2018年06月21日

つな八別館つのはず庵での天ぷらの会の様子

天ぷらの会の様子を書きます。
つな八の志村社長と意気投合し、ヴァインベルクの会をやらせていただけることになり、新宿のつな八別館、つのはず庵にて日曜の昼間に会を行いました。
早い段階で満席となっていたのですが、直前で減ったり増えたりというのを繰り返し、その階の定員ぎりぎりの24名の方にご参加いただくこととなりました。和装の方も何名かいらっしゃり華やかな会となりました。

数日前に料理内容をお聞きして、その料理にワインを選ぶ、というスタイルとなりました。一度こちらのお店で天ぷらを食べながらヴァインベルクのワインを何種類か飲むという機会があったので、全くの想像で合わせた、というわけではありませんが。後で書きますが、なかなかすぐには考えられないような難解なものもあり、ワインを選ぶのに時間を要しましたが、でもとても楽しみに当日を迎えました。
天ぷらはいくつかのパートに分けて提供、とうことだったので、ネタごとの相性だけでなく、そのパートでよさそうなものを選択し、なおかつ、一つのワインだけでなく、常時2種類はワインがあって楽しんでいただくような形にしました。


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ワインは6種類です。
リースリング アポテーケ トロッケン 2016 /ベルンハルト・アイフェル(モーゼル)
ロゼ 2016 /クナウス(ヴュルテンベルク)
ヴァイスブルグンダー 2016 /シュピンドラー(ファルツ)
リースリング QbA 2014 /マルティン・ミュレン(モーゼル)
トロリンガー 2016 /クナウス(ヴュルテンベルク)
レッドワイン(シュペートブルグンダー) ゾンネンベルク 2015 /ファルケンシュタイン(ザール/モーゼル)

昼ということもあり重ためのワインは選びませんでした。
ゼクト(スパークリングワイン)を入れるか迷ったのですが、種類多すぎて情報量が多いよりは、1種類の量を多くしたほうが、と考えて入れませんでした。

4種類の塩をつけながらなので、個人の感覚の違いがあったりするので、ヴァインベルク店主が印象的な組み合わせを中心に書いていきます。


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とうもろこし豆腐とスズキのマリネには、酸があるけれどやわらかさもあるアイフェルの前の等級だとシュペートレーゼ・トロッケンのリースリングがぴったりでした。


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最初の天ぷらのパートは海老、稚鮎、野菜(いものような人参とズッキーニの一種)です
①に加えて②のロゼも提供しました。このロゼは海老、稚鮎だけでなく、この後の天ぷらとも相性がよく万能でした。白ワインの要素、黒ブドウならではのうまみ、などいくつかの要素で、天ぷらとの接点が多く、そしてやさしい味わいだからかと思います。
お寿司とワイン、などと一緒で、ネタに合わせる楽しみもありますが、ずっと寄り添えるワイン、という側面で感じるのも楽しいし大事だと思っていて、このロゼはその役割を果たせるワインで、参加者にもとても好評でした。


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鱧と烏賊です。
なんと烏賊にはザウアークラウト(キャベツの酢漬け)が。打ち合わせでは聞いていなかったのですが、料理人の方がドイツということで遊びを入れてのチャレンジをしてくださったようです。ワインうんぬんの前に、とてもおいしくてびっくりしました。
③のヴァイスブルグンダーを提供しましたがどちらも悪くなかったです。ただロゼやこの後の甘口、赤の印象が強くなったようで少し埋もれてしまったようになってしまいました。つな八の天ぷらはごま油で揚げているということもありこのワインが一番定番かなあと考えていたのですが。
先の烏賊とは、もうこの時点では全員が残っているわけではんかったのですが、①のリースリングと合わせた方が絶賛していました。ポイントは酸のトーンが一緒だったからだと考えます。


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愛知の大浅利、燻製の鯵です。
大浅利には甘めのたれがついているのですが、④のモーゼルのやや甘口との相性が素晴らしかったです。味のポイントで合うのではなく、日本酒のように、包み込むような相性です。ほどよい甘みがいい作用をしていました。
⑤のトロリンガーもこのタイミングで提供していき、大浅利とも試しましたが、④が一番相性が良いと感じました。それがなければこの赤とも十分満足できる組み合わせ、と感じたと思うのですが。
鯵とは④も⑤っもよかったのですが、②のロゼともやはりいいなあと感じました。


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グリーンアスパラに生ハムがのっています。半熟卵の天ぷらつきです。こちらもワインうんぬんではなく芸術的な創作天ぷらでした。⑥のピノ・ノワールも含めわりとどのワインでも楽しめると思いましたが、個人的にはワインが主張しない⑤のトロリンガーに食べ物の味の強さが入ってきてちょうどよいと感じました。
この後の穴子はつゆをつけて食べたのですが、⑥のほうがよいのかと周りの人とも話していたのですが、合わせてみたら⑤のほうが相性がよく感じました。果実味が天ぷらだと少し難しいかなと感じました。ピュアな味筋で果実味の濃いものでも熟成したものだとまた印象が変わるのかなと思いましたが。
小海老のかき揚げの天丼も同じような感想を持ちました。
昨年の天ぷらの会のお店では天丼とクナウスのレンベルガー、茜坂での会ではラインガウのの相性がとてもよかったのですが、油、たれ、食材などいろいろな要素で相性が変わってくるのが天ぷらとお酒の難しいところであり面白く思えるところでもあります。

デザートは抹茶のムースです。
2時間半くらいで終われればいいなあと考えていたのですが3時間経ってしまいました。
昼から濃い、みなさん大満足の会となりました。
そして、天ぷらとワイン?ドイツワイン?赤ワインと合わせるの?などというみなさんの?を振り払える、説得力のある内容になったかと思います。
和食とドイツワイン、はこれからも色々とやっていきます。


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志村社長も参加してくださり一緒に食べながら感想を言ったり、天ぷらの説明をしてくださりました。
画像は取り扱っている野菜の農園の説明をしているところです。
色々と熱く語ってくださり、この会のことも褒めてくださりとてもうれしかったです。
9月にはこちらのイベントで天ぷらに合わせてヴァインベルクのワインを提供する、ということも決まりました。

それぞれの方がそれぞれの楽しみ方のできた会になったのではと思っています。
ただ、人数が多いことによる難しさも感じました。もっとドイツワインの話を聞きたかったという方がいらっしゃってもと話したほうがよかったかと思ったり、提供のタイミングが後半になるにつれずれていったので、ワインの提供のタイミングが少しうまくいかなかったり、と今後に向けて考えなくてはいけないなあという課題も見えました。
これからもいい会にできるよう努めていきます。


7月の会は2つ決まっているのですが、8日の高円寺徳竹での鱧の会はおかげさまで満席となり、キャンセル待ちとさせていただいています。
26日の代々木八幡の大野屋での「蕎麦屋の料理と熟成、甘みのある白ワインの会」はまだお席ありますので参加者募集中です。
詳細はfacebookのイベントページでご覧いただけます。参加申し込みはヴァインベルクの問い合わせページからでも可能です。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com



posted by ヴァインベルク at 17:42| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする