2016年08月06日

リューデスハイムの醸造所訪問

ドイツ出張最終日、ヒルデガルト修道院を後にし、次の醸造所の約束まで少し時間があったので、ゾルターのベティさんは車で少し遠まわしてゾルターが所有するぶどう畑の区画を案内してくれました。


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前回のヒルデガルトの記事で修道院からの景色の写真を載せましたが、これはリューデスハイムの市街とは反対側、ライン川の上流ガイゼンハイム方面を撮ったものです。


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別の写真だとゆるやかな斜面だというのがわかると思います。
修道院の近くはクロスターベルクという畑名で、ガイゼンハイム方面(写真の左奥)がマグダレネンクロイツMagdalenenkreuz
です。どちらも村名はリューデスハイムです。


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そしてゾルターの所有する畑を何か所かまわりました。たしかここはピノ・ノワールです。この周辺はリースリング以外も多く植えられているそうです。ただ斜面の部分は大半がリースリングのようでした。
ゾルターもヴァインベルクで輸入している他の醸造所と同様できるだけ農薬を使わずに栽培しています。ただし面積が大きいので病気などが発生した時に被害が広がるのを防ぐためなど必要な時だけ最低限は使用しているそうです。


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そして次に訪れたのはフェンデルFendelです。ここは入り口から入った半地下がこのようになっていてここで試飲をします。


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輸入して好評なシュロスベルクの甘口シュペートレーゼも含めて辛口から甘口まで一通りのリースリングを試飲しました。
前回訪れた時も感じたのですが、共通した風味を感じたのでそれは何によるものかと質問したら酵母による影響が多いとのことでした。


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続いて訪れたのはビショッフリッヒェス・リューデスハイムBischoefliches Ruedesheimです。
教会と醸造所があるその敷地内でテントを設置して軽くフェスティバルなような催しがあってみなさんビールを飲んでいました。


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前回は見なかったのでケラーを見せてもらえないかとお願いして快く見せていただきました。
大半のリースリングはステンレスタンクでの発酵、醸造ですが、一部の高価格帯の畑名のみ1200リットルのシュトゥックと呼ばれる木樽にて発酵、熟成させています。


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奥にはいわゆるバリックと呼ばれる小さい木樽が並んでいて、ピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)の赤ワインのほとんどはこの小さい木樽で熟成されています。
湧水が出ていて、ろうそくなどがあるのが教会の施設っぽいです。そしてこの奥は教会となっています。ヒルデガルトが12世紀に建てた時の部分が残っていてそれらを見たかったのですが、この日は公開していないということで見学することができませんでした。

試飲では、現在輸入していて販売しているリースリング・トロッケンのラウダーテは毎年異なる畑からブレンドしている(どれも著名な畑です)、この醸造所の甘口の良さがわかったりと、新たな収穫も多くありました。


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この後はベティさんお気に入りの店でピザを食べて(飲み物はビールです)からゼクトハウスゾルターsekthaus Solterに向かいました。
フェンデル、ビショウリッッフェス、ゾルター、市街は徒歩で行ける距離にあります。でもゾルターから先に向かう観光客の方はあまりいないので、ヒルデガルトやこれらの醸造所の存在を知らない方が大半かと思います。

ゾルターでは飲んだことがないものを中心に試飲しました。価格が高いので輸入することは難しいけれど素晴らしいというものもありました。
内側は何度も載せているので今回は撮りませんでした。


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デカンターの品評会には毎年数点出品していて高い評価を受けています。スタンダートなリースリングは昨年はブロンズでしたが今年はシルバーを獲得したそうです。同じロットで、日本でヴァインベルクが販売しているものも同様のものです。
ゾルターでは、国際的に受け入れられるシャンパンに近い味筋のものとドイツらしい果実味のあるゼクトと2つのタイプがあるのですが、品評会では前者のほうが高い点数をつけられているようですが、個人的には後者のタイプのほうが好みで、そういったタイプのものを選んで輸入しています。どちらもゾルターの個性はあるのですが少し味筋が異なります。


もとから滞在時間は少ない予定だったのですが、列車30分以上遅れたため、ヒルデガルトも含めて5時間で4軒プラス食事という、ただ試飲するだけでは終わらせたくなくしっかりと造り手と話をしたい自分ととしては強行日程となりましたが、充実した濃い時間となりました。
リューデスハイムの2015年産のリースリングは個人的に好みだと思いました。他の産地同様、骨格が太めのワインになる傾向ですが、リューデスハイムではそれがよい方向に向いていると感じました。

次回ゾルターのゼクトを輸入する際には、1,2種類となりますが再びフェンデルとビッショッフッリヒェスのワインも輸入する予定です。


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


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posted by ヴァインベルク at 21:09| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする