2018年05月20日

シュパーゲル(白アスパラ)の会の様子とドイツでシュパーゲルを食べて感じたことなど

ヴァインベルクの会として毎年恒例となっている永田町ビッテでのシュパーゲル(白アスパラの会)、今年は4月の平日、5月の土曜日と2回開催しました。
内容が少し異なったこの2回の会の様子に加えて、ドイツで感じたシュパーゲルのことについても少し書きます。
5月の会は25名の方にご参加いただき、みなさまのシュパーゲル愛を感じられました。
このお店でのシュパーゲルのこだわりや日本のものとは何か違うのかというようなことなどは昨年までのブログの記事をご覧ください。

今年はシュパーゲルの定番とされているジルヴァーナーの品種とフランケン地方にはあまりこだわらずにワインを選びました。
ライトなジルヴァーナーはシュパーゲルをたくさん食べる時に最適なのですが、しっかりとした料理には他のドイツワインと合わせたほうが良さがわかる、ということも考えていましたので。


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前菜は少し固めのゆで時間で。
4月はヴュルテンベルクのクナウスのリースリング、フランケンのビッケルシュトゥンプのロゼを、5月はファルツのシュピンドラーのヴァイスブルグンダーと。
ヴァイスブルグンダーはワインだけでもとても好評でした。

シュパーゲルのゆで汁によるクリームスープには、深みとやわらかさのあるベルンハルト・アイフェルのリースリング・アポテーケ・トロッケンと合わせることが多かったのですが、5月の会は、先のヴァイスブルグンダーと合わせてみましたが、やわらかさと風味がうまく合っていました。


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魚料理、この画像は4月のワカサギを揚げたものをシュパーゲルにのせたものです。
先のクナウスのリースリングと相性が良かったです。
5月は鮎の炭火焼き、ペーストにした肝付きです。毎年この会では選んでいるフランケンのブレンフレックのジルヴァーナー、モーゼルのマルティンミュレンのリースリング・ヒューナーベルク・トロッケンと合わせました。
鮎だけだとジルヴァーナーと、シュパーゲルとだと深みとコクもあるので深みのあるリースリングと、いう印象でした。肝はつけすぎると苦いのでワインとはあまり合わないのですが、少しだとどちらとも面白かったです。個人的には和食とワインの包み込むような合わせ方の感覚のジルヴァーナーのほうがいいなあと思いました。


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メインはどちらの会も、豚肉のシュニッツェル、オランデーズソースのアスパラ添えです。
4月の会で、クナウスのレンベルガーSとこの料理との相性がとても良かったので、全く同じ組み合わせにしました。
シュパーゲルには白ワインを合わせるのが定番ですが、こういった料理だと赤ワインとも合わせられるのです。といっても濃いものだとあまりよくないと思っていまして、このワインのような繊細さの中に濃さのあるワインのほうが良いと思います。
ワインだけでも、ドイツの赤でこういうものが、と驚いていましたし、料理との相性も喜んでくださいました。


ここからはドイツでのことです。


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何回かシュパーゲルの料理を食べましたが、一番典型的なものがこちらです。
シュパーゲル料理、と別にメニューがある場合には、オランデーズソース付きのボイルに加えて何かをあわせる料理がいくつかあります。
サーモン、魚のムニエル、先のようなシュニッツェル、ステーキなどがあります。肉や魚がおまけのように盛り付けられています。
ワイナリーに紹介してもらったバーデンのオッフェンブルクの伝統的な料理を出すお店ではランプステーキを選びました。
シュパーゲルメニューにはジルヴァーナーとヴァイスブルグンダーが推奨として書いてあったので最初はヴァイスブルグンダーと。何の違和感もありませんでした。
次は取引予定の醸造所のグーツヴァインのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)と。薄めだけどコクもあるので、お肉にも負けず、先のレンベルガー同様、シュパーゲルとの相性もよかったです。


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こちらはヴュルテンベルクのクナウスのお宅にて。スーパーでいいシュパーゲルを店員さんに選んでもらい、アンディが自分で皮を剥きオランデーズソースも作り、ラムも自宅のテラスでバーベキューで焼いてくれました。
新鮮なものの良さを堪能できました。5本くらいまでなら飽きずにずっと食べられます。ただ、時間が経つと、少しえぐみが出てきて、新鮮なものならではの変化と繊細もも感じました。
ワインは濃いめ、重めのグラウブルグンダー(秋以降に入荷する予定です)との相性がとてもよくて驚きました。甘み、深みがあるドイツ(ヨーロッパ)の太いシュパーゲルだからこその相性で、日本の白アスパラだともう少し軽いのでアスパラが負けてしまうと思いました。


ドイツで感じたのは新鮮なものは味わいが違うということです。2、3日までとそれ以降では全然違うと言っていましたが、その感覚がよくわかりました。これは竹の子の鮮度を感じたことがある方はわかりやすいかと思います。
ただ、時間が経つとおいしくない、というわけではなく、日本でやっているヴァインベルクの会にようにおいしく食べることができます。状況に合わせて調理をすればおいしく食べることができるのです。
ただ、ドイツでの感覚が忘れられない(新鮮なものをバクバク食べたい)というような方はドイツにこの時期に行って食べるしか選択肢はないです。

また、シンプルなボイル以外の、揚げたりクリームソースの中に入っていたりという調理法のものは太さや、産地にこだわらなくてもおいしいものが食べられると思いました。そういった料理は、日本産でもヨーロッパ以外のものでも変わりない味わいで楽しめると思いました。

鮮度のことやどういうワインと合わせるか、ということはドイツに行って色々なことを感じることができました。
そして日本でもおいしくシュパーゲル料理を楽しめるということもです。日本の場合は、上質なシュパーゲル料理はより高品質なワインと合わせるほうが良いとも思いました。

春ならではの楽しみのシュパーゲル(白アスパラ)、ぜひみなさんも時期が合えばお楽しみください。


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com




posted by ヴァインベルク at 20:02| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする