2016年07月16日

2016年のドイツのぶどうの現状について

ドイツで生産者と話して聞いた今年の今のところの状況を書いていきます。

今年は5月、6月は毎日のように雨が降っているそうでこれは異常なことのそうです。私の訪れたは6月末ですが、ザールでこの時期に木々がこんなに鮮やかになっていることはないと言われていました。それだけ水(栄養素)が多いということです。それはぶどうにとってよいことかというとマイナスの部分が多いのです。会った生産者は口々に雨が多くて困っていると言っていました。
その理由のひとつがカビが繁殖してしまうことです。特にビオの栽培をしている生産者にとっては重大な悩みで、ヴァインベルクの取引している生産者もビオの認定は取得していませんが可能な限り農薬を使わないで栽培している生産者なので、この雨はかなりこまっているようでした。そして私の滞在指定期間も日本の夕立のように、晴れていたのに急に大雨になったという日が何日がありました。さらに32度になった日もあったのですが、この条件が最悪だという説明も畑で聞きました。大雨により地面に水分がたまり、暑くなって表面は乾いても地面の中は湿っていてそれにより熱がこもるので、ぶどうの樹によってはよくない状況だということでした。
もうひとつの理由は、雨が降るということは太陽が出ていないということで日照不足となっています。訪れていた時期は花が咲き始めている時期で、この時期からは太陽の光は重要だから晴れてもらわないと困ると言っていました。
日本でもヨーロッパの洪水のニュースを耳にした方は多いと思いますが、ドイツに関してはワイン産地ではそれほど洪水によるダメージはなかったそうです。フランスやオーストリアの一部では深刻な被害があったそうですが。雹についても、今年はブルゴーニュなどで深刻な被害があり、ドイツでも毎年耳にしますが、僕の取引している生産者からは雹によるダメージは聞きませんでした。


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ぶどうの花


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カビが出てしまった葉と表面は乾いているけれど中は湿っている地面。ザールの畑にて。


次回は2015年産について書きます。


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


posted by ヴァインベルク at 16:57| ワインのためになる知識 | 更新情報をチェックする