2021年02月14日

ヴュルテンベルクのクナウス当主とのZoomイベントの感想と補足

先日のヴュルテンベルクのクナウスの当主アンディとのZoom、参加されたみなさまありがとうございました!

Facebookの個人ページに補足などを2回に分けて投稿したのですが、一部カットし少し修正もしたものをこちらのブログにも記録します。
参加されなかった方でもこれを読むと、クナウスのワインを飲んでみたい!と思っていただけると期待しています。
最後に次回28日のzoomの内容も書いています。

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終わった後にアンディから、いい人だったしとっても楽しかった!というメッセージが来て、僕自身もうれしかったしホッとしています。
反省点もありましたが、アンディと参加されたみなさまにとっていい時間だと思ってもらえたことが何よりです。

質問コーナーによって、本編で伝えてきれていなかったことの補完になっているのもいいなあと思いました。 レンベルガーとトロリンガーに対する彼の想いを感じていただけたかなと思います。
トロリンガーを飲みながらやっていましたが、いいワインだなあとあらためて思いました。品種の特性、特徴がどうとかというのはどうでもよく、このワインの魅力を感じていただきたい、というワインです。

彼ら造り手は伝えたいことがいっぱいあるので本当にいっぱいしゃべるので、1時間という枠だと厳しいですね。かといって長すぎると聞き手も話し手も集中力がなくなってしまって、やったことだけに意味があるようになってしまうので、1時間では終わらないけれど、質問コーナーも含めて最大90分まで、というのがよいような気がしました。

前日雪が降ったそうで、外の景色を見せてくれたりもしました。マイナス15度までいったそうです。

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トロリンガーとレンベルガーについてはだいぶ伝わったかと思います。
トロリンガーは、典型的なタイプと彼のワインの両方を飲んでいないと、彼のワインがどう違うのかというのは伝わりづらいと思います。とはいえ、彼のトロリンガーは、ワインだけでも食事に合わせるとしてもとても魅力的で、他の品種にはないタイプでもあります。
レンベルガー(ブラウフレンキッシュ)については、僕からももう少し話したかったのですが、軽やかでなおかつ果実味豊かなタイプから、新樽で熟成させても負けないどっしりとしたタイプまでとても幅広い味わいで、なおかつどれも高品質なワインにすることができる品種です。日本ではまだは幅広いタイプが入っていないので、日本でしか飲まれていない方は、レンベルガーはこういうタイプと決めつけてしまっているかもしれませんが、色々なタイプがありそれぞれに魅力があるということをもっと知っていただけるようになればなあと思っています。
ヴュルテンベルクを代表するこれら2品種とシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)以外にもたくさんの赤ワイン用のぶどう品種が栽培され、単一でもブレンドとしても活躍しています。クナウスは作っていませんが、シュヴァツリースリング(ピノ・ムニエ)が素敵な造り手もあったりします。
ただの品種の勉強のためではなく、ヴュルテンベルクの幅広い魅力を知ってもらえるためにもっと色々なタイプが日本で飲めるようになればいいなあと思っています。ヴュルテンベルクがマニアックなんて言っている人は古すぎます。ドイツでのヴュルテンベルクのワインの立ち位置など現状を知らなすぎます。地産地消のワインというイメージも過去の話です。赤の地域という紹介もされますが、おいしい白ワインもいっぱいあります。

ビオの話は本当はもう少し丁寧にやりたかったのですが、あの時間内では無理なのでさらっとやりました。 有機栽培にしてこそ、テロワールも感じられる魅力的なぶどうの実がなる、というヴュルテンベルク、ドイツに限ったことではなく、当然の認識ですが、大量消費、そして農協(組合)が主流だったヴュルテンベルクでもビオの生産者が増えているという話があります。とはいえ2010年以降に増え始めていてまだまだファルツやラインヘッセンに比べれば少ないと思います。新しく始めるところは、モーゼルのように石の超急斜面ではないので当たり前のように最初から有機栽培でやるでしょうが。

クナウスのワインは認証取得済みのビオロジックでの栽培ですが、いわゆるビオっぽい(本来の意味合いでなく日本で使われている言い回しとして)風味や味わいはなく、きれいでピュアです。なので料理とも素直に合わせて楽しみやすいです。これは彼のワインの大きな特徴、魅力だと思っています。

ンベルガーはふだん何に合わせる?という質問で肉(主にダークミート)と彼は答えていましたが、それはその地域が肉中心の食事ということもあってのことであって、野菜や魚、和食にもとても合わせやすいのが彼のワインです。トロリンガーもとても幅広く合わせられます。白だと広範囲なのは珍しくありませんが、赤で万能なドイツワイン、というのはそうは多くなく、これも特出すべきことだと思います。

彼が造る亜硫酸無添加のワイン(全体の10%)は、思想も含めてのヴァンナチュール(自然派ワイン)ではなく、手法と味わいのカテゴリーとしてヴァンナチュールの部類になる、ということもあの中で理解していただけたかと思います。なので、自然派ワインしか飲まない人にはグッとこないかもしれませんが、頭でっかちな(言い方悪くてすみません)こだわりがない人にはとても好意的に受け入れられるワインなのです。ただ流行りにのって造ってみたというにではなく、彼のセンスと技術でクオリティの高いワインですので。


心から、クナウスのワインの良さを多くの人に知ってほしいなあと思っています。 格付け、評価の高い造り手とはまた異なる魅力、良さがある造り手です。販売のためにヴィンテージ違いも含めてたくさんの種類を輸入して、食事との相性も含めてじっくりと飲んでいるからこそそう思えるようになったのと思っていて、趣味のみだったら出会っていない、もしくは飲んでいても強い興味を持つには至っていない、というのが想像できます。

やはり飲んでみないと伝わらないことも多いので、クナウスのワイン(特に赤)をぜひ飲んでいただきたいです。 http://weinbergwine.com/22.html

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次回の2月28日日曜20時からのzoomは、この会でふれたことをもう少し深掘りしようかと考えています。 一度やりましたが、赤ワインについてやります。今回はぶどう品種のことを中心に話します。
加えてヴィンテージについての話もします。これは白も含めての内容です。ただ単にそれぞれのヴィンテージの特性、特徴の話というのではなく、ヴィンテージとは何か、なぜ重要視されるのか、みたいな話をします(ドイツワイン屋なのでドイツワインを軸に話していきます)。
セットは作りませんが、ぜひヴァインベルクの赤ワインを飲みながらご視聴していただきたいです。クナウスの赤でなくてもかまいませんのでご注文お待ちしております!


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com



posted by ヴァインベルク at 15:58| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする