2016年01月03日

ファルケンシュタイン訪問2015冬その2醸造所編

息子のヨハネスと共に畑を散策した後に醸造所に向かいました。
荷物を置いたらすぐに地下のケラーへ。

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今までに訪れた2度は9月だったので赤ワイン以外は空でしたが、今回はほとんどの樽にワイン(ぶどう果汁)が入っています。
2015年の秋に収穫し2016年の春先以降に瓶詰めされてリリースされるワインです。
収穫から1か月ちょっと経った時期に訪れたのですが、木樽での自然発酵のため、まだ発酵している樽もいくつもありました。樽の中からポコポコと音が聞こえてきて、これが発酵している最中ということです。

もう発酵が止まっているものは残糖が多く残っている状態で、甘口ワイン(シュペートレーゼやアウスレーゼ)やファインヘルプとなり、発酵しているものは糖分をもっとアルコールに変えていくので残糖が減り辛口(トロッケン)となります。ステンレスタンクと違い温度などの調整もしていなくて自然酵母にまかせているので、残糖が少し残って状態で発酵が止まる場合もあり、それはファインヘルプ(中辛口、中甘口)となります。ファルケンシュタインはほとんどのぶどうは完熟した90から100エクスレで収穫しているので糖度が高いため自然酵母だと辛口になる前に発酵が止まり多くのワインがファインヘルプとなっています。
個人的にはザールらしい酸と残糖とミネラルが調和したファインヘルプのタイプのワインがファルケンシュタインの中では一番好きです。これらの食事はほどよい甘みなので食事にも合わせることができます。


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これらの瓶詰め前のリースリングのワインを樽から試飲させてもらいました。
色はまだ白く濁っています。これらがあと数か月経つと透明感のあるワインになります。味わいはフレッシュ感が強いのですが、それぞれの樽のワインの果汁の個性、特徴は感じることができました。
ファルケンシュタインでは個性のある区画ごとに収穫し圧搾して樽に詰めた果汁は、発酵、熟成後には同じ畑の果汁であっても複数の樽から合わせて瓶詰めすることはなく、それぞれの樽のワインから別のワインとしてリリースしています。


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この時点の試飲でもとてもいいと思ったものもありました。もちろん瓶詰めされてから印象が変わることがあるというのは理解しています。
樽試飲の場合、発酵が止まっているとしても甘口ワインのほうが特徴がわかりやすいということもいくつも試飲してわかったことです。
今回試飲した2015年産は今年(2016年)の夏以降に入荷すると思いますので楽しみにしていください。

2015年に収穫した発酵途中の赤(シュペートブルンダー)も試飲しましたが、これは2017年にリリースされるものですが、ジュースでもワインでも妙な味わいでおいしいとは言えず、良い経験となりました。今は微妙でも長い時間をかけておいしいワインとなるのです。

お気に入りで良質な果汁には良い樽を使っているなど、どの樽にどの畑のどんなワインを入れるかというのも重要な要素だということも話していました。


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ケラーを後にしてゲストルームで試飲です。12月に入荷した4種類のワインと輸入はしなかったオイヒャリウスベルクのアウスレーゼの5種類です。
この時点で新入荷のワインは日本に到着はしていたのですがまだ飲んでいなかったので、この時点でのワインの感想を造り手の前で述べることとなりました。彼の意見も聞きながら解説もしてもらえました。
ここで2013のヘレンベルクのシュペートブルンダーはボジョレーのガメイのスタイルを目指したというような話を聞いたりもしたのです。
また、日本に帰ってからこれらのワインを再び飲んだのですが、違いは感じなかったので輸送によるダメージがないということを確認できたのもよかったです。


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そして毎回恒例のそのままワインを飲みながらの昼食です。
も素朴ながらおいしいソーセージとチーズでした。りんごのジャムはヴェーバーの奥さんの手作りでこれもとてもおいしかったです。

今回もても濃厚な3時間弱の訪問でした。
ファルケンシュタインでは一番笑いながら話しているような気がして、仕事としてだけでなく豊かな時間を毎回すごしています。
アメリカやオートラリアには何度も行っているヨハネスは日本にも来たいと言っているので、そのうち2人の掛け合い漫才のようなやりとりもみなさんにご覧いただける機会があると思います。


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最後に。
昨年、この建物ファルケンシュタイナーホーフには火事が起こってしまいました。書庫として隣人に貸していた2階の部屋が原因だそうです。
焼けたのは一部にとどまり人の被害もなかったのですが、テレビのニュースでも取り上げられたそうで、今回訪れた異なる産地の醸造所に大丈夫かと聞かれて驚きました。
修復中の建物を見せてもらいましたが、火元の部屋だけでなく、消火のために水を使ったのでその他に数部屋も使えない状態となったそうで何もない状態になっていました。
屋根も遠くからでも一部にカバーがかけられていて色が違うのがわかります。
でももうすうすぐ修繕は終わるそうです。
ワインはケラーは別の建物の地下なので影響はありませんでした。
ヨハネスは、人生いい時も悪い時も波があるさ、と前を向いていました。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
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ファルケンシュタインのワインはこちらから



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2016年01月02日

ファルケンシュタイン訪問2015冬その1畑散策編

ドイツに入って最初に訪れたのがザールのファルケンシュタインHofgut Falkensteinです。
http://weinbergwine.com/5.html
ファルケンシュタインに行くのは3度目ですが、いつものようにトリアーからコンツの駅まで鉄道で行きそこで息子のヨハネスと合流し車で畑で向かいます。

彼らが所有する畑はずっと連なっていて横に5つの畑名に区切られています。まず向かったのはオイヒャリウスベルクの畑です。

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ここには醸造所を立ち上げた当主のエリッヒErich Weberがいました。
来シーズンのための剪定をいました。もう2016年のシーズンは始まっているのです。
今回はエリッヒは試飲には立ち会わずここで立ち話をしただけで、その間彼はずっと働いていました。畑にいてこそいいワインができる、を体現していました。

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案内をしてもらい、営業や醸造もエリッヒから引き継いで中心として任されている息子のヨハネスです。顔のわかる写真は次回の投稿に出てきます。


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ファルケンシュタインの土壌はシーファー(粘板岩)だけかと思っていたのですが、クレットナッハKrettnachの村名の2つの畑オイヒャリウスベルクEuchariusbergとアルテンベルクAltenbergにはシーファー以外の石、岩も存在しているとのことでした。
2つの畑に共通しているのはディアバスDiabasです。溶岩が固まってできた岩で、これは近くにあるザールブルクのツィリケンの畑でしかドイツでは聞いたことがない土壌でした。
オイヒャリウスベルクの畑では、ラインガウのリューデスハイム周辺やナーエでも見られる珪岩Quarzitがあります。アルテンベルクには玄武岩Basaltもあるそうです。

エゴンミュラーが所有するシャルホーフベルクの畑の丘が前に見えるのですが、エゴンミュラーのシャルホーフベルクのシュペートレーゼとファルケンシュタインのオイヒャリウスベルクの甘口アウスレーゼを同時に飲む機会があったのですが、南向きで土壌の構成も似ていることもあって同じ要素を感じることができました。
数年前まではまだ本当に一部の人しか知らなかった無名だったこの畑のポテンシャルも業界の中でだいぶ知られてきたとのことでした。この畑の一番良い区画を所有しているのがファルケンシュタインなのです。

南向きの急斜面のオイヒャリウスベルクの畑は甘口に向いていてシュペートレーゼとアウスレーゼをリリースしていて、ヴァインベルクとしては2014年産はシュペートレーゼを入荷しました。どちらも強い甘みではなく、甘みと酸のバランスにより味わいが形成されるタイプで、個人としてはシュペートレーゼのバランスが大好きです。


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この画像はオイヒャリウスベルクの隣のヘレンベルクHerrenbergの畑ですが、このようなわりと小さめの石によって土壌が形成されています。
シーファーSchieferはグレイ、青色、赤色が混ざっています。酸化している石があるのも見せてもらいました。


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ヘレンベルクの一部の区画はフィロキセラの害を逃れた自根の樹です。これらの樹の樹齢は80年です。
実は小さく量もとれないのですが、これらの実によるワインは余韻が長く深みのあるワインとなります。この区画からのみ造られているワインが新しく入荷した2014年のヘレンベルクのファインヘルプのフーダー2です。
その他の彼らが所有する区画のリースリングのほとんども樹齢50年を超えています。他の産地ではアルトレーベンAlt Rebenとして特別なワインとしてリリースしている樹齢のところから低価格で高品質なワインをリリースしているのがファルケンシュタインです。

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手前がヘレンベルクNiedermeninger Hrrenbergの畑で、頂上が茂みのさらに斜面のところからがオイヒャリウスベルク、その奥の霧がかかっているところがアルテンベルクの畑です。
背にしているところがゾンネンベルクで、ずっと斜面は続いていてその先の中腹にファルケンシュタインの醸造所があり、その周辺がファルケンシュタイナー・ホーフベルクFalkensteiner Hofbergの畑名となっています。
雑草が生えているのでファルケンシュタインの畑は農薬を使っていないことがおわかりいただけると思います(どうしても必要なものだけは使っているそうです)。

最後にアルテンベルクの畑に向かいました。ファルケンシュタインはすべての果汁は、区画ごとに木樽に入れての自然発酵ですので、コントロールしないで発酵が止まり、甘口、ファインヘルプ、トロッケンとなるのですが、南西向きのこの斜面の畑のリースリングはトロッケン(辛口)となるそうです。酸が他の畑よりも少なめで、ミネラル感など他のバランスもありもありとても辛口に向いているとヨハネスは言っていて、入荷した2014年のトロッケンを飲んで自分もそう思っていました。
入荷したシュペートレーゼ・トロッケンとは別に斜面の下のほうのゆるやかな斜度の区画も入手したそうでここからはカビネット・トロッケンができる、とのことでした。
ヴェーバーが醸造所を始めた30年前に所有した最初の畑がアルテンベルクだそうで思い入れのある畑だそうです。


畑を見て周っただけでとても情報量が多く充実していました。
この後に2015年産の樽試飲、瓶詰めされてリリースされているものを飲みながらの昼食と続きます。


畑の説明の中で紹介したワインにはリンクを貼っています。ネットショップの商品紹介にとびますのでそこからご購入も可能です。

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2015年12月31日

ベルンハルト・アイフェルとゾルターの醸造所にて

今回は2つの醸造所のことをまとめてひとつで投稿します。

まずはモーゼルのトリッテンハイムにあるベルンハルト・アイフェルBernhard Eifelです。
夕方暗くなってから到着してまずは試飲です。

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クリスマス仕様のゲストルームでいつものように対面して一緒に飲みながらの試飲でした。
12月の入荷では輸入しなかったグーツヴァインのリースリング辛口も素晴らしかったり、シュヴァイッヒのアンナベルクの自根によるヴルツェルエヒテの新しいヴィンテージなど興味深いものを試飲することができました。
2014年のアンナベルクは収穫量があまりなく通常は分けてリリースしている上級クラスの辛口系をひとつにまとめてリリースせざるをえないなど、自然の厳しさをを感じる話も聞くことができました。
地下のケラーでは2015年のファインヘルプも試飲させてもらいました。フレッシュでなおかつ心地よい甘みで、今飲んでも十分おいしいと思いました。
アイフェルのレストランは休業日だったためその後は隣町のレストランにアレキサンドラと行き夕食を食べました。写真は撮っていないです。
アイフェルは宿も併設しているのでゲストルームに泊まり、朝食を食べながら(一人分なのにしっかりと用意してくださいました)、家族の方と少し会話をして後にしました。
今回もアレキサンドラだけでなくご家族のみなさんにとても親切に対応していただき感謝の気持ちでいっぱいです。


ドイツの最終日は、フランクフルト空港に行く前にリューデスハイムに行きました。
取り扱っているゼクトのゾルターSekthaus Solterを訪れるのはもちろんですが、ゾルターのベティさんに紹介してもらい他に2つの醸造所も訪問しました。観光客も多いリューデスハイムでも日本人はほとんど行ったことはないであろう醸造所です。いいワインに出会ったので今後スポットで輸入するかもしれません。
駅にベティさんに車で迎えに来てもらいゾルターの醸造所で試飲をしながら色々な話もしました。

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スパークリングワインの国際コンクールでは数々の賞を獲得しているそうで、自分のことのようにうれしく思いました。

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それらのゼクトも試飲しましたが、ドイツのゼクトとしてでなく、世界のスパークリングワインを基準にした評価だというのがわかりました。僕が好きな別のヴィンテージはドイツらしい果実味と甘みを感じたのですが賞を獲ったヴィンテージのレゼルヴは複雑みのある味わいだったからです。
ピノ・ムニエを含むシャンパンと同じセパージュのゼクトも最近リリースしたのですがこのゼクトも賞を獲得するのは間違いないと思います。
自社で栽培し収穫したブドウによるワインをストックしていろいろなタイプのゼクト(スパークリングワイン)を造っています。スタンダートなリースリングとロゼのゼクトは定番として毎回輸入していく予定ですが、その他にも違うタイプのものを毎回輸入して紹介できればと思っています。
レゼルヴのゼクトはデコジュルマンしたばかりより半年から一年は経ったほうがよいことも体験することができました。
飛行機まで時間があまりなかったので、3軒の醸造所を訪れただけで市街を歩くことはなくリューデスハイムらしさをあまり感じることがなかったのですが(醸造所はすべて中心より離れているところにあります)、醸造所で良い体験ができたので十分だと思っています。



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posted by ヴァインベルク at 11:18| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

2015年冬のドイツ出張

フェースブックで投稿したりしているのでご存知の方は多いと思いますが、11月の後半にドイツに行っていました。
ドイツには約一週間の滞在でしたが各ワイン産地を毎日のように移動していたので、とても濃く充実した日々で、それでも時間が足りないくらいでした。
トリアーからザールとモーゼル中域、ヴュルテンベルクのクナウスのあるレムシュタールのヴァインシュタット、ファルツのドイツワイン街道のミッテルハート、フランケン、ラインガウのリューデスハイムと行ってきました。

すでに取引をしている醸造所もすべて訪れましたが、初めて聞く話などもあり、みなさんに情報や造りての想いを伝えるためにも実際に話してコミュニケーションをとることは大事だとあらためて思いました。食事を一緒に食べたり、ゲストハウスに泊めてもらったりしたのでより長い時間一緒にいることができ、ワインのことだけでなく人柄ももっと知ることができてとても良い時間をすごすことができました。
これから順次、醸造所ごとに書いていこうと思っています。畑の話など興味深い話もたくさん聞けたのでそういうこともお伝えしたいと思っています。

新しく取引したいと思っている醸造所も数か所訪れたのですが、どこもワインは期待通りで造り手も素晴らしい人ばかりで、どこもぜひ輸入したいと考えています。一気に全てではなく順番に新しいところのワインを仕入れていきますが、まずは現在進行中の2月到着予定の中に一か所新しい醸造所のワインを輸入する予定です。
事前にメールで説明はしたのですが、それでもどの醸造所も最初は少し警戒しながらのやりとりだったのですが、意見や質問をしていくと次第に受け入れてきてくださっているようになっているのがわかりうれしかったです。
それらの醸造所については実際に輸入が決まったらそれぞれの醸造所のことを書こうと思っています。


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造り手の方に案内してもらったりしながらこういうところを訪れました。


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滞在時間のほとんどは、醸造所で試飲しているか食事をしているか畑にいるか移動しているか、だったのですが、アドベントの時期だったのでクリスマスマーケットも始まっていたので各都市のクリスマスマーケットも見ることができ、クリスマス気分を堪能することもできました。

時間がある時にできるだけブログは更新していこうと思っています。


12月には新しいワインが入荷しました。
今回はファルケンシュタインとベルンハルト・アイフェルのワインです。
ファルケンシュタインはゴーミヨでは2014年産のことを書いてある最新版でもとても評価が高くなっています。92点を獲得した甘口シュペートレーゼもあり、その他にも自根の樹の区画のみのファインヘルプやジューシーで深みのある白のトロッケンも入荷しました。
http://weinbergwine.com/5.html
アイフェルは前回好評で再入荷したグラウブルグンダー、この年もやはりおいしいアポテーケ・トロッケン、重たく優雅な甘みのアウスレーゼも入荷しました。
辛口2本、やや甘口1本のリースリング3本セットも販売しています。
ぜひご利用ください。


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posted by ヴァインベルク at 18:10| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする

2015年07月27日

ヴュルテンベルクのクナウス醸造所を訪れた時のこと

昨年9月に訪れたヴュルテンベルクのクナウスKnaussのワインが入荷しています。
正式に取扱いが決まってから発表しようと思っていたので、醸造所を訪れた時のことはまだブログにもフェースブックにも書いていませんでした。なので今さらではありますがその時のことを書こうと思いました。画像を中心として雰囲気がわかるような内容にしています。

ヴュルテンベルクはさまざまな品種からワインを作っていて、ヴァインベルクはモーゼルを中心としているのでそれらのワインとはタイプが違うのでよいのではと思っていてヴュルテンベルクのワインを扱うことを考えていました。2年前にヴュルテンベルクのVDP加盟醸造所の試飲会に参加した時にこの地域のワインも面白いのではないかと思ったのがきっかけです。まだ日本では知られていない醸造所が多いということもビュルテンベルクに注目した点です。

昨年9月の際にはヴュテルンベルクを訪れることは決めていて、そのことを知人に話したら醸造所を案内できる人を紹介できる、ということでその方とコンタクトをとったところ半日車で醸造所をまわってくれることとなりました。
その方のおすすめの醸造所2軒(うち1軒は僕も知っていました)と前日のVDP試飲会で気にいってアポをとったところの3軒をまわりました。
そのひとつがクナウスで、僕は全く知らなかったところなのです。

クナウスがあるのはWeinstadというところです。直訳すると「ワインの街」、いい名前ですね。街といっても点々と集落のある小さな村です。この地域は、シュトゥットガルトの東方面に横に流れているレムス川のある渓谷周辺の地域でRemstahl(レムス渓谷)と呼ばれています。テロワールとしてぶどうの栽培に適していて範囲の広いヴュルテンベルクのワイン産地の中でも、著名な醸造所が集まる良質なワイン産地です。クナウスがあるところよりもシュトゥットガルト寄りにあるフェルバッハFellbachが著名な醸造所が数軒あり街もそれなりに大きいのでご存知の方も多いかもしれません。


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フェルバッハのような街を除くとこういった穏やかな風景が続きます。こういった斜面を中心にぶどうが栽培されています。
斜めに隆起して丘が形成されていったので標高によって土壌の質が違う、というのも特徴です。この付近は砂岩と石灰質を含むメルゲル(泥灰岩)などを含むコイパー(泥土岩)と呼ばれる性質の土壌が中心となり、同じ畑でも標高により層が違うというところもあるのです。

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クナウスの醸造所です。数年前に移転した新しい建物です。


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こういったスペースがあったり普通の醸造所とは違う雰囲気があります。


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そして目玉はこのテラスです。天気の良い時はここで試飲をするのですが、眺めが最高です。クナウスのぶどうを栽培している畑も一望できます。


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熱い話を聞きながらこれだけの本数を試飲しました。深いことは話さなかったのですがどうやら僕のことを気に入ってくれたということもあってこの本数になったようです。まだリリース前のノンドサージュのゼクトなども飲ませてもらいました。全てののワインが途中のものではなく新しいものを抜栓して出してくれたものも印象的でした。
たくさん飲んだ中でも白3種のブレンドのグラウヴァイセGrauweisse Rebenが印象的でそれがこの醸造所のワインを扱う決め手にもなったのです。ビュルテンベルクは赤の産地というイメージを持っている方もいますが、白もおいしかったしこのグラウヴァイセは他にはない味わいだったので印象強かったです。


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当主のAndi Knaussと車で案内してくれたマルティナさんです。


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一階の醸造設備も見せてもらいました。
ちょうど収穫を終えて搾汁しているぶどうがありました。かなり弱い圧力でゆっくりと果汁を出しているとのことでした。

クナウスのワインは、品種などでヴュルテンベルクらしさもありながら、ヴュルテンベルクというイメージの枠を超えたワインだと思いました。そういった点やワインへのひたむきな情熱を感じて彼のワインを取り扱うことに決めたのです。やさしい、やわらかいけれど芯のある味わいというのが、モーゼルのワインとは味わいは違うけれど僕の扱っているヴァインンベルクのワインと共通するところがあるとも感じたのです。
まだゴーミヨなどの評価本でも入ったばかりのところではありますが、今後より注目されるのは間違いない造り手だと確信してします。今でもアメリカやスイス、北欧などに輸出していたりベルリンなどドイツの各地のレストランで彼のワインがオンリストされていることが証明になります。

そんなクナウスのワインの中からぜひ日本のみなさまに飲んでもらいたいと思った6種類を輸入したので多くの方に飲んでいただきたいです。


クナウスのワイン一覧はこちらから


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8月5日のご注文までクール便代無料です


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