2016年05月21日

リューデスハイムの醸造所と新入荷ワインの紹介

ラインガウのワインが入荷しましたので、昨年の11月にリューデスハイムのこれらの醸造所を訪れた時のことを書きながら入荷したワインの紹介も書きたいと思います。ホームページでは載せられなった写真も載せています。

リューデスハイムに着いてまずはゼクト(スパークリングワイン)専門の醸造所ゾルターSekthaus Solterです。車で迎えに来てもらいましたが列車が遅れたので少し待ってもらって申し訳なかったです。


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ゾルターでのことは一度記事で書いています(記事の後半です)。この時に気にいったのが、入荷したキュヴェ・アンリです。フランス系品種4種類のブレンドで、2012年のぶどうが中心ですが2004年のピノ・ノワール(ブラン・ド・ノワール仕立て)や1999年シャルドネのワインもブレンドして瓶詰めしてシャンパン製法で造られています。輸入してすでに多くの方に飲んでもらっていますが、自分が思っていたよりも好評です。
定番となったリースリングとロゼのゼクトも再入荷しています。

その後にゾルターのベティさんと一緒にリューデスハイムの醸造所を2軒回りました。
まずはベティさんに紹介してもらったビショッフリッヒェス・リューデスハイムBischoefliches Weingut Ruedesheimです。


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教会関係により運営されている醸造所です。時間がなかったので中を見ることができませんでしたが、写真の部分が教会で、この古い箇所は、一度破壊された建物がヒルデガルト・フォン・ビンゲンに再建された建物です(現存しているのは教会部分の一部です)。その教会の横に醸造所が併設されていて地下にケラーもあります。
画像の男性はケラーマイスター(醸造所責任者)のペーター・ペラーボさんです。


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白の辛口系を中心に試飲をしました(画像は最後に撮ったので半分が赤ですが)。リューデスハイムのベルクの著名な畑所有しているのですが、畑名が記載されている一番上のクラスのリースリング・トロッケンよりも価格が少しだけ低い複数の畑のぶどうが使われているワインのほうが印象に残りました。
その中で輸入するのを決めたのがラウダーテ・トロッケンです。固すぎずやさしさを感じる味わいで自分の一番の好みだったからです。この醸造所では畑名がついていないワインには、ラテン語のキリスト教に由来する名前がつけられていてます。このラウダーテは歓びという意味です。

赤ワインはリューデスハイムとアスマンズハウゼンのもの、2種のヴィンテージ4種類を試飲しました。この醸造所は赤に
も力を入れているということがわかったのですが、ペーターはリューデスハイムの近くの赤ワインの産地アスマンズハウゼンにある醸造所クローネの醸造にも携わっているということを聞いて納得しました。
どのピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)も肩肘張らないやさしい味わいで好みでしたが、アスマンズハウゼンのほうが凝縮感とシーファー土壌に由来するふわっと広がる輪郭があり良いと思いました。そのうち2011年のほうが全てが一体となったよいバランスだったのでこのピノ・ノワール・アスマンズハウゼン2011を輸入しました。安くはない価格ですが、ドイツらしくなおかつ上質な赤ワインを飲みたいという方には自信を持って薦めることができます。


もう一軒は、ドイツワインの評価本ゴーミヨなどを見てリューデスハイムでいいところないかなと思っていて気になった醸造所フェンデルFriedrich Fendelです。


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ぶれていてすみませんが、内部がわかるのがこの画像しかありませんでした。岩をくりぬいたケラーの中に試飲をするゲストルームがあります。
ここではリースリングの辛口から甘口までを飲みましたが、個人的にはこの醸造所は甘みのあるワインのほうが好みでした。といってもこの醸造所はリューデスハイムのベルク・シュロスベルクやベルク・ロットランドという著名な畑の区画を所持していて、どのワインもテロワールの個性もわかる甘いだけではない複雑みのある味わいでした。
その中で、シュロスベルクのシュペートレーゼが格段素晴らしいと思ったので、このワインを輸入しました。価格、味わいともに素晴らしい一本です。ラインガウ、特に下流のリューデスハイム近辺の甘口ワインが好きな方にはぜひ飲んでいただきたいです。観光でライン川下りでリューデスハイムに寄ってつぐみ横丁などでワインを飲んだことがある方もいらっしゃると思いますが、現地で飲むよりもおいしい甘口であると言ってしまってもよいと思っています。


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この白い壁のところはフェンデルの敷地で、大きい庭で、夏には期間限定で居酒屋がオープンしています。
訪れた2軒はゾルターから歩いてすぐのところにあります。リューデスハイムの中心からは離れていて、観光客は全くいなくてとても静かです、まさに裏リューデスハイムです。リューデスハイムは日本人も旅行でたくさんの方が訪れる土地ですが、こちらの方面に来たことがある人はほとんどいないと思います。ワイン好きの方でもブロイヤーまでかと思います。

リューデスハイムは何度も訪れているのですがまだまだ知らないところがあるなあと思ったのでした。

輸入したワインはネットショップの商品紹介のリンクをワイン名に貼っていますが、こちらから一覧にとべます。ゾルターはこちらです。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 15:42| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする