2019年10月12日

つな八つのはず庵でのワイン会の様子

台風の被害に遭われた方が平穏な生活に戻れることを願っております。

先日開催した新宿つな八別館つのはず庵でのお昼のヴァインベルクのワイン会の様子を書いていきます。
つな八の志村社長も参加され、14名での会となりました。


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ワイン6種類選びました。
① リースリング パラディース ファインヘルプ 2016 マルティン・ミュレン(モーゼル)
② ソーヴィニヨンブラン トロッケン 2016 クナウス(ヴュルテンベルク)
③ ロゼ トロッケン 2017 シュピンドラー(ファルツ)
④ リースリング リープフラウエンシュティフト キルヒェンシュトゥック GG 2012 グッツラー(ラインヘッセン)
⑤ シュペートブルグンダー オルツヴァイン グナイス 2016 フランケンシュタイン(バーデン)
⑥ リースリング パラディース シュペートレーゼ 2012 マルティン・ミュレン(モーゼル)

事前の打ち合わせで天ぷらの内容と順番を調整しながらワインも選んでいきました。
食事に合わせることに加えてヴァインベルクのドイツワインの魅力もわかるさまざまなタイプのワインとなりました。
⑥の甘口以外は2本ずつ用意し、提供したタイミングの後でも再び注いで別の料理と試していただけるようにもしました。


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前菜は蓮根もちと平目のマリネです。
和食でも洋食でも色々な様子のある前菜ととても相性の良い①のミュレンのファインヘルプ、ここでも大活躍でした。
②のしっかりめだけれど他の国とは異なるタイプのクナウスのソーヴィニヨンブランは林檎ドレッシングの平目のマリネとばっちりでした。
ワインとしても飲んだことがないタイプでなおかつおいしいと皆さんに喜んでいただけました。


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天ぷらは初めはスタンダートなものから。天ぷらは穴子以外はふつうの塩と昆布塩の2種類で召し上がっていただく形としました。
まずは野菜と海老です。画像はないですがこの次は鱧と舞茸でした。
最初の皿とは②のソーヴィニヨンブランがとてもよかったです。①も万能で寄り添う形で楽しめます。
③のロゼも万能ですが特に舞茸と相性が良かったです。ロゼは昨年の会はクナウスのを提供しましたがそちらも好評で、ピノ・ノワール単一でない複雑みのあるトロッケン(辛口)のロゼと天ぷらはとても相性がよいことがわかりました。


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ここからは創作系の天ぷらが続きます。
帆立貝、林檎のピクルス添え。このタイプとはリースリングと相性がよく①と組み合わせがよかったです。


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大浅利の香り揚げと椎茸の海老詰め生ハム添え。
このあたりは複雑みのあるリースリングがよいかなと思い④のグローセスゲヴェックスを。グッツラーはモアシュタインのGGも輸入していますが、こちらのほうがやわらかさと果実味による重みがあるので、リープフラウミルヒのオリジナルの畑で熟成感もでてきているこちらを選びました。ワインとしても今回の中で一番反応がよく、複雑みのある天ぷらとも相性がよかったです。
リースリングは食事に合わせぜづらいという流れが日本では思われている方も徐々に増えてきているようなのでが、ドイツは色々なタイプのリースリングがあるので一概にそうは思わないでほしいです。また、酸ということを意識しての同じタイプの料理、レモンや酢橘などで酸味を加えてベクトルを合わせる、というような想像ももったいないと思っています。①もですが、こういった料理に合わせることができるリースリングはたくさんあります。産地や等級、格付けというくくりだけで判断せずにワインと向き合っていただけるとうれしいです。


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穴子とトマトソースがけの秋鮭の燻製。今までのワインでも違和感なく楽しめますが、このあたりは赤ワインということで選んだ⑤のシュペートブルグンダーとばっちりでした。果実味の濃さが強いものよりはしみじみとおいしいうすウマのタイプのほうがよいのではということでこちらを選びました。出汁、うまみという部分でとても相性が良かったように感じました。穴子は塩よりも梅入りの大根おろしや天つゆだとより親和性がありました。


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かき揚げの天丼とも赤ワインは違和感がありませんでした。赤みその味噌汁とこの赤が合うのがびっくりしたとおっしゃっていた参加者もいらっしゃいました。

最後は甘みはしっかりあるけれど酸味もあるシュペートレーゼ。油ものが続いたのでこういったさっぱりした甘口のほうがよいかなと考えたのですが正解でした。酸味があってもしめとして満足感の得られる甘口リースリングです。


食事会としてもワインとしてもみなさんにとても喜ばれる会となりました。昼で8,500円の会したが、この会費でとてもお得感がある、とみなさん感じていただけたようです。ワインもですが、お店としても昼だからこの価格でやっていただけということがあり、その点をわかっていただけてうれしいです。

先に少し書きましたが、リースリングも含めてヴァインベルクのドイツワインはとても相性がよいです。もちろん料理によって合うワインは変わってきますが、やさしさややわからさがあるけどの芯のあるワインはとても相性がよいのです。試してみてわkる組み合わせもあるのですが、料理の要素にピンポイントで合わせるのではなく合わせられるのが魅力だと考えています。
こいった組み合わせは飲食店だけでなくご自宅でのお食事でも体感できまのでぜひチャレンジしていただきたいです。


11月のワイン会はまだ予定が決まっていなくて、先に12月の会のお知らせをします。
鱧、河豚、鮎と食材をテーマにして開催してきた高円寺の和食のお店、徳竹ではブリづくしの会を開催することなりました。
いろいろなタイプの鰤料理にヴァインベルクのドイツワインを合わせていきます。
お申込みはfacebookのイベントページからからだけでなく、info@weinbergwine.comへのメールでもご参加は受け付けています。

日時 12月8日(日) 18時開始
場所 和食処 徳竹 (最寄駅、高円寺)
http://www.toku-take.com/
会費 11,000円(税込)

facebookイベントページ


今年も乃木坂の青山公園で行われるドイツフェスティバルにヴァインベルクは飲食ブースで出店します。
ワイングラス型のプラカップで10種類以上の直輸入のヴァインベルクのドイツワインをお飲みいただけます。
今年は料理は西麻布オルタナティブ特製のグーラッシュ、豚肉のゼリー寄せです。
11月1日から4日まで開催されます。


ネットショップでは白ワインぶどう品種比較3本セットを3種類販売中です。
送料込みのお得なセットです。ケナー試験を受ける方もぜひご利用ください。
セット販売リスト



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2019年07月10日

シュパーゲルの会、鮎づくしの会のワインと料理の相性と今後のお知らせ

だいぶ久しぶりの更新となってしまいました。
前回の記事でも書きましたがヴァインベルクでは色々な料理やテーマでのワイン会を行っています。
その会の様子と料理との組み合わせの話を少し書きます。


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6月には吉祥寺のケーニッヒ・ヒュッテにてシュパーゲルとお肉屋さんの肉料理というテーマでワイン会をしました。
ドイツ仕込みのソーセージなどを製造しているケーニッヒの直営店での会で、ドイツ産のシュパーゲル(白アスパラ)もあるということでその料理も提供しようということになりました。
ボイルしたシュパーゲルをオランデーズソースで食べる定番に加え、冷製にケーニッヒの冷製ソーセージとハムを添えたものもありました。シュパーゲル風味のシンケン(生ハム)、鴨、牛ハムなどの豪華な組み合わせでした。シュパーゲル、お肉それぞれだとだと軽やかでシンプルな味わいでなおかつコクのあるグッツラーのリースリングが良い組み合わせでした。お肉とシュパーゲルを一緒に食べると複雑みや苦みなどで重厚となるのですが、そうなるとふくよかな果実味と濃さがありなおかつ酸味もあるフランケンシュタインのグラウブルグンダー(ピノ・グリ)との相性がとてもよかったです。ピンポイントというわけではなくてもこういったポイントをつかでんでおくと組み合わせの幅が広がると思います。ヴァインベルクの会ではこういったことを実際に感じていただいています。
最後はソーセージ、米沢牛、野菜などを焼いて召し上がっていただいたのですが、クナウスのレンベルガーはどの食材でも食べ物をじゃましないで楽しめたのですが、シュピンドラーのロゼの相性の良さにびっくりしました。とても心地よく、そして高尚でもないので、野外や気軽な時にも楽しめる組み合わせるだと思いました。


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7月になってからは高円寺の徳竹で、鮎づくしのフルコースの会を行いました。こちらのお店では鱧、河豚と食材のテーマを決めての会をやっていてその第三弾でした。2日連続の開催となりましたが、どちらの会も10人の方にご参加いただき満席となりました。
鮎は肝がある料理や調理法などによってワインと合わせるのが難かしかったり選ぶ必要があるので、事前に塩焼きとコンフィはヴァインベルクのワイン数種類と合わせて検証しました。その結果、塩焼きにはグッツラーのシュペートブルグンダー、コンフィにはフランケンシュタインのグラウブルグンダーがぴったりだと感じ選びました。どちらも参加者に好評で、特にシュペートブルグンダーは軽やかそうでコクもあるワインでワイン自体も気にいっていただき肝も含めた鮎との相性の良さにもみなさま驚かれていました。
やわらかくふわっとしているフライとシュピンドラーのGGクラスのキルヒェンシュトゥックのリースリングとの相性もとてもよかったです。


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最後の湯桶がけには甘口のファルケンシュタインのリースリング・カビネット・アルテレーベンを合わせましたがこちらもとれも良い相性でした。甘めのワインとごはん、と驚かれていましたが、米の甘みに出汁、なのでうまみと甘みのあるドイツワインはこういった和食の料理とはとても相性が良いのです。もちろん酸や甘さなどで合う料理は変わってきますが。この料理では山椒というスパイスも相性のポイントでした。


食事のあるワイン会は、ヴァインベルク店主としても発見がありとても楽しいですし良い経験となっています。
机上の論理だけではない部分がたくさんあり、今後につながる経験を得ています。セオリーだけでなく料理人による個性やワインの個性の部分が影響していることを実感しています。

ワイン会は定期的に開催しています。料理が美味しい、ワインが美味しい、だけでなくその組み合わせもお楽しみいただけるのがヴァインベルクの会です。興味がある会がございましたらお気軽にご参加ください、
ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookからだけでなく、ホームページのお問合せページからでも受け付けています。


7/15(月祝)ゼクト会@新宿リースリング 18時開始 7,000円
お店との共同開催ですのでヴァインベルク以外のゼクト(スパークリングワイン)の提供もあります。
2001年のリースリングレゼルヴや1996年のエルプリング・ブリュットナチュレも提供します。
お席はあと数席です。お申し込み順で満席になりしだい受付は締め切らせていただきます。
https://www.facebook.com/events/2358417617817403/

8/4(日)海鮮と出汁でドイツワイン@東中野晴れときどき… 18時開始 会費7,500円
もつ焼きのお店ですが、この会は海鮮の会です。色々な角度から海鮮と出汁をワインと一緒にお楽しみいただけます。
https://www.facebook.com/events/443870593061768/

9/8(日)秋の味覚20品とドイツワイン@高円寺徳竹 17時開始 会費10,000円
鮎の会と同じお店です。通常営業では20品のコースを提供しているのですが、その内容に沿ってなおかつサンマなどの秋の味覚もお楽しみいただけて、そこにヴァインベルクのワインを合わせる、という会です。

試飲会
8/31(日) 新宿リースリング 15時から17時 会費2,000円(フィンガーフード付き)
恒例の新着ワインの試飲会です。今回はモーゼルのマルティン・ミュレンとバーデンのフランケンシュタインのワインが入ってきます。これらのワインを中心に10種類程度のワインをゆったりと試飲していただけます。この会は事前申し込みは不要です。詳細は近日中ににFacebookページを作成します。

横浜アムラインでのセミナー 
7/20(土) 14時開始
6回目は今まで話さなかったタイプのワインの話とまとめです。
セミナーのみは3,500円、その後16時からの懇親会も参加の方は6,500円となります。
https://www.facebook.com/events/309756839973248/



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2019年03月30日

ファルケンシュタインHofgut Falkensteinのヨハネス来日その2ワイン会の様子など

ザール(モーゼル)にある醸造所ファルケンシュタインのヨハネスJohannes Weberの来日レポート。前回は日本で食べたものについて書きましたが、今回はワイン会の様子などです。


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来日2日目の夜は新宿のリースリングでワイン会を行いました。ヴァインベルクのお客さんだけでなくお店のお客さんも参加され22人の方が参加されました。
この会ではファルケンシュタインのいろいろなタイプのワインを飲んでいただきたいと考えてリストを組みました。
その6種類に加えて、サンプルとしていただいていて保管していた2014年のファインヘルプのマグナム(1500ml)もこの機会にと提供しました。熟成しての落ち着きと複雑みがあってまた異なる魅力があり、参加されたみなさまにも喜んでいただけました。


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料理はワインに合わせて組み立てて、この日のための特別料理もありました。
前菜では、菜の花、タラの芽、アスパラを生ハムで巻いたもので、苦みもある野菜は、ザールのフレッシュ感があり酸味とコクのあるリースリング辛口ととても相性がよかったです。
ファインヘルプ(中辛口、中甘口)はクリーム系のソースのホタテやパスタとお楽しみいただきました。


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シュペートブルグンダーはオレンジソースの鴨のグリルと。うすうまの赤ワインと鴨のうまみが心地よく融合していました。
デザートのライチシャーベット、イチゴソースがけも深みのあるカビネットとばっちりでした。


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リースリングの松下さんと。最初はこのように大人しそうだったのですが、このまま醸造所の説明になっていたらヒートアップして、ヴァインベルク店主が冒頭のあいさつをしないままスタートすることになりあたふたしましたが、途中からはうまくコントロールしながらやっていき、参加された方が喜ぶ会とすることができました。
ヴァインベルク店主はドイツ語の通訳はできず、英語で訳しました。が、堪能ではなく、彼がわりと長く話すので、ようやくという形で日本語でお伝えしました。熱が入ってくると例えを交えながら熱弁するので(マシンガントークと呼んでいました)、通訳は大変だと皆さんが少し同情もしてくださいました。

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リースリングには、100年前のモーゼルの地図があり。ザールのエリアの彼の所有する畑も良質な畑として赤色で記載されているので、そのことに関しても熱弁していました。
この当時はとても良い畑とされていたのですが、著名なワイナリーが所有していなかったので20世紀は畑名を忘れさられていたのですが、彼のお父さんが醸造所を始めてから、それらのの畑の良さが再発見されたのです。


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4日目の夜は銀座のローゼンタールでワイン会でした。お店のお客さんが中心で16人の参加者で、席はぎゅうぎゅう詰めで熱気のある会となりました。
ローゼンタールでは甘みのあるワインも料理と合わせるので、最後だけでなく甘みのあるワインを入れて、カビネット、シュペートレーゼも料理と合わせ、順番も料理に合わせてで甘さの順番で並べたのではないリストとなりました。
この会では2016年のヘレンベルクと2015年のゾンネンベルクのファインヘルプも入れました。ヴィンテージや畑のテロワールの違いで、甘みだけなく、複雑みや果実味の感じ方が異なることを感じていただけました。


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野菜(有機野菜です)が多めの料理で、ヨハネスも気にいっていただけました。日本食の違う側面の魅力をここの料理で感じていただけました。いちごも入ったサラダやたことわかめのからし和えも気に入ったと言っていました。


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島田さんの人柄も含めてローゼンタールが大好きとご機嫌でした。会が終わった後も1時間くらい話していました。
この会でも彼のマシンガントークは炸裂していましたが、数日間一緒にいたので、彼が何を伝えたいかがわかってくるようになったので、日本語の説明もわかりやすくすることができたのではと思っています。


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3日目には人形町で試飲会をしました。来てくださった方にヨハネスは丁寧に説明をしていました。
ワインのテクニカルな説明よりも、どういう想いでこのワインを作っているのかということが伝わるような話をしていました(こちらからもそういう話を中心にと事前にお願いはしていましたが)。
その後は同じ場所で、知人とのホームパーティを行ったのですが、そこでは、ヨハネスに持ってきてもらった2018年のファインヘルプと甘口シュペートレーゼ、ヴァインベルク店主が保管していた販売を終了させている2013年のシュペートブルグンダーと2012年のホーフベルクのアウスレーゼも飲みました。
2018年のワインは、来月ドイツで試飲もしてから注文は最終決定させるのですが、みなさまの反応は参考になりました。まだ若いし本領も発揮されていない状態ですが、どちらも好印象でした。
2013年の赤もみなさん喜んでいました。中にはザールの赤で初めておいしいと思った、という方も。何種類か候補があって、ヨハネスにふぉれがいいと訊いたらこのワインを選びましたあ。2013年の赤は彼のお気に入りだそうです。このワインはマセラシオン・カルボニックをしていて果実味の濃さが少しあるのですが、それでも軽やかで、なおかつ深みがあり、熟成したこともありより魅力的なワインになっていました。パッととみのすごさはないけれどいいワインと感じるタイプ、の代表のようなワインです。
アアウスレーゼは、最初に輸入した時のもので、ストレートな果実味の丸みのある甘さがとても心地よかったです。

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初日に一緒に食事をした虎ノ門のワインショップ、カーヴドリラックスの別府さんに会いにお店にも。いいラインナップとヨハネスも言っていました。こちらにはファインヘルプ2017が置いてあります。
また、試飲会に来てくださった江古田の酒屋さんアサヒヤワインセラーにもファインヘルプとカビネット17があります。


同行した4日間、ずっとファルケンシュタインのワインを飲んでいましたが、あらためて彼らのワインを良さを感じられました。
一言で言えば、どのワインも、きれいでピュアでなおかつ深みもあるワインなのです。彼らのワインへの想いから、その一貫性を感じられました。そして、テロワール、自然を表現したいという言葉通り、それぞれのワインに個性もあるのです。

今回の滞在でヴァインベルク店主が感じたことは次回にじくりと書こうと思っています。



ファルケンシュタインのワインはこちらから
ファルケンシュタインの3本セット販売中です!



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2018年09月24日

フランケンワインを愉しむ会の様子

新宿リースリングにてフランケンワインのみの会を開催しました。
ヴァインベルクではフランケンはビッケルシュトゥンプのワインを輸入していますが、それらのワインと合わせて、受注発注で入手したユリウスシュピタールのワインがあったので、飲み比べしながらの会が面白いのではないかということで企画しました。
フランケンの説明というよりは、それぞれのワインの個性や違いを感じていただく、という主旨でした。


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ビッケルシュトゥンプからは5種類です。

トゥウェンティーシックスの白は、フルーティながらも軽いだけではなく、フランケンらしさとイメージを覆す部分、両方を感じていただけたようです。
2017年のジルヴァーナーのオルツヴァイン(今までの等級だとカビネット・トロッケン相当)、ムッシェルカルク(貝殻石灰)とブントザントシュタイン(雑色砂岩)の土壌違い2種類の飲み比べは、好みが分かれて面白かったです。ムッシェルカルクの方がやわらかさが色々な食事に寄り添う形で合わせられる、ブントザントシュタインはミネラル感があり厚みあり、上質な料理と合わせて楽しむのも面白いかもという意見でまとまりました。食事と合わせることを考えないのであれば、お酒をよく飲まれる方はブントザントシュタインのほうが好みという方が多いような気がします。
この2種類とリースリング1種類の土壌違い3本セット、販売中です。

次は一本残っていたブントザントシュタインの2015年と現行で販売している2017年の飲み比べです。2015年は暑かった年でフランケンもボリューム感のあるワインが多かったのですが、このワインもアルコール度数が例年より1%高い13%となりました。
現行として販売して時もその前のヴィンテージとは違いがあるなあと思っていましたが、こうやって飲み比べると大きく異なります。2017年も土壌由来の厚みがあるのですが、2015年はさらに果実味による重みがありボリューム感を感じます。料理と合わせずワインだけだと、すっきりしているけれど複雑みも感じるというタイプの2017年の方が好み、という方が多かったです。

ビッケルシュトゥンプの最後はエアステラーゲ(今までの等級だとシュペートレーゼ・トロッケンに相当)のジルヴァーナーです。ムッシェルカルクの土壌のフリッケンハウゼンのカペレンベルクの畑名のついているワインです。昨年醸造所を訪れた時に帰り際にもらったもので、いいタイミングだと思いこの会で提供しました。
こちらも2015年産で度数は14%です。土壌由来のキャラクターとして軽やかな傾向になるのでどっしりしているというような重さは感じませんでした。それでも上級クラスのワインらしい上品なボリューム感がありました。繊細さとボリューム感をあわせ持っていてそのバランスが絶妙でした。フランケンは2015年のようなヴィンテージでもこのクラスだとこういう年ならでは魅力的でいいワインができる、ということを感じることができました。少し熟成させてから飲む方が良い気はしましたが。
フランケンはこのタイプのワインは説明がしづらく、価格もそれなりになるので販売には難しいと考えてまだジルヴァーナーでは輸入していないのですが、かなり好評だったので、今後このクラスの入荷も検討します。

土壌違い、ヴィンテージ違い、等級違いと、比べて飲むことによってそれぞれのワインの魅力、個性を感じていただけました。


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ユリウスシュピタールは3種類です。
まずはエアステラーゲの品種違い飲み比べです。ヴュルツブルガー・シュタインのジルヴァーナーとヴァイスブルグンダー、共に2016年産です。
ジルヴァーナーはここまでのよりも典型的なフランケンと感じるタイプです。ほどよいボリューム感があり、安定感があるというようなタイプです。
ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)は、ジルヴァーナーと飲み比べると、口の中でのふくよかさと余韻の部分で共通点を感じます。どちらも13%なのですが、こちらの方がボリューム感のバランスがいいような感じがしました。そして、上のクラスのヴァイスブルグンダーでもスーッと入ってくる飲み口と軽やかさがあるのはフランケン、ムッシェルカルク土壌ならではだなと感じました。

最後は2011年のユリウスエヒターベルクのトロッケンベーレンアウスレーゼ(貴腐ワイン)です。ふくよかな甘みと共にけっこう酸味を感じたのはびっくりしました。とはいえリースリングとは少しタイプの異なる極甘口で、みなさんに喜んでいただけました。少しだけ残して翌日飲んだのですが、砂糖水のような爆発的な甘さが出てきてびっくりしました。どちらがよいかと訊かれると答えるのが難しいところです。
ジルヴァーナーは果皮が薄く、完熟させるのが難しいそうで、ジルヴァーナーのアウスレーゼ以上のワインは近年減っているのですが、ヴァインベルク店主は事業始まる前に飲んだジルヴァーナーのアウスレーゼがとても好みで、ジルヴァーナーの甘口はあればできるだけ飲みたいと思っています。


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料理は、この日だけの特別料理もありました。提供された料理のいくつかを紹介します。
ポロネギのグラタンにはやわらかさのあるムッシェルカルクがばっちりでした。
スパイスも効いているニュルンベルガーソーセージはブントザントシュタインのの方が相性が良かったです。


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この地方では鯉を揚げたものを食べるそうですが、今回は鮎のビールフリットで。シンプルな中にある厚みをユリウスシュピタールのジルヴァーナーがうまく吸収していました。地産ならではの組み合わせでした。


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マウルタッシェンはこの日はトマトソースではなくクリームソースでした。ほどよい複雑みのあるヴァイスブルグンダーとうまくからんでいました。


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デザートはシャインマスカットのシャーベットでした。


リースリングとヴァインベルクならではのコラボの会を楽しんでいただけました。
そして、要素を分析、というよりは、比較することによってフランケンの多様性と魅力を感じていただけた会となりました。


・今後のイベントのお知らせ

9月26日〜28日 つな八賞味会、天ぷらとヴァインベルクのドイツワイン@つな八別館つのはず庵(新宿)
ヴァインベルクの会も開催した新宿つな八の別館つのはず庵にて、特別コースと共にヴァインベルクのワインを愉しむ企画です。定期的に開催されている賞味会という催しで、9月の会はヴァインベルクのワインで、とうことになりました。6種類以上のワインをご用意します。落花生の生ハム巻き、牛フィレの天ぷらなど創作天ぷらも多数あります。
夜営業の時間の開催で、料理13,000円 、ワインはグラスワイン1杯1,000円となります。リースリング飲み比べのテイスティングセットなどもご用意します。
ご予約はつのはず庵までお願いします(Tel03-3358-2788)。26日は満席、28日はお席に余裕があるそうです。宮城は毎日お店にいます。


10/17(水) 蕎麦とドイツワイン@中井green glass 19時30分開始 会費8,500円
もう5回目の開催となるミシュランにもビブグルマンとして掲載されている蕎麦屋グリーングラスでの会です。
メインは産地違いのもりそばを塩やつゆで食べながらタイプの異なるワインと合わせることですが、おつまみと白ワイン、静岡おでんと赤ワインもお楽しみいただけます。変わり種のそばの提供もあるかもしれません。

https://www.facebook.com/events/2175735496003222/

ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookのイベントページだけでなくお問い合わせページからも対応いたします。

その他のお知らせはこちらをご覧ください。



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2018年09月08日

蕎麦屋の料理と鱧鍋の会の様子と今後の会のお知らせ

北海道の地震、西日本の台風と災害によって被害を受けている方が多くいらっしゃいますが、早く日常の生活に戻れることを願っています。

少し時間が経ってしまいましたが、代々木八幡にあるそば處大野屋でのワイン会の様子を書きます。
鱧鍋がメインで、出汁やうまみのある料理とドイツワインの白ワインを合わせる、というのがテーマでした。
8人の方が参加され、和気あいあいとした雰囲気の会となりました。


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ワインは6種類です。


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最初は蕎麦の実入りの豆腐です。
①と違和感がありませんでしたが、③の少し甘みがあり深みがあるファインヘルプと合わせると面白いかと思い合わせてみたら、同じトーンで深みも同調して相性がとてもよかったです。

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前菜5種にはには①から③のワインをお好きな組み合わせで合わせて楽しんでいただきました。
おおむね、どのワインでも違和感はなかったのですが、①も②も万能だと感じました。ワインを合わせるのが難しいしめ鯖には4種ブレンドで強すぎない果実味だけど包容力のある②が合わせられて驚きでした。
玉子焼きや辛みのあるものには一番残糖がある③がよいと感じました。


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鱧と野菜の天ぷらには、④のジルヴァーナーを合わせました。油ものでふくよかさがあるのでこのジルヴァーナーは相性がよかったです。
③までのワインも食材に合わせるという感覚で楽しめました。


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鱧鍋は店主の大野さんが適切なタイミングと順番で食材を入れて、出来上がったら器にとりわけてくださいました。


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最初は⑤のスパイシーな風味のある辛口リースリング、後半からは⑥の甘口のリースリングも合わせました。
今年の初めにこちらで開催した鴨鍋の会(その時の様子はこちら)でも感じたのですが、出汁が出てきてからのほうが、果実味とやわらかさのあるワインと相性がよくなってきます。
④は複雑みがありんあがら果実味もあるので、こういった和の料理とも相性がよいことがわかったのは自分にとっても収穫でした。
別のグループでニューヨークのリースリングの会をするということで事前に一本ずつ交換ということで、辛口タイプのリースリングをいただいたのですが、鱧鍋と合わせて、ペトロール香などの風味や厚みと鍋料理が合っているという感覚で、ドイツワインとはまた異なる合わせ方だったのが深かったです。ドイツワインのほうが日本酒のように内側で融合、つつみこむような合わせ方というイメージです。


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しめは鍋の出汁を使ったつゆに卵をおとしたものでいただくそばです。
心地よい甘みの⑥と一緒にいただいているとホッとして心が落ち着きます。マリアージュというと肩肘の張ったかんじもあると思いますが、リラックスができる組み合わせです。こういった合わせ方ができるのもドイツワインの魅力です。


全体を通してはやはり、うまみ、出汁というのがポイントで、それぞれの料理のそういった部分が、残糖、深み、果実実の異なるそれぞれのワインで違った表情と相性を見せてくれました。しかし共通して、うまみ、出汁という接点で親和性があったと感じていただけたと思います。


今後の会のお知らせ

9月17日(月祝日) フランケンワインの会@リースリング(新宿) 18時開始 8,500円
ヴァインベルク輸入のフランケンのビッケルシュトンプの新入荷の2017年産の3種類と販売していないワイン、ユリウスシュピタールのシュタインのジルヴァーナーとヴァイスブルグンダーの飲み比べ、受注発注で入手した希望小売価格は500mlで22,000円の2011年産のジルヴァーナーのTBA(貴腐ワイン)を提供します。
この日のための特別なフランケン地方の料理もお楽しみいただけます。

10月17日(水) 蕎麦とドイツワイン@green glass(中井) 18時30分開始 8,500円
すでに4回開催して好評な会です。産地違いのもりそばを塩、つゆをつけながら、タイプの異なるドイツワインと楽しんでいただくのがメインで、その前におつまみ(変わり種のそばもあるかも)や静岡おでんもあります。

ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookのイベントページだけでなくお問い合わせページからも対応いたします。


9月26日〜28日 つな八賞味会、天ぷらとヴァインベルクのドイツワイン@つな八別館つのはず庵(新宿)
夜営業にて 料理13,000円 グラスワイン1杯1,000円
季節ごとに開催されているワインを合わせているつな八のイベントです。秋の会はヴァインベルクのドイツワインでの会となりました。
定番や旬の食材に加えて生の落花生の生ハム巻き、フィレ肉の天ぷらなどのここでしか味わえない料理をお楽しみいただけます。
ヴァインベルクの会をこちらで開催したこともあり(その時の様子はこちら)、今回の料理と合わせた打ち合わせもしていますので、自信を持っておすすめできます。
ワインは7種類ご用意する予定です。量が少なめのテイスティングセットなども用意するそうです。
お問い合わせ、ご予約は直接お店(03-3358-2788)までお願いします。この投稿をしている時点では26日はお席が埋まっていて、28日は余裕があるそうです。
ご質問などはヴァインベルクのお問い合わせページからも承ります。


よろしくお願いします!



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