2017年09月18日

9月のワイン会の様子

新入荷のワインが入ったこともあり、9月は精力的にワイン会を行っています。
いつもはひとつの会ごとに細かくワイン会の様子を書いていましたが、今回は3つの会について、印象に残ったことを中心に書いていきます。


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ひとつめは成田でのワイン会です。成田周辺のドイツワイン好きの方が、参加者を集めてくださりヴァインベルクのワインでのワイン会を開催しました。14人での会となりました。
会場は公津の杜のビストロ・モズです。食材や調理法にこだわりを感じますが、押しつけているかんじが全くしない自然な料理の数々は素晴らしく、また訪れたいと思いました。
最初の画像は豚肉をキャベツで巻いたものです。ゾルターのロゼのゼクトラインガウのリースリングもやさしいトーンがあってぶつかる部分が全くありませんでした。


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鱧のサマートリュフのせとファルケンシュタインのヘレンベルク・ファインヘルプはマリアージュとして素晴らしかったです。
ワインの心地よい甘みと酸味が料理と溶けこむようになっていました。ソースに少し酸味があることもよかったのだと思います。
このワインは料理とというだけでなく皆さんにとても驚かれ喜んでいただけました。ドイツワインをたくさん飲まれている方にもそういう反応をしていただけるのはうれしいです。レアなワインではなくふつうに購入できるワインでも魅力のあるワインを揃える、というのがヴァインベルクの使命でもあると考えています。


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その他には、ゾルターのロゼは、ドイツのゼクトでこういう良さがあるものはあまりない、エルプリングの古酒ゼクトは初めて飲む味わいでなおかついい、ミュレンの2007シュペートレーゼはホッとする良さがある、などという感想をいただきました。
料理とは真鯛のポワレとビッケルシュトゥンプのロゼ、国産の鴨とレンベルガーGも印象に残る組み合わせでした。カシスのデザートとレンベルガーが合うのも面白かったです。


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ふたつめは赤坂のセレブールでの会です。
料理はフレンチで、ワインもフランスのグランクリュを多く提供しているお店ですが、ソムリエがふだんからドイツやオーストリアなどといういわるゆる冷涼系と言われる地域ののワインもグラスワインで多く提供していることもあり、今回ワイン会をすることとなりました。
フレンチのビストロ料理にドイツワインを合わせる、というコンセプトでしたが、料理はビストロ料理という枠を超えた洗練された料理で、参加者もヴァインベルク店主もとても幸せな気持ちになれました。
ペアリング検証というタイトルでの会でしたが、事前に細かい打ち合わせはせず、料理内容を聞いてワインを選び、当日シェフとソムリエがワインを飲んで少し微調整をする、という形にしました。
ドイツワインを普段から飲まれている方もそうでない方もいらっしゃいましたが、飲んだことがないタイプのワインばかりだったそうで、みなさんどれもとてもおいしいと驚きながらおっしゃっていました。辛口を中心とした今だから造ることができるドイツワインの良さを体感してその良さを知っていただきとてもうれしく思っています。なぜこういうワインができるのか、などワインの良さをより知っていただけるような話をたくさんできたこともよかったです。


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こういった前菜には大半のヴァインベルクのワインはどれも万能に合わせることができます。
今回は繊細な料理ということで、繊細で気品のあるタイプのキュヴェアンリのゼクトとミュレンのリバイバル・リースリング・トロッケンを選びました。

サーモンにはビッケルシュトゥンプのジルヴァーナー・ブントザントシュタインを。ミネラル感と強さのあるこのジルヴァーナーはサーモン(少し焼いたもの)との相性はよく、その気品のある味わいはふだん他の国のワインを飲んでいる方にも好印象でした。


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料理との相性で一番印象的だったのは、つぶ会のオーブン焼きとファルケンシュタインのピノ・ノワールです。
つぶ貝だけだとワインが負けてしまうのですが、大きめに切られたじゃがいもと生ハムと一緒に食べてワインを飲んだ時の相性は素晴らしかったです。このワインの繊細だけれど内側にある強さと2015年産だからこその果実味が、うまく合ってうまみが増長するような感覚でした


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上州せせらぎ豚のナヴァラン仕立て(夏野菜煮込み)です。
こういった濃いめの味付けでも合わせられるドイツワインはあります。今回のクナウスのレンベルガーRはボルドータイプの濃さと強さがあります。この料理は通常は羊だそうで、今回は豚だったのですが、羊でもこのワインは相性良いのではと思いました。また、強いだけでなくうまみを感じられるこのワインは、6000円前後で素晴らしい赤がドイツにはたくさんあることを知っていただくのにとても良いワインとなりました。

最後だけトロッケン(辛口)ではなく甘口にしましたが、このファルケンシュタインのシュペートレーゼも好評でした。酸味もある甘口ワインの良さを知っていただけました。このワインはシュペートレーゼとしえはあまり甘みは強くは感じませんが、こういったコース料理の最後にはちょうどよい味わいです。レモンシャーベットとの相性も良かったです。


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3つめは、銀座Steak & Grill Rangestu of Tokyoでの会です。ここのシェフとは長い付き合いで、ステーキ以外の料理も素晴らしいのです。
ゼクトはゾルターの2005リースリングにしました。少し熟成したシャンパンはみなさん飲まれたことがあるようですが、リースリングでこういったタイプはみなさん初めてで、そしてその良さに喜んでいただけていました。


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サラダはフォワグラ入りのパテやサーモンだなどバラエティ豊かな内容です。
クナウスのロゼと合わせましたが、3種類のぶどうのブレンドということもあり色々な要素もあり、やさしいだけでないこのワインとはとても相性がよかったです。このワインの万能さと素晴らしさを証明する機会ともなりました。

その後は真鯛のポワレ、キノコソースでしたが、ファルケンシュタインのカールスベルクとお楽しみいただきました。
このワインは、甘口とも辛口ともいえない、複雑みがあり不思議な味わいのワインですが、素直にこのワインの良さを堪能していただけていました。そして少し強めの味付けの料理でも問題なく合わせることができました。


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ステーキはイチボです(画像はサラダは1人前の量でしたがこちらは数人分の量です)。次の料理が濃厚なので、ステーキは最後ではなくその前にしました。赤みですが脂もほどよくあり、噛んだ時の触感やうあまみがとてもよかったです。
ステーキとは濃い赤ワインではなく、軽めのトロリンガーを合わせました。酒質は強くならないブドウ品種ですが、凝縮した果実味があるのでこういったグリルお肉との相性はよいと思ったのですが、その組み合わせにみなさん満足されていたようです。
燻製させた熟成醤油をつけるて食べるとより相性がよくなりました。醤油と赤ワインというのはイメージがわきづらいと思いますが、このワインはそういう合わせ方もできる、既存の概念にはとらわれない使い方ができる赤ワインなのです。


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メインは国産牛肉の赤ワイン煮です。ほほ肉ではなく首のあたりのお肉だそうです。長時間煮込んで、ほどよい食感でなおかつうまみもあり、こだわりのあるソースも含めてみなさんにとても好評でした。
あえて高価格帯の赤ではなく、レンベルガーGを選びました。高価格帯のワインだと繊細なのでピンポイントな合わせ方になりこういった料理とは難しいし、もっと気軽に合わせられる組み合わせを体験してもらったほうが良いと思いこのワインにしました。ほどよい強さと濃さがありやわらかさもあるので懐の広いこのワインは料理に寄り添っていました。
食材が良い時などは高価格の個性が強いワインではないものをあえて選ぶ、というやり方を提示することができ、みなさん納得されていました。


このように色々な料理とヴァインベルクのドイツワインを合わせて会をやっています。
こういう様々なタイプとの組み合わせを体験すると、ドイツワインの懐の広さをあらためて感じることができます。
色々な合わせ方、楽しみ方ができるのがドイツワインの魅力だと声を大にしていうことができます。
マリアージュという合わせ方だけでなく、料理の合間に飲んでも邪魔にならない、など、家庭の食卓でのワインや、色々なシチューエションでお楽しみいただくことができます。
色々な例を通してそういったことも感じていただけたと思い、ブログやfacebookでの投稿、ネットショップでの商品紹介は書いています。
たくさんの人にドイツワインの良さと魅力を知っていただけるようこれからもお伝えしていきます。


今後もヴァインベルクでは定期的に会を企画していきます。ヴァインベルクのfacebookページで一番早く告知を始めるのでそちらの投稿もお読みいただけるとうれしいです(アカウントをお持ちでない方もご覧いただけます)。
facebookアカウントをお持ちでない方のワイン会の参加申し込みはホームページの問い合わせページからのご連絡でお申し込みいただけます。

本文では紹介したワインに商品ページのリンクを貼っていますが、下記からも新入荷のワインはご覧いただけます。


新入荷ワイン
ファルケンシュタイン
クナウス


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com



posted by ヴァインベルク at 13:04| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする