり違うのです。そういったことをふまえた上での伝え方、というのがあると思いました。
魚については、質や鮮度は日本のほうが優れている場合が大半ですが。

別で感じたのは、日本に戻ってきて食事をすると、味が濃い、と感じるのです。特に醤油などの調味料を使っていたりうまみの強い料理です。
ドイツは塩分は強くても他の味の要素はそんなにないので、日本に戻ってくる複雑な味わいで強く感じるのです。化学調味料などという要要員もありますが、構成自体が異なる、ということもあると思います。

このように料理名が同じだったりとしても、異なるものであったりするので、現地の料理とワインの合わせ方が、そのまま日本で通用するかというとそうではない、ということを思ったのでした。ドイツ人と日本人で味覚のとらえ方の違いももちろんあるのですが、それだけではなく、味つけや料理自体が異なるということも認識した上で、料理と合わせることやその提案をすることは大事なことだと感じました。
ドイツのレストランでの合わせ方や生産者がこのワインにはこの料理と言ったりすることは、参考にはなるけれど、そのままとしてとらえてはいけないと思ったのでした。
そのワインを飲んでいただくことによって楽しい食事や会になること、それがワインを提供している側として最も大事なことだと考えていますので、日本での合わせ方、というのをしっかりと考えることは大切なことだと今回の出張であらためて感じたのでした。


ヴァインベルクでは色々な食事会を計画しています。日本ならではドイツワインとの相性を体感していただけます。
6月11日と22日は日本ならではのドイツ料理をお楽しみいただくことができます。
ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookからだけでなく、、ホームページのお問合せページからでも受け付けています。

6/2(日) 新感覚の豚もつ焼きとドイツワインでランチ@東中野晴れときどき・・・ 13時開始 5,500円

https://www.facebook.com/events/283398989235517/


6/11(火) ドイツ出張報告会@銀座ツークシュピッツェ 19時開始 7,000円

https://www.facebook.com/events/321224018773323/


6/22(土) シュパーゲルとお肉屋さんの肉料理@吉祥寺ヒュッテ(ケーニッヒ系列) 18開始 8,000円

https://www.facebook.com/events/919310838400877/


7/6(土) 鮎とドイツワイン@高円寺徳竹 18時開始 13,000円

https://www.facebook.com/events/427408621172830/



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 12:44| ワインのためになる知識 | 更新情報をチェックする

2019年05月22日

今回のドイツで食べたシュパーゲルなどの料理 

ドイツで食べた料理をざっとのせていきます。
料理については次の記事でも書いていきますのであわせてお読みいただけるとうれしいです。


IMG_0963.JPG

4月末から6月にかけてのドイツといえば白アスパラです。ドイツではシュパーゲルSpagelといいます。ありがたがって食べる高級品mというよりは、季節をかんじるためにかかせないもので、この時期に食べて春を感じる、という位置づけです。
定番は画像のようなボイルに生ハムと茹でたじゃがいもを添えたものです。ソースはシュパーゲルの定番のオランデーズソース(卵黄、バター、レモン汁を混ぜたもの)です。ボイルでオランデーズソースにはシュニッツェルやサーモンをのせたりといったヴァリエーションがあるレストランもあります。
ドイツでは一人用の一皿にこのように何本ものっています。いいレストランは太いものだったりしますが、そんなに太くなくても味や鮮度がよいものを食べることができるレストランはたくさんあります。


IMG_1366.JPG

マインツでは試飲会のために訪れた日本人で集まっての夕食会があったのですが、色々なシュパーゲルの料理を注文していました。見るだけでなく少し味見もしました。私は、この時は旅の終盤で肉を少し食べ飽きていたころだったのでサーモンのせを頼みました。


IMG_0801.JPG

シュペッツェレ(ドイツのパスタ)でもシュパーゲル。クリームソースでチキンも入っています。おいしいけれど、こんなにはいらないです。これがドイツのレストランでの一番の悩みかもしれません。


IMG_1481.JPG

フライも食べました。スナック感覚で新しい体験でした。より好みだったのはグリーンのほうでしたが。


IMG_0960.JPG

バーデンのオッフェンブルクでフランケンシュタインの人たちとの夕食での前菜で食べた、焼いたアスパラにマウルタッシェン(ドイツ風餃子)をのせたものが、今回のシュパーゲル料理で一番おいしかったです。
ちなみにここではエスカルゴのスープも飲んでいます。


IMG_1485.JPG

ドイツ料理といえばという料理名の肉料理も食べています。これは豚肉のシュニッツェルです。ただ、あまりたたいてなくて、薄切りのとんかつに近く、イメージのものとは少し異なると思います。パプリカソースをかけて食べます。
このレストランは、ドイツの典型的な料理名が並んでいるのですが、フランスでも勉強をしているシェフで、あまり体験しないようなドイツ料理を食べることができます。輸入はしませんが好きなワイナリーのワインもグラスで飲むことができて、リューデスハイムで一番好きなレストランとなりました。


IMG_0789.JPG

ドイツ料理はソーセージ、肉のかたまり、茶色いものだけではありません。
ヴュルテンベルの名物であるマウルタッシェン、シュトゥットガルトで食べたものがとてもおいしかったです。玉ねぎのソースでシンプルだけどうまみがあっておいしいです。日本ではトマトソースが多いですが。レンベルガーのロゼワインとの相性もよかったです。


IMG_1234.JPG

ザールのフランケンシュタインでは軽いランチを。ヨハネスのお母さんが、ソーセージ、チーズ、パプリカなどが入ったパンを作ってくれました。シンプルだけど最高でした。
ドイツの方は毎食温かい料理を食べない方も多いです。でもシンプルだけれど質の高いものを食べているから満足できるのだと思います。


IMG_1317.JPG

ホテルの朝食で盛り付けたものです。ホテルではどこでも必ず数種類のパン、冷製ソーセージとハム、チーズが並んでいます。シンプルだけど質が高いものを食べることができる確率は高いです。
私は朝からはあまり食べないのとそれらはお酒と合わせないのであまり食べませんが。
ドイツの朝食では野菜の種類が少ないのは私の中ではマイナスな部分です。ヨーグルトなどで栄養は補給はしているのですが。


IMG_0477.JPG

最初の2日間はビールとともにソーセージもいくつか食べました。画像はミュンヘン近郊のアンデックス修道院です。この修道院には肉屋もありそこのヴァイスヴルスト(白ソーセージ)です。
シュトゥットガルトのフリューリングフェスト(オクトーバーフェストの春版)ではカリーヴルストも食べました。


次回はドイツで食事をして感じたことやワインとの相性についてなどを書いていきます。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 10:51| ドイツでの様子 | 更新情報をチェックする

2019年05月19日

ドイツで感じたトレンドや需要についてのこと ドイツの赤ワインについてなど

前回は、醸造所にワインを買いにきたドイツ人の顧客と観光客がどういうワインを選んでいるのか、ということについて書きました。
今回は、傾向や今の現状などドイツで感じたことを書いていきます。

帰りにフランクフルトの空港で免税店をのぞいたら、白ワインはドイツの各地のワインがたくさんあったのですが、赤はほとんどなくて他の国のワインばかりがありました。
とあるところで生産者と地元で人気のイタリアンに行ったのですが、白ワインは地元のリースリング、それも名前の知れている質の高いワインがたくさんあったのですが、赤はイタリアのを揃えていました。イタリアンですし、そのお店は赤が少ない地域ですので、白で地元のリースリングがたくさん置いてあるということがすごいと思ったほうがよいのかもしれませんが。これらで感じたのは、まだまだ一般的にドイツワインは白、赤はわざわざ飲むものではない、という認識なのだろうなあということでした。赤ワインの生産比率の高いアールやヴュルテンベルクではそうではないでしょうが。
高品質で高価格帯のシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)は2000年代から素晴らしいワインがたくさんあるのですが、温暖化の影響と栽培と醸造所の技術力と知識の向上で2010年代後半からは高くない赤ワインでも質の高いものが増えてきています。しかしそういった認識はまだ一般的には広まっていないのだな感じました。黒ブドウの割合も35%あり、生産量が少ないから、というわけでもないのです。評論家やメディアは今のドイツの赤をほめて高評価をしていますが、それは知られていないからこそというのもあると思いました。
もちろん南アフリカやカリフォルニアのような赤ワインはドイツワインでは造れませんが、それ以外ではさまざまなタイプのワインが存在しクオリティも高くなっています。ピノ・ノワール以外のブレンドのワインもファルツなどでたくさんあります。また、幅を広げるという点でレンベルガー(ブラウフレンキッシュ)は重要なポイントとなると思っているのですが、ドイツでも認知されていくのはまだまだ先なのだらうなあと感じました。飲食店や酒販店などの業界関係ではドイツの赤ワインのポテンシャルと良さは理解していると思うのですが、それが消費者に伝わるにはもう少し時間が必要なのかと思いました。例えば、赤ワインが好きな方でずっと他の国のワインを飲んでいた方が、ドイツの赤を手に取りそしてこれからはドイツのを飲んでみよう、となるにはハードルが高いかと思うのです。
日本ではドイツの白ですら辛口の質の高いワインをまだまだあまり知られていない状態ですので、一般的に赤の良さを、という状況ではまだないと思うのですが、ドイツのピノ・ノワールの魅力は業界やワイン好きの方には少しずつ浸透してきているような気がするので、まずその範囲でより伝えていくことが重要だと思います。食事と合わせるという点でもドイツの赤は日本ではすごくよいとヴァインベルク店主は考えていますし。そして日本の方にはレンベルガーも気にいってもらえると思っていますので、ヴァインベルクではクナウスのレンベルガーをプッシュしています。

IMG_0740.JPG


IMG_0954.JPG

醸造所ではこのよう赤ワインをたくさん試飲をしていいワインがたくさんあるからこそ、そういったことを意外として感じたのです。


また、マインツで有名なワインショップにふらっと訪れた時に、グラスワインの辛口で唯一熟成していたワインとしてあったナーエの著名な造り手の2011年のリースリング・トロッケンを注文しようとしたら、フレッシュじゃなく特殊な味わいだけどいいのか?と訊かれました。自分が業界関係とは伝えてはいない段階でしたが、こういう味わいを好まない人が多いからそういうことを伝えるのだと思います。でもワイン関係の人はしっかりと造ってあるリースリングは辛口でも熟成すると魅力があるのは知っていると思うのです。実際、高価格帯ではないこのリースリングも複雑みと深みがありとてもよい味わいでした。ドイツではまだまだフレッシュなほうが良いと考え、熟成したワインの良さを感じられる人は少ないのだなと感じました。醸造所では意図的にすぐに販売しないで熟成したりという試みをするところも増えてきていますが(ヴァインベルクではマルティン・ミュレンでは90年代からそういう考えで一部のワインは長期熟成のためにストックしています)、一般的にまだまだこういった熟成したワインの魅力がわかる方は少ないのだなと感じました。

モーゼルのベルンカステルでは地下のケラーで100種類以上のワインが試飲できるところがあるのですが、英語をしゃべる観光客がたくさん訪れているのですが、会話を聞いていると、フルーティだから好き、甘みがあるから好き、甘くないから好き、といった感想がたくさん聞こえてきました。モーゼルでは酸と甘みのバランスとその中の深みが重要なのですが、好きになるかは甘みがポイントになってしまうのだなと感じました。おそらくドイツの方でも大半はそういったポイントと前に書いたヴィンテージの違いでわかりやすい味わいのほうということで選んでいるのだと思います。そういう方が多いのが現実なので、その中でどう薦めていくかが、販売する側として大切なポイントだとあらためて感じました。

造り手や業界の人と接していると気がつきにくいこういった点を今回感じることができました。
いいものはいい、なのですが、マーケットの状況などを把握することも大切なことだなとあらためて思いました。

次回からはドイツでの食事について書いていきます。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com



posted by ヴァインベルク at 17:02| ワインのためになる知識 | 更新情報をチェックする