2019年01月20日

ヴァインベルクについての疑問、質問に答えます 総括です

「ヴァインベルクについての疑問、質問について答えます」という題名で今まで8回に分けて書いてきました。
どうやって輸入するワインの醸造所を選び、現地では何をして、どういう基準でワインを選んでいるのか、ということについて書きました。
最後に補足とまとめというような形でしめます。

自分が好みであるから、というだけでなく、日本のみなさまに知ってもらいたい、紹介したいワインを選んで輸入しているのですが、その基準はあまり枠にとらわれてはいないということを書いていきました。
それでも、色々なタイプを紹介したいのでなるべく同じようなタイプばかりには考えています。現在、定期的に輸入をしている醸造所は10ヶ所となりました。生産地域がばらけていてそれだけでも広がりができています。地域の一ヶ所だけでその生産地域の特性が見えるわけではないのですが、それぞれの地域で異なっているということがヴァインベルクの今のラインナップでわかっていただけると考えています。


ワインスクールやセミナーなどでは、産地や品種ごとに説明していくと思うのですが、そのやり方だとドイツワインの魅力があまり見えてこないと考えています。ドイツでは各産地で同じ品種でワインが造られていたりするので、それぞれの産地として説明する場合にはわかりやすく異なるワイン、そしてその地域でよくあるようなものでないと紹介することができません。しかしそれではドイツワインの良さはなかなか見えてこないとお思うのです。土地、気候があり、生産者が心を込めて気を使って栽培し収穫し醸造してできたワインには、それぞれの個性があります。なので、典型的なタイプの紹介だけでは魅力は伝わらないのです。土地の特徴は造り手によっていいワインとなるので、土地の特徴だけでなワインをとらえるのはナンセンスだと考えています。産地ごとに品種や味わいの特徴は異なるのですが、その味わいがその産地の代表などということはあまり意識せず、その土地だからこそのいいワインということで、ヴァインベルクでは選び紹介しています。
ワインによっては、その土地らしい味わい、などと感じるものもあるのですが、それは結果としての感想なのです。

今回の一連の話では土壌についてはあまり書きませんでしたが、土壌の違いによってワインのキャラクターが異なる、というのはドイツワインでは重要な要素です。土壌だけでキャラクターが形成させれているのではないのですが、スープなどで出汁の素材が変わることによってキャラクターが異なるようにドイツワインでは土壌の違いはあきらかんい影響があります。しっかり造っているワインこそ、土壌によって違いが出てきます。
同じ産地の中でも隣の畑でも土壌が異なればキャラクターが変わってきますし、産地が異なっても同じ土壌だと似たようなワインだと感じることがあります。なので、産地の区別よりも、土壌ということを意識することがドイツワインでは大事なことだと考えています。
それぞれの土壌の特性を理解してほしい、というよりは、土壌によってタイプが異なる、ということを感じていただきたいので、ヴァインベルクのワインの説明では土壌についてふれていることが多いです。
取引している生産者では異なる土壌でそれぞれにワインを造っているところがあり、商品名にも土壌を書いているところもあります。そういうったワインを比較してお飲みいただけると違いという部分も感じていただけると思います。
違うことが大事、というよりはそれぞれの魅力がありますので好みで選ばれる中での幅が広がっていると思うのです。飲食店などでは片方だけ扱っているところもあったりしますしそれはかまわないのです。多様性を示し、その中で選んでいただく、というのが輸入業者、酒販店とのしての役割ですので。

土地、生産者など色々な要素の個性が見えてそして魅力のあるドイツワインをヴァインベルクでは選んでいます。
こういう魅力を紹介したいからそのワインを選んだ、というよりは、選んだワインからドイツワインの魅力を感じていただける、という形かと思います。


2019年の2月でヴァインベルクとして販売を開始して5周年となります。色々な出来事がありましたが、購入してくださったり応援してくださるみなさまのおかげでなんとか続けてこられています。
信念を持って選んだワインが受け入れられているからこそ今があります。選択に自信を持つことと共にお飲みいただく方たちがいらっしゃるということも大切にしてこれからもワインを選び輸入し販売していきます。

5周年を記念して5本セットを販売しています。5本にまとめるのはなかなか難しいですが、この5本でもヴァインベルクの5年を感じていただける内容になっているかと思います。
日本の食卓の料理に合わせやすいワイン、土壌と品種が典型的な組み合わせではない、または、産地としての個性がブラインドではわからないようなワインだけれどもその土地の個性、生産者の魅力を感じられるワイン、がこの5本です。最初から取引している醸造所かから2018年に初めて輸入した醸造所のワインまであり、5年の歩みも感じていただけるかと思います。
お得な価格設定にしていますのでこの機会にお買い求めいただけるとうれしいです。

ヴァインベルク5周年記念5本セット 14,000円
http://weinbergwine.com/15.html


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ふだんあまり書かないようなことを5周年ということで書いていきました。
これからはまた生産者やワイン会のことなどをブログでは書いていきます。
今後ともヴァインベルクをよろしくお願いします。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2019年01月17日

ヴァインベルクについての疑問、質問に答えます どういうワインを選んでいるのか?その4醸造方法については意識しているのか?

前回はビオや自然派ワインについてのヴァインベルクとしての考え方について書いていきましたが、今回は醸造方法について書いていきます。
ヴァインベルクとしては、こうあるべきということは考えていなくて、こういう方法を取っているからこの醸造所を選ぶ、こういうやり方をしているからこの醸造所のワインは選ばない、という考え方は全くしていません。
ワインと向き合ってみて、その中で醸造方法の説明を受けますが、それらが選ぶ基準となることはほとんどありません。そういった説明は日本でその商品をみなさまに紹介する時には活用しています。

まずは樽についてのことを書いていきます。
ドイツでは木樽は風味をつけるためというよりはまろやかにしたりするために用いることが多いです。そのため、300リットル前後のバリックdhsなく、1000リットルなどの大きい樽や小さい樽でも何度も使われている樽を好んで使われます。ワインの一部だけ新樽で熟成したものを入れる、とやり方も一般的です。そういった木樽の使い方の話は以前このブログに書きましたのでそちらもお読みいただけたらと思います。


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バーデンのフランケンシュタインのケラーです。この造り手からは土壌違いの2種類のオルツヴァイン(村名ワイン)のシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)を輸入していますが、これらは木樽ではなくステンレスタンクにて熟成されています。果実味の力強さがありステンレスタンクだからといって貧弱ではありません。ステンレスタンクだということは輸入することを決めてから知ったのですが、醸造方法は気にしないという一例かと思います。


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2月に入荷するラインヘッセンのグッツラーは、ドイツの中ではバリック樽を使う割合の高い生産者です。そのことは醸造所を訪れた時に初めて知ったのですが、どのワインもそこまで樽の風味が強いというわけではありません。造り手の技量も関係するので、樽を多用するからなどということではなく、できたワインがヴァインベルクのタイプのワインかが重要で、グッツラーのワインはヴァインベルクらしいワインだと思ったので輸入することにしたのです。とはいえ、重くて樽の風味が強いワインもあるのでそういったものは選ばないかもしれませんが。


醸造の中でもう一つポイントになるのは酵母かと思います。
ビオディナミや自然派ワインは、培養酵母は使わずに天然酵母、もしくはぶどうの力のみでの発酵が定義となっています。
そういったことから天然酵母のほうがよいとされる向きがあるかと思いますが
培養酵母を使っていたとしても、テロワールが表現されたワインを作ることは可能です。なので培養酵母を使っているところは扱わない、ということはありません。トロッケン(辛口)にワインを仕上げたいところは、酵母の動きを活発化させれるために培養酵母も添加しています。シュピンドラー、ビッケルシュトゥンプ、フランケンシュタインではそういった話をしていました。
クナウスは、トロッケンにしたいのだけれど天然酵母のみでの発酵で、そういった造り手もいます
彼は醸造過程でいくつかの工夫をして、天然酵母での醸造を行っています。

ヴァインベルクが扱っているモーゼル、ザールの3つの造り手は全てのワインは天然酵母による発酵です。モーゼルに関しては天然酵母の方が個性が出るので天然酵母の方が好みではあります。また、中辛口中甘口のタイプであるファインヘルプは、ヴァインベルクのワインは温度管理などもせず自然に発酵が止まったワインで、自然が表れているワインと言えます。年ごとに残等が異なるのも特徴です。ファインヘルプだからこその魅力があり、ヴァインベルクでは重要なワインのひとつです。そして、甘い、辛い、という感覚と数値は気にせず味わっていただきたいです。食事とも合わせやすいです。


他にも果皮をつけたり(マセレーション)などと醸造過程色々な方法がありますが、それらは後で聞いていて、過程は商品を紹介する上では重要ではありません。良いワインにするために選択している方法なので、それらに対してこちらで特別に強調したりということはしていません。
試飲の時に、味わいの中で気になって樽や酵母のことを質問することはありますが、味わいにどう反映されているかを知るための質問であり、新樽だから、天然酵母だから、といったことなどは輸入するワインを選択する中では重要ではありません。


ワインは人が造っているいるわけですが、その技術そのものにはこだわらず、造り手がどういう考え方、想いでワインを造っているのかという方が重要だと思っていてそういったことをヴァインベルクでは特に伝えたいと考えています。技術は想いを反映させるための手段ですので。

次回は今までの総括的なことを書こうかと考えています。



ヴァインベルクの開店5周年を記念してのセットを4種類販売しています。

何を選んでよいかわからない方には5本セットがおすすめです。
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2019年01月14日

ヴァインベルクについての疑問、質問に答えます どういうワインを選んでいるのか?その3オーガニック、ビオ、自然派についてどう考えているのか?

今回も前回の続きの内容です。
輸入の際に、ワイン、生産者の醸造方法などは気にしているのか、ということについて書いていきます。

まずはビオについてのことを書きます。
ここ数年、ビオ、オーガニック、自然派ワインというワードはよく聞かれると思います。
それらがどういったものなのかということについて説明してだけでとても長くなってしまうのでここでは細かくは説明しません。
こういった造りをしている生産者、ワインは、そういうった部分を強調してアピールされていることが多いかと思います。わかりやすい違いになっているからです。

ヴァインベルクとしての考えは、農薬を使わないオーガニックの栽培により、その土地の個性がしっかりと表れているワインになるので農薬を使わないワインであることはとても重要な要素だと考えています。
ただ、ビオの認証があるかどうかは重要ではないと考えいてるのがヴァインベルクです。ビオの認証にはEUのもの、各団体のものがあり、規定もそれぞれ数値や醸造方法まで規定があったりとその範囲もさまざまですが、いづれにしろ規定をクリアする必要があります。ドイツワインの場合には、急斜面での畑作業などにより農薬を使わない作業というのはとても困難で、そんな環境の中で良いワインを造るためにできだけ農薬を使わないようようにして栽培している生産者がたくさんいます。ドイツワインガイドブックなどに載っている家族経営の生産者は大半はそういった造りをしています。ヴァインベルクが扱っている生産者もそうです。

その中で、モーゼルの急斜面の畑などでは、病害などが発生した時の対応はとても大変です。そういった際には農薬を使う場合もあり、リスクをさけることを考えています。そのがめビオの認証をとらない、という選択肢をとっていたります。減農薬とされるカテゴリーに入りますが、通常の使う量を減らしているというよりは緊急の時だけ使うというイメージです。ビオの認証をとっていたりビオを謳っている生産者の中には使用を許されているボルドー液を大量に散布しているところもあったりしますし、ビオであることは表面的には重要かもしれませんが、内側がちゃんとしていることが重要だとヴァインベルク店主は考えています。
実際にぶどう畑を訪れて草が生えている畑を見ていますので、その考え方には納得できます。そしてそれらのワインがビオの認証があるかどうかは関係ないことも感じられます。なのでビオの認証があるかどうかはヴァインベルクでは重要ではありません。丁寧に気持ちをこめて栽培をしていることが一番大切だと考えています。ヴァインベルクが取引している造り手も同じ考え方です。

ビオにはビオロジック、ビオディナミがありそれらは醸造の過程も影響し、それらは味わいにも反映されることがあります。
特にビオディナミの場合には、わりとそれとわかる特徴がでやすいです。ヴァインベルク店主はきれいでスーッと入ってワインが好みで、そういったワインには少し抵抗があり、そういったワインを造る醸造所は選んでいません。でもそれはビオロジックだから選んでいない、ということではなく試飲の段階でヴァインベルクのワインではないかなと感じるからです。亜硫酸を全く使わない、もしくは極力使わないで醸造している自然派の造り手のワインも同様なのでヴァインベルクでは選んでいません。
ただ、ヴュルテンベルクのクナウスは亜硫酸無添加のワインにも挑戦していて、試飲した時に、このワインはヴァインベルクで販売できるヴァインベルクらしいワインと考えたので輸入することに決めました(トロリンガーPURE)。なので亜硫酸を使っていないからだめ、ということでもないのです。でも亜硫酸を使わないことによって、ぶどう品種、土地の個性があまり出ていないワインになる傾向があるのでヴァインベルクでは好まないのです。
とはいえ、ヴァインベルクの取引している生産者は大量に亜硫酸を使っているわけではなく、最低限の使用に留めています。それでも少量でも使用することで、細菌などを抑えることができてテロワールを表現したワインとなるのです。ヴァインベルクでは亜硫酸の量は気にせず(多いと味わいにも影響しそういったワインは選ばないので論外です)、前回書いたようなやわらかい、やさしい、きれいでなおかつ内側に強さ、凝縮感のあるワインを選んでいます。

少しまとめると、ヴァインベルクはビオの認証をとっているから選ぶ、ということはせず、選んだ醸造所が認証をとっている、ビオ、自然派ワインでは既定の重要な要素となる亜硫酸の量も気にしていない、ワインとしていいと思ったものが亜硫酸が少ないこともあるしリースリングだと少し多めの場合もある、といったかんじです。

自然派、ナチュラルワインを強調して売られているワインよりも、ヴァインベルクのワインで、ピュアでスーっと入ってきて、これこそがナチュラルなワインだと思うことが最近あります。ヴァインベルクのワインで一番そう思ったのは、クナウスのレンベルガーの2017ヴィンテージですが、他のワインもきれいでピュアで、自然なワインだと思うのです。自然派ワインの定義などは別として、土地の個性がしっかり出ているこういったドイツのワインはヴァインベルク店主は自然なワインだと思っています。いい土地がありその土地の個性を最大限に生かせるような栽培、醸造を生産者がしている、これが最も素晴らしいことだと思っています。


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バーデンのフランケンシュタインの畑。ビオ認証は考えていませんが、基本はビオの栽培の減農薬です。


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ヴュルテンベルクのクナウスの畑。ビオロジックの栽培をしていて、今年か来年EUの認証を取得できる予定。それ以上の団体の認証の取得は考えていないそうです。
収穫されたぶどうの一部(15%くらい)は亜硫酸を使わない方法で造られています。


ビオのことだけで長くなってしまいましたので今回はこれで終わりにします。


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2019年01月05日

ヴァインベルクについての疑問、質問に答えます どういうワインを選んでいるのか?その2 味わいに一貫性はあるのか、食事との相性は

前回の続きです。スペースや金銭的な事情により、どれも素晴らしいワインの中から一回のひとつの醸造所からの輸入は3アイテムから6アイテムにしぼらなくてはいけないのですが、それらをどういった基準で選んでいるのか、ということについて書いていきました。
今回は、どういうタイプのワインが選ばれているのか、ということについて書いていきます。

ヴァインベルクが輸入するワインを飲んだみなさんから、違う造り手のワインでも共通するニュアンスがある、と言われることがよくあります。
一言で表すと、やさしい、やわらかい飲み口だけれど、内側に凝縮感のある、というようなワインかと思います。
そういったワインを造っている醸造所が好きですし、そういうワインを造っている人たちとは気が合うので、取引につながっています。そして、これまでに書いていったとおり、自分の好みだけでなく、色々な要因の中から輸入するワインを選んでいるわけですが、それでも一貫した共通するニュアンスがあるようです。その部分はあまり意識はしていないのですが結果としてそうなっています。

数年前のことになりますが、とあるモーゼルの造り手から、一口飲んで良さがわかるけれどたくさんの量を飲めないワインがたくさんある、私はスイスイ飲めて気がついたらボトルが空になっているようなワインを造っていきたい、という話をされました。まさに自分が選びみなさまにお伝えしたいワインはそういうワインなのです。しみじみおいしいワインが自分の好みですし、ワインを飲むという空間においてはこういうワインであることが大切なことだと考えています。
そうであることを意識しなくても選ばれているワインはそういったワインになっているのですが、こういったワインは試飲会などで一瞬で判断されるには向いていません。たくさんの中からおっと思うにはインパクトが大事です。なので一口ずつの試飲では埋もれていってしまう可能性が高いです。それでもみなさんにお伝えしたいと思うワインを選んでいきたいですし、間違いなくそれぞれに個性のあるワインなので、その良さを感じていただける、と考えています。
やさしい、やわらかい、といっても軽いだけではない、というのがヴァインベルクのワインの特徴でもあると思います。どれも味わい、ではなく、それぞれに個性がある、というのもヴァインベルクのワインの特徴です。
びしっとした酸(味わいとしてすっぱいわけでなく)や熟したぶどうによる果実味、土壌由来のキャラクターなどがあるワインなので、骨格、存在感のあるワインだと思います。丁寧に造っているこその証明がワインのそういったところに表れていると思います。

また、ヴァインベルクのワインは食事との相性ということも重要とです。ワインだけ飲んだ時においしいと感じてほしいですしそうであるワインを選らんでいますが、ヴァインベルクのワインは食べ物とともに楽しんでいただき本領を発揮するワインも多いです。ワインの良さをより感じられ、料理もよりおいしく感じられるようになります。よく言われているマリアージュ、と言われる合わせ方だけでなく、やさしい、やわらかいワインなので、料理に寄り添う形で合わせることもできるのがヴァインベルクの特徴です。強くないワインなので食事を邪魔しない、でも軽いだけでなく食べ物としっかりからむ、とういうよりになり幸せな時間を演出することができます。そしてどんどんワインを飲んでいききがついたらボトルが空になっている、というのはひとつの理想な形です。

魚には白、肉には赤、という考え方にこだわらずに楽しめるのもヴァインベルクのワインの特徴かと思います。味付けが強くない肉料理でしたら白ワインのほうが良い場合がたくさんありますし、トロリンガー、レンベルガーといった軽めだけれどコクのある赤ワインはオールマイティに合わせることができます。野菜に合わせて良さを感じられるワインが多いのがヴァインベルクの特徴です。ひとつの料理、素材だけでなく、いくつかの料理や素材と合わせても楽しめますので、お店で一本だけ頼んで食事の初めから最後までという時やご自宅での食事やパーティなどで複数の料理がある時にも料理を選ばずに楽しめるワインがたくさんあります。そういった時には、ジルヴァーナーファインヘルプのリースリング、赤だとトロリンガーレンベルガーなどが特におすすめです。これらのワインは白いご飯のある食事でも違和感がなく楽しめるのも特徴です。

和食というだけでなく、日本人の食卓の料理も含む、出汁、うまみのある料理とヴァインベルクの深みとコクのあるドイツワインの相性がとてもよいのです。それがどういうことなのか、というのは言葉で説明するのはなかなか難しいので、ぜひヴァインベルクのワイン会にいらしていただければと思います。和食などいろいろなテーマでワイン会をやっていて、その時々でワインも変えています。2019年も色々な会を考えています。勉強会ではなくアットホームな雰囲気の会でお一人での参加でもお楽しみいただけます。お気軽な気持ちでいらしていただきたいです。1月2月の会の予定はこちらに書いています。


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春のワイン会のオダンデーズソースのシュパーゲル(白アスパラ)には定番の合わせ方ではなく樽のきいているグラウブルグンダー(ピノ・グリ)を合わせました。現地で試飲しながらの食事の時に相性がよく驚いたので再現しました(当時はまだ未輸入でサンプルとして日本に持って帰ってきたワインですが現在は輸入して販売中です)。
こういった色々な合わせ方のチャレンジもして参加されたみなさまに良さを体感してもらっています。


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まぐろと赤ワインをあわせてみました。新入荷の赤で試してみたのですが、前のヴィンテージではトロリンガーがとてもよかったのですが、この時は新しいヴィンテージのトロリンガーよりは片麻岩土壌のシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)のほうが相性が良かったです。
築地場外の酒屋の酒美土場では店頭にてクナウスのレンベルガーとまぐろの刺身をお楽しみいただけます。


ワインに対しての理想があるからこそ、意識をしないでも選ぶワインに一貫性がある、ということについて書いていきました。
そうやって選んだワインは、多くのインポーターが輸入しているドイツワインの中でも他にはないタイプ、というワインも多いです。自分の中ではドイツワインの王道と考えているようなワインでも日本にはそういったタイプがほとんど入っていない、ということも少なくありません。
ドイツでたくさんのワインに出会っているからこその、その中で日本のみなさまに飲んでいただきたいという考えでの結果ですが、それがヴァインベルクならではのワイン、ということにもなっています。
ヴァインベルク店主のセンスで選ばれたワインが好きな方にも、今のドイツワインを知りたい方にも、ヴァインベルクのワインはおすすめできる自信があります。

このシリーズはもう少し続けます。次回は、栽培や醸造方法についてヴァインベルクとしてはどういった考えを持っているのか、ということについて書いていきます。



送料無料の上限を13,000円に下げたキャンペーンは1月11日まで継続中です。

ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2019年01月03日

ヴァインベルクについての疑問、質問に答えます どういうワインを選んでいるのか?その1価格帯、辛口甘口のカテゴリー、ヴィンテージについて

2019年、本年もよろしくお願いいたします。

最初の投稿は昨年の続きで、ヴァインベルクではどういうワインを選んでいるのか、ということについてです。
自分がいいと思った醸造所から、自分の好みだけでなく価格帯や味わいなどで日本のみなさまに受け入れられてもらえるのか、ということなどを考量しながら輸入するワインを選んでいる、ということを書いていきました。
ではそうやって選んだワインはどういうワインなのか、ということについて書いていきます。

前に書いたように輸送コストの関係でヴァインベルクでは2000円前後で販売できるワインではドイツワインの魅力を知っていただくには少し物足りないワインになってしまうので、果実味や深みがある中程度の等級、もしくは下のクラスでもレベルが高い醸造所のワインを選んで輸入しています。そういったことから価格帯としては希望小売価格が3000円から4000円となるワインが大半を占めています。日常的にワインをお飲みになる方、気軽に飲んでいただけるような価格帯のワインのリストになっている飲食店にとっては、少し手の出しづらい価格帯となってしまっていますが、この価格としては満足、安いと思えるクオリティと言ってくださる方がたくさんいらっしゃり、自分でもそう思ってもらえるようなワインを選んでいます。

5000円から7000円のワインも気がつけば常時10種類以上あるようになりましたが、そういったワインは特にヴァインベルク店主が悩んで自信を持って進められるワインのみを選んでいますので、ヴァインベルクの系統の味筋のワインがお好きな方にはぜひ飲んでいただきたいです。この価格帯は特にコストパフォーマンスに優れているというワインを取り揃えています。グローセスゲヴェックス(VDPの辛口の最上級格付け)のタイプのワインも少し打つ増やしていきますのでお楽しみください。
ドイツの赤ワインは温暖化によりぶどうが熟しやすくなったことに加えて造り手の技術も向上しているので、特にこの数年でかなり進化しています。5000円から15000円となるドイツの赤ワインはのはびっくりするよようなクオリティのワインがたくさんあります。そういったワインもたくさん紹介していきたいのですが、まだこの価格帯のドイツの赤ワインの認知度が日本では低いので、もう少し良さを皆さんが感じてきていただいたタイミングでよりがんばっていこうかなと考えています。とはいえヴァインベルクで輸入しているラインガウのアスマンズハウゼン、アールの共にシーファー土壌のピノ・ノワール(アールはマイショスのヨステンウントクライン)、ヴュルテンベルクのクナウスの畑名ワインのレンベルガー、シュペートブルグンダーはかなり好評ですので自信を持って選んでいきたいです。
ドイツの赤ワイン、特にピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)の醸造所でのトップの等級のワインはブルゴーニュに近いタイプのワインが多いですが、ヴァインベルクとしてはドイツならではといえる果実味が豊かでなおかつ深みのある5000円以上の赤ワインを紹介していきたいと考えています。

ヴァインベルクでは赤も含めて、トロッケン(辛口)のワインが多数を占めています。日本ではまだドイツワインは甘いだけというイメージを持っている方が多いので、ドイツワインにも辛口ワインでおいしいのがある、というのを知ってもらいたいという気持ちでトロッケンを入れている、ということもありますが、何年か続けていると、飲食店では辛口系のほうが甘口よりも需要があるということがわかってきたので、種類としても輸入量としてもヴァインベルクはトロッケンが多めになっています。
ただ、辛い、甘いだけでは分類できない魅力があるのがドイツワインで、トロッケンであっても熟したぶどうに果実味、深み、甘みのあるワインがドイツワインにはあり、そういったワインにはドイツならではの魅力がありヴァインベルクでも多く入れていますし、中辛口中甘口となるファインヘルプ(ハルプトロッケンと同じか少し多めの残糖)も日本での食事に合わせやすいし日本の方々に親しみやすいです。辛口、甘口という区分ではわからない良さを伝えていくことがヴァインベルクの使命でもあると思っています。特にファインヘルプはもっと広まるべきだと思っていますのでこれからもプッシュしていきます。

甘口も種類は少ないながらも輸入しています。ラインナップを広げられないので、その分厳選して素晴らしいワインを選んでいます。甘口といっても甘さがあるという程度のQBA、カビネットから甘みの強いアウスレーゼまで色々な味わいのものがあるのがドイツワインです。そういった残糖の違いや酸や果実味の感じ方の違いによってなるべくタイプがかぶらないようなものを取りそろえるように考えています。
貴腐ワインやアイスワインも輸入できればと考えていますが、モーゼルなどの家族経営の醸造所のワインではアウスレーゼからそれ以上の等級のワインになると倍以上の価格になってしまうため、価格と質のバランスで輸入を躊躇してしまっています。それでも今後そういったそのクラスでしか体験できないような喜びのあるワインも輸入できればとは考えています。

ドイツでは前にも書いたことがあるように(その時の記事はこちら)、出来上がり瓶詰めしたらわいりと早い時期から販売をしている醸造所が大半です。白ワインは収穫の翌年の春ごろから販売が開始されます。上質なものも大半が9月には販売が開始されます。そしてそれぞれのワインの生産量が多くないため、販売した年には大半のワインは売り切れてしまいます。現地で試飲するのもそういった新しいワインなので、輸入するワインは大半が若いワインとなります。とはいえ若くても魅力がありおいしく感じることができるワインをヴァインベルクでは選んでいます。とはいえ早く飲まないとおいしくない、ではなく熟成させてもおいしいワインをヴァインベルクが取引している醸造所は造っていますので、おうちなどでよい環境で少し寝かせておくとまた違う魅力を感じていただけることもできます。
ファルケンシュタインなどは生産量がすくないため争奪戦となるほどでその年に全てのワインが売り切れるので最新ヴィンテージしか輸入できないのですが、造り手によっては意図的に少し時間が経ってから販売しているワインもあり、そういったワインだからこその良さのあるワインも選ぶようにしてます。特にモーゼルのマルティン・ミュレンにはそういうリースリングのワインがたくさんあり、現在ヴァインベルクでは2009のトロッケン、2007の甘口シュペートレーゼ、1993のアウスレーゼを販売しています。


今回は価格帯、味わいのカテゴリー、ヴィンテージのことを書いていきました。
次回はどういったタイプの味わいを選んでいるのか、栽培や醸造方法について、などのことを書いていきます。


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画像は12月の試飲会で提供したワインです。
ゼクトから甘口まで、価格帯も2,800円から5,000円までのものを幅広くそろえました。赤も数種類あります。



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