2018年05月20日

シュパーゲル(白アスパラ)の会の様子とドイツでシュパーゲルを食べて感じたことなど

ヴァインベルクの会として毎年恒例となっている永田町ビッテでのシュパーゲル(白アスパラの会)、今年は4月の平日、5月の土曜日と2回開催しました。
内容が少し異なったこの2回の会の様子に加えて、ドイツで感じたシュパーゲルのことについても少し書きます。
5月の会は25名の方にご参加いただき、みなさまのシュパーゲル愛を感じられました。
このお店でのシュパーゲルのこだわりや日本のものとは何か違うのかというようなことなどは昨年までのブログの記事をご覧ください。

今年はシュパーゲルの定番とされているジルヴァーナーの品種とフランケン地方にはあまりこだわらずにワインを選びました。
ライトなジルヴァーナーはシュパーゲルをたくさん食べる時に最適なのですが、しっかりとした料理には他のドイツワインと合わせたほうが良さがわかる、ということも考えていましたので。


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前菜は少し固めのゆで時間で。
4月はヴュルテンベルクのクナウスのリースリング、フランケンのビッケルシュトゥンプのロゼを、5月はファルツのシュピンドラーのヴァイスブルグンダーと。
ヴァイスブルグンダーはワインだけでもとても好評でした。

シュパーゲルのゆで汁によるクリームスープには、深みとやわらかさのあるベルンハルト・アイフェルのリースリング・アポテーケ・トロッケンと合わせることが多かったのですが、5月の会は、先のヴァイスブルグンダーと合わせてみましたが、やわらかさと風味がうまく合っていました。


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魚料理、この画像は4月のワカサギを揚げたものをシュパーゲルにのせたものです。
先のクナウスのリースリングと相性が良かったです。
5月は鮎の炭火焼き、ペーストにした肝付きです。毎年この会では選んでいるフランケンのブレンフレックのジルヴァーナー、モーゼルのマルティンミュレンのリースリング・ヒューナーベルク・トロッケンと合わせました。
鮎だけだとジルヴァーナーと、シュパーゲルとだと深みとコクもあるので深みのあるリースリングと、いう印象でした。肝はつけすぎると苦いのでワインとはあまり合わないのですが、少しだとどちらとも面白かったです。個人的には和食とワインの包み込むような合わせ方の感覚のジルヴァーナーのほうがいいなあと思いました。


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メインはどちらの会も、豚肉のシュニッツェル、オランデーズソースのアスパラ添えです。
4月の会で、クナウスのレンベルガーSとこの料理との相性がとても良かったので、全く同じ組み合わせにしました。
シュパーゲルには白ワインを合わせるのが定番ですが、こういった料理だと赤ワインとも合わせられるのです。といっても濃いものだとあまりよくないと思っていまして、このワインのような繊細さの中に濃さのあるワインのほうが良いと思います。
ワインだけでも、ドイツの赤でこういうものが、と驚いていましたし、料理との相性も喜んでくださいました。


ここからはドイツでのことです。


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何回かシュパーゲルの料理を食べましたが、一番典型的なものがこちらです。
シュパーゲル料理、と別にメニューがある場合には、オランデーズソース付きのボイルに加えて何かをあわせる料理がいくつかあります。
サーモン、魚のムニエル、先のようなシュニッツェル、ステーキなどがあります。肉や魚がおまけのように盛り付けられています。
ワイナリーに紹介してもらったバーデンのオッフェンブルクの伝統的な料理を出すお店ではランプステーキを選びました。
シュパーゲルメニューにはジルヴァーナーとヴァイスブルグンダーが推奨として書いてあったので最初はヴァイスブルグンダーと。何の違和感もありませんでした。
次は取引予定の醸造所のグーツヴァインのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)と。薄めだけどコクもあるので、お肉にも負けず、先のレンベルガー同様、シュパーゲルとの相性もよかったです。


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こちらはヴュルテンベルクのクナウスのお宅にて。スーパーでいいシュパーゲルを店員さんに選んでもらい、アンディが自分で皮を剥きオランデーズソースも作り、ラムも自宅のテラスでバーベキューで焼いてくれました。
新鮮なものの良さを堪能できました。5本くらいまでなら飽きずにずっと食べられます。ただ、時間が経つと、少しえぐみが出てきて、新鮮なものならではの変化と繊細もも感じました。
ワインは濃いめ、重めのグラウブルグンダー(秋以降に入荷する予定です)との相性がとてもよくて驚きました。甘み、深みがあるドイツ(ヨーロッパ)の太いシュパーゲルだからこその相性で、日本の白アスパラだともう少し軽いのでアスパラが負けてしまうと思いました。


ドイツで感じたのは新鮮なものは味わいが違うということです。2、3日までとそれ以降では全然違うと言っていましたが、その感覚がよくわかりました。これは竹の子の鮮度を感じたことがある方はわかりやすいかと思います。
ただ、時間が経つとおいしくない、というわけではなく、日本でやっているヴァインベルクの会にようにおいしく食べることができます。状況に合わせて調理をすればおいしく食べることができるのです。
ただ、ドイツでの感覚が忘れられない(新鮮なものをバクバク食べたい)というような方はドイツにこの時期に行って食べるしか選択肢はないです。

また、シンプルなボイル以外の、揚げたりクリームソースの中に入っていたりという調理法のものは太さや、産地にこだわらなくてもおいしいものが食べられると思いました。そういった料理は、日本産でもヨーロッパ以外のものでも変わりない味わいで楽しめると思いました。

鮮度のことやどういうワインと合わせるか、ということはドイツに行って色々なことを感じることができました。
そして日本でもおいしくシュパーゲル料理を楽しめるということもです。日本の場合は、上質なシュパーゲル料理はより高品質なワインと合わせるほうが良いとも思いました。

春ならではの楽しみのシュパーゲル(白アスパラ)、ぜひみなさんも時期が合えばお楽しみください。


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2018年02月12日

鴨鍋とドイツワインの会の様子と3月の会のお知らせ

代々木八幡のそば處大野屋にて鴨鍋とドイツワインの会を行いました。
このお店にはヴァインベルクを始める前からお世話になっていて、昨シーズンに鴨鍋とヴァインベルクのドイツワインを合わせる機会があり、とても興味深いと思ったのでこの会を企画しました。
お店や鴨鍋とワインの組み合わせに興味のある人が多くあっという間に12人の申し込みがあり満席となりました。
そして今回は女性一人で参加される方が多かったです。


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①リースリング ゼクト / ゾルター(ラインガウ)
②ロゼ / クナウス(ヴュルテンベルク)
③リースリング パラディース トロッケン /  マルティン・ミュレン(モーゼル)
④リースリング アポテーケ トロッケン 2015 / ベルンハルト・アイフェル(モーゼル)
⑤ピノ・ノワール アウスマンズハウゼン 2013 / ビショッフリッヒェス・リューデスハイム(ラインガウ)
⑥リースリング カビネット オイヒャリウスベルク / ファルケンシュタイン(ザール/モーゼル)

ワインは6種類を予定していたのですが、比較すると面白いと思ったので④のアポテーケ・トロッケンは2016年産もお出ししました。
ゼクトとおまけのみ1本、その他は1種類につき2本提供したのでゆっくりとお飲みいただけたと思います。

乾杯はゼクトで。青のりの風味のそばのチップスがちょうどよいつまみとなりました。
12月に入荷したリースリング・ゼクトはロットが変わり2014年産となったのですが、前のものより濃さと強さがあるように感じました。果実味、甘みも前のより少しあると思います。アルコール度数は1%低くなっています。
まだ前のロットの在庫が少しあるのでなくなり次第ネットショップも切り替えます。


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前菜は5種類です。
ロゼと③のリースリングで、各々で組み合わせを楽しんでいただきました。豚肉や白子などの食材、クリーミーだったり酸味のある料理での相性をみなさん楽しまれていました。
このクナウスのロゼは万能だなあとあらためて思いました。マリアージュという使い方だけでなく、1本あって色々な料理と楽しむのにはとても適しているワインです。
マルティン・ミュレンのリースリングは、塩で食べるマイタケの天ぷらとも合わせましたが、とても相性が良かったです。味わいとしては酸味は強くはないワインですが内側にある酸味が天ぷらの油っこさを流して、マイタケの風味とも凝縮感のある果実味とうまくはまっていました。


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みなさんお待ちかねの鴨鍋です。これで5人前です。鴨の下にネギが隠れています。


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昨シーズン鴨鍋とドイツワインを合わせた時に感じた、肉と合わせるのなら赤、出汁を含めた鍋料理として楽しむなら果実味と深みのあるリースリング白、というのを今回もやってみました。
赤はアスマンズハウゼンのピノ・ノワールです。繊細さのある果実味で、薄さの中に強さ(果実味)があるので、鴨との相性は抜群でした。ローストなどではワインは負けてしまうとは思いますが、この調理法では相性は抜群です。
白のリースリングはまずは④のトロッケンです。2016年産よりふくよかさとやわらかさがあるので、出汁のこの料理により相性がよいと考えていたのですがその通りでした。酸や果実味、色々な要素があるのでどのリースリング辛口でも合うわけではなく、果実味がありながらやわらかいタイプのほうがこういった料理とは相性が良いと思います。
2016年産のほうはワインだけだとこちらのほうが好みという方も何人もいらっしゃいました。酸との調和(酸が強いというわけではなく)が、いわゆるモーゼルらしいバランスだからかと思います。


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人通り④の白と⑤の赤で楽しんでいただいた後には⑥の甘口カビネットをお出ししました。
酸がある甘口でも、トロッケンよりも甘さで包容力があり、出汁、うまみとの相性がよいです。トロッケンは食材に、甘口は出汁と合わせているようなイメージです。どちらもおいしく感じます。
鍋のしめは蕎麦なのですが、このそばと甘口カビネットの組み合わせは素晴らしかったです。蕎麦の風味がより合うようになっていたのだと思います。

もし鍋料理でワインを2本合わせるなら、先に赤、出汁が出てきてからは白、というのがよいのではと考えています。


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店主の大野さんには鍋のこと以外にも色々と話をしていただきました。
一度会をお開きにした後には数人が残り、大野さんが力を入れているテキーラを楽しんでいました。
ショットで飲むだけではないテキーラの魅力を熱く語っていました。お湯割りなども印象的でした。


今回も参加されたみなさんに喜んでいただけた会となりました。
素材自体が素晴らしい料理、出汁、うまみのある料理とドイツワイン、特にヴァインベルクのやさしさや深みのあるワインの相性は抜群だと確信していて、今回もその良さをみなさまに感じていただけました。


最後に3月の会のお知らせです。
facebookページも作成しています。ログインしなくてもご覧いただけます。

3/10 新着ワイン試飲会@新宿リースリング 15時から17時 会費2,000円
恒例の試飲会です。厳選した10種類程度をゆったりとお飲みいただけます。フィンガーフード付きです。

https://www.facebook.com/events/149505319080350/



3/14 トロッケン以外のワインと筍、白い料理@銀座ローゼンタール 19時開始 会費8,000円
トロッケン(辛口)は1、2種類にして、後はファインヘルプや甘口と料理を合わせてお楽しみいただきます。ホワイトデーということで、白い料理というプチテーマもあります。旬の筍を使った料理が中心となります。最後はゲヴュルツトラミナーのアウスレーゼでしめます。



3/21 リースリング辛口系のヴィンテージと熟成を愉しむ会@新宿リースリング 18時開始 会費7,500円
今年は熟成というテーマでもワイン会を考えていてその第一弾はリースリング・トロッケンです。若いヴィンテージでの同銘柄でのヴィンテージ違いの比較、数年経ったらどうなるのか、10年以上経つとどうなるのか、ということを感じていただける内容にします。1990年前後のワインも2種類用意しますがこちらはヴァインベルク輸入のワインではありません。
一本のみのワインもありますので定員は10名です。着席でお食事もご用意します。



facebookをされていない方は、こちらのネットショップのお問合せページからお申し込みをお願いします。

どの会に参加か、参加人数と参加される方のお名前を明記していただくようお願います。

10日の試飲会は予約制ではありませんが、人数を把握したいのでできれば事前にご連絡をいただきたいです。


ヴァインベルクの会に参加されたことがない方も気軽にご参加ください。毎回、ワインの話だけではないアットホームな雰囲気の会となっています。
ご参加お待ちしています!




ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2018年01月22日

そばとドイツワインの会の様子と今後のワイン会のお知らせ

先日は中井green glassでそばとドイツワインの会でした。4回目となり、ブログでも会の様子は書いていますので簡単に会の様子を書きます。

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クナウス リースリング トロッケン 2016
ベルンハルト・アイフェル リースリング ロートリーゲンデン ファインヘルプ 2016

ビッケルシュトゥンプ ジルヴァーナー ムッシェルカルク 2015

ビショッフリッヒェス・リューデスハイム ピノ・ノワール リューデスハイム 2013

ファルケンシュタイン リースリング ヘレンベルク ファインヘルプ 2015


ワインは5種類です。今までの会でも提供したことがるものは1種、ヴィンテージ違いが1種です。


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一品目の豆腐と前菜はリースリング2種類で。
数の子は合わなかったなどというのもありましたが、組み合わせを楽しんでいただけました。


画像はありませんがそばの実のとろろがけとふわっとしたボリューム感のあるジルヴァーナーと相性が良かったです。


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静岡おでんは今回はピノ・ノワールと味噌をつけたほうが重さが同調してより合っていると感じました。


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今回は冷たいそばの他に釜揚げも。

これはワインと合わせるのは少し難しいと感じていたので、予定していたこのピノ・ノワールを事前に持っていって検証をしました。その結果、栃木の蕎麦と合わせることにし、重さを感じからみもよくなるよう麺を少し太めにしてもらいました。つゆをつけて食べたときが特によく合っていたと思います。
たいていのワインとそばの組み合わせだとワインの果実味が出すぎてしまうことのほうが多いのですが、この組み合わせだからこその良さが表れていたと思います。


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最後は毎回恒例の産地違いとワインも2種類。ふだん提供している日本酒も少し出していただきました。
栃木と長野のそばをそのまま、塩、つゆをつけながら比べながら楽しみました。
何が正解か、ではなくその過程をみなさまに楽しんでいただきました。
個人的には、前の会では合うというよりつゆをつけても寄り添って違和感がないという感覚だったムッシェルカルクのジルヴァーナーは、なにもつけなかったり塩でも風味が同調していて万能でびっくりしました。どのジルヴァーナーでも、というわけではなくボリューム感があるからこそだと思います。

ファインヘルプは、より香りが強く深みのある長野のそばのほうが、余韻も深いこのワインと合いました。ジルヴァーナーとは違う部分、深みだったりというところで同調しているというのが興味深かったです。


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今回は13名の方にご参加いただきました。
初めてお会いする方が多く、少し緊張していましたが、いつものヴァインベルクらしいアットホームな会となりました。
提供したワインの話だけでなく、ドイツワインの色々な話をすることができました。
こうやって飲みながらのほうがより理解をしていただけると思うのでこういう場での話は大事にしています。


green glassでの会はまたすると思うのでぜひご参加ください。


その前にも今後の会は決まっていますのでお知らせします。
鴨鍋の会は満席となりましたので省略します。

ローゼンタールの体が温まる中華
1月27日(土) 18時開始 銀座ローゼンタール 会費9,000円
枠にとらわれない料理を提供しているローゼンタールで中華をテーマにした料理での会です。
羊と野菜の蒸し餃子、黒酢麻婆豆腐、紹興酒風味の炊き込みご飯など、野菜の食材を中心とした創作中華とヴァインベルクのワインをお楽しみいただけます。
トロッケン(辛口)だけでなくアイフェルのロートリーゲンデン・ファインヘルプ(中甘口)や甘口シュペートレーゼなども料理と合わせて提供します。
参加を希望される方はヴァインベルクへのFacebookメッセージかメール、もしくはお店(ローゼンタール)へお申し込みをお願いします。こちらのイベントに関してはfacebookのイベントページは作成しない予定です。
まだお席に余裕あります!


ドイツとオーストリア~お隣同士の違い~
2月17日(土) 18時開始 赤坂セレブール 会費12,000円
セレブールで2回目の会です。一つの料理に対してドイツワインとオーストリアワインを1種類ずつお出しする形で進めていきます。
ドイツワインはヴァインベルク店主が、オーストリアワインはオーストリアワイン大使でもあるセレブールの大坪氏がセレクトします。
ワイン10種類、料理5皿の予定です。フレンチがベースのお店ですが、ドイツ、オーストリアのテイストのある料理も提供予定です。
同じ品種での違いやそれぞれの国のワインの特色を感じていただけるような内容を考えています。
参加を希望される方はヴァインベルク宮城へのFacebookメッセージかメール、もしくはお店(セレブール)へお申し込みをお願いします。
この投稿をしている段階ではお席は残り3席です。
https://www.facebook.com/events/2001013250137000/


モルドバワインとドイツワインを愉しむ会
2月25日(日) 18時開始 経堂インゴビンゴ 会費8,000円
知り合いで一人で運営しているモルドバワインのインポーターとのコラボ会です。
お互いのワインの良さを感じていただけるような会を考えています。10種類程度のワインをお飲みいただけます。
会場は、ドイツフェスティバルで特注のソーセージを作ってもらったりしているインゴビンゴです。ドイツフェスで提供した赤ワイン入りのソーセージもお出しします。モルドバ料理もケータリングで少し用意することになっています。
https://www.facebook.com/events/1124833327619342/

facebookをされていない方は、こちらのネットショップのお問合せページからお申し込みをお願いします。

どの会に参加か、参加人数と参加される方のお名前を明記していただくようお願います。

ヴァインベルクの会に参加されたことがない方も気軽にご参加ください。毎回、ワインの話だけではないアットホームな雰囲気の会となっています。
ご参加お待ちしています!





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2017年09月18日

9月のワイン会の様子

新入荷のワインが入ったこともあり、9月は精力的にワイン会を行っています。
いつもはひとつの会ごとに細かくワイン会の様子を書いていましたが、今回は3つの会について、印象に残ったことを中心に書いていきます。


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ひとつめは成田でのワイン会です。成田周辺のドイツワイン好きの方が、参加者を集めてくださりヴァインベルクのワインでのワイン会を開催しました。14人での会となりました。
会場は公津の杜のビストロ・モズです。食材や調理法にこだわりを感じますが、押しつけているかんじが全くしない自然な料理の数々は素晴らしく、また訪れたいと思いました。
最初の画像は豚肉をキャベツで巻いたものです。ゾルターのロゼのゼクトラインガウのリースリングもやさしいトーンがあってぶつかる部分が全くありませんでした。


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鱧のサマートリュフのせとファルケンシュタインのヘレンベルク・ファインヘルプはマリアージュとして素晴らしかったです。
ワインの心地よい甘みと酸味が料理と溶けこむようになっていました。ソースに少し酸味があることもよかったのだと思います。
このワインは料理とというだけでなく皆さんにとても驚かれ喜んでいただけました。ドイツワインをたくさん飲まれている方にもそういう反応をしていただけるのはうれしいです。レアなワインではなくふつうに購入できるワインでも魅力のあるワインを揃える、というのがヴァインベルクの使命でもあると考えています。


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その他には、ゾルターのロゼは、ドイツのゼクトでこういう良さがあるものはあまりない、エルプリングの古酒ゼクトは初めて飲む味わいでなおかついい、ミュレンの2007シュペートレーゼはホッとする良さがある、などという感想をいただきました。
料理とは真鯛のポワレとビッケルシュトゥンプのロゼ、国産の鴨とレンベルガーGも印象に残る組み合わせでした。カシスのデザートとレンベルガーが合うのも面白かったです。


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ふたつめは赤坂のセレブールでの会です。
料理はフレンチで、ワインもフランスのグランクリュを多く提供しているお店ですが、ソムリエがふだんからドイツやオーストリアなどといういわるゆる冷涼系と言われる地域ののワインもグラスワインで多く提供していることもあり、今回ワイン会をすることとなりました。
フレンチのビストロ料理にドイツワインを合わせる、というコンセプトでしたが、料理はビストロ料理という枠を超えた洗練された料理で、参加者もヴァインベルク店主もとても幸せな気持ちになれました。
ペアリング検証というタイトルでの会でしたが、事前に細かい打ち合わせはせず、料理内容を聞いてワインを選び、当日シェフとソムリエがワインを飲んで少し微調整をする、という形にしました。
ドイツワインを普段から飲まれている方もそうでない方もいらっしゃいましたが、飲んだことがないタイプのワインばかりだったそうで、みなさんどれもとてもおいしいと驚きながらおっしゃっていました。辛口を中心とした今だから造ることができるドイツワインの良さを体感してその良さを知っていただきとてもうれしく思っています。なぜこういうワインができるのか、などワインの良さをより知っていただけるような話をたくさんできたこともよかったです。


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こういった前菜には大半のヴァインベルクのワインはどれも万能に合わせることができます。
今回は繊細な料理ということで、繊細で気品のあるタイプのキュヴェアンリのゼクトとミュレンのリバイバル・リースリング・トロッケンを選びました。

サーモンにはビッケルシュトゥンプのジルヴァーナー・ブントザントシュタインを。ミネラル感と強さのあるこのジルヴァーナーはサーモン(少し焼いたもの)との相性はよく、その気品のある味わいはふだん他の国のワインを飲んでいる方にも好印象でした。


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料理との相性で一番印象的だったのは、つぶ会のオーブン焼きとファルケンシュタインのピノ・ノワールです。
つぶ貝だけだとワインが負けてしまうのですが、大きめに切られたじゃがいもと生ハムと一緒に食べてワインを飲んだ時の相性は素晴らしかったです。このワインの繊細だけれど内側にある強さと2015年産だからこその果実味が、うまく合ってうまみが増長するような感覚でした


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上州せせらぎ豚のナヴァラン仕立て(夏野菜煮込み)です。
こういった濃いめの味付けでも合わせられるドイツワインはあります。今回のクナウスのレンベルガーRはボルドータイプの濃さと強さがあります。この料理は通常は羊だそうで、今回は豚だったのですが、羊でもこのワインは相性良いのではと思いました。また、強いだけでなくうまみを感じられるこのワインは、6000円前後で素晴らしい赤がドイツにはたくさんあることを知っていただくのにとても良いワインとなりました。

最後だけトロッケン(辛口)ではなく甘口にしましたが、このファルケンシュタインのシュペートレーゼも好評でした。酸味もある甘口ワインの良さを知っていただけました。このワインはシュペートレーゼとしえはあまり甘みは強くは感じませんが、こういったコース料理の最後にはちょうどよい味わいです。レモンシャーベットとの相性も良かったです。


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3つめは、銀座Steak & Grill Rangestu of Tokyoでの会です。ここのシェフとは長い付き合いで、ステーキ以外の料理も素晴らしいのです。
ゼクトはゾルターの2005リースリングにしました。少し熟成したシャンパンはみなさん飲まれたことがあるようですが、リースリングでこういったタイプはみなさん初めてで、そしてその良さに喜んでいただけていました。


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サラダはフォワグラ入りのパテやサーモンだなどバラエティ豊かな内容です。
クナウスのロゼと合わせましたが、3種類のぶどうのブレンドということもあり色々な要素もあり、やさしいだけでないこのワインとはとても相性がよかったです。このワインの万能さと素晴らしさを証明する機会ともなりました。

その後は真鯛のポワレ、キノコソースでしたが、ファルケンシュタインのカールスベルクとお楽しみいただきました。
このワインは、甘口とも辛口ともいえない、複雑みがあり不思議な味わいのワインですが、素直にこのワインの良さを堪能していただけていました。そして少し強めの味付けの料理でも問題なく合わせることができました。


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ステーキはイチボです(画像はサラダは1人前の量でしたがこちらは数人分の量です)。次の料理が濃厚なので、ステーキは最後ではなくその前にしました。赤みですが脂もほどよくあり、噛んだ時の触感やうあまみがとてもよかったです。
ステーキとは濃い赤ワインではなく、軽めのトロリンガーを合わせました。酒質は強くならないブドウ品種ですが、凝縮した果実味があるのでこういったグリルお肉との相性はよいと思ったのですが、その組み合わせにみなさん満足されていたようです。
燻製させた熟成醤油をつけるて食べるとより相性がよくなりました。醤油と赤ワインというのはイメージがわきづらいと思いますが、このワインはそういう合わせ方もできる、既存の概念にはとらわれない使い方ができる赤ワインなのです。


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メインは国産牛肉の赤ワイン煮です。ほほ肉ではなく首のあたりのお肉だそうです。長時間煮込んで、ほどよい食感でなおかつうまみもあり、こだわりのあるソースも含めてみなさんにとても好評でした。
あえて高価格帯の赤ではなく、レンベルガーGを選びました。高価格帯のワインだと繊細なのでピンポイントな合わせ方になりこういった料理とは難しいし、もっと気軽に合わせられる組み合わせを体験してもらったほうが良いと思いこのワインにしました。ほどよい強さと濃さがありやわらかさもあるので懐の広いこのワインは料理に寄り添っていました。
食材が良い時などは高価格の個性が強いワインではないものをあえて選ぶ、というやり方を提示することができ、みなさん納得されていました。


このように色々な料理とヴァインベルクのドイツワインを合わせて会をやっています。
こういう様々なタイプとの組み合わせを体験すると、ドイツワインの懐の広さをあらためて感じることができます。
色々な合わせ方、楽しみ方ができるのがドイツワインの魅力だと声を大にしていうことができます。
マリアージュという合わせ方だけでなく、料理の合間に飲んでも邪魔にならない、など、家庭の食卓でのワインや、色々なシチューエションでお楽しみいただくことができます。
色々な例を通してそういったことも感じていただけたと思い、ブログやfacebookでの投稿、ネットショップでの商品紹介は書いています。
たくさんの人にドイツワインの良さと魅力を知っていただけるようこれからもお伝えしていきます。


今後もヴァインベルクでは定期的に会を企画していきます。ヴァインベルクのfacebookページで一番早く告知を始めるのでそちらの投稿もお読みいただけるとうれしいです(アカウントをお持ちでない方もご覧いただけます)。
facebookアカウントをお持ちでない方のワイン会の参加申し込みはホームページの問い合わせページからのご連絡でお申し込みいただけます。

本文では紹介したワインに商品ページのリンクを貼っていますが、下記からも新入荷のワインはご覧いただけます。


新入荷ワイン
ファルケンシュタイン
クナウス


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2017年08月09日

ゼクト(スパークリングワイン)でランチの会の様子

昨年好評だったゼクト(ドイツのスパークリングワイン)の会を今年も新宿リースリングで開催しました。
8人と少なめの人数となりましたが、色々な話もできて和やかな雰囲気の会となりました。


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今年はマグナム1種類を含む7種類を用意しました。
昨年と似たようなラインナップですが、ラインガウのゾルターからは2001年のレゼルヴ、SMWは同ヴィンテージでの飲み比べ、というのが昨年と異なるところでした。
この後の紹介の中でそれぞれのゼクトに商品紹介のページのリンクを貼っていますのでそちらもお読みいただけるとうれしいです。


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1本目はリースリングのマグナム(1500ml)です。750mlよりも余韻にまろやかさを感じます。果実味も酸味が魅力の750mlとどちらも魅力があることをわかっていただけました。どの前菜とも相性がよかったのには驚きました。

2本目はピノ・ノワール100%のロゼです。こちらもリースリング同様ゾルターのスタンダートラインですが、果実味の心地よいこのゼクトの良さを感じていただけました。辛口仕立てで食事との相性も良く、ローストビーフとも良い組み合わせとなりました。

3本目はワンランク上のラインのひとつであるキュヴェ・アンリです。ブルグンダー系のブレンドで、年代の異なるワインも含まれるので立体感のある骨格があり、同じ価格帯のシャンパンであればこちらのほうが、という説明に納得していただけました。

4本目は、リューデスハイムのベルク・ローゼンエックのリースリングのみでレゼルヴのゼクトにするシリーズの2001年です。現行は2011年なのですが、少量のみ在庫のある2001年と2005年のゼクトを今年12本ずつ輸入しました。
初夏の試飲会では2005年を提供したので今回は2001年のレゼルヴを提供しました。
長い余韻と深みでみなさまとても喜んでいただけました。同じクオリティのシャンパンは数倍出さないといけない、今まで飲んだワインの中で一番おいしかった、などという感想をいただきました。
フルートグラスだけでなく通常のワイングラスも用意していたのですが、このゼクトはふつうのグラスのほうが風味や味わいをより楽しめると感じました。


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3本目、4本目はソーセージ、鶏肉のグリルとともにお楽しみいただきました。
複雑みのある味わいはこれらの料理と全く違和感がありませんでした。


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最後の3本のゼクトは、古代品種であるエルプリングによるモーゼルの古酒ゼクトです。1996年の同じワインを瓶詰めし、デコルジュの時のドサージュが異なるという3種類です。
一番人気は中辛口のトロッケンでしたが、料理とはノン・ドサージュのブリュット・ナチュレが一番相性が良いという発見もありありました。塩豚入りのバジルの塩味のパスタととても良い組み合わせでした。
トロッケンは在庫がありますのでぜひお買い求めください。シャンパンとは異なるベクトルのスパークリングワインの良さを感じられると思います。

ゾルターのレゼルヴは栽培、収穫からこだわったもの、SMWのゼクトは特別なワインではないものからこだわりの製造で造ったものという違いがあり、それぞれの良さを知っていただけたのはよかったです。

エルプリングのワインがどういうものか知ってもらうために、少しだけ追加でお支払いいただきお店にあったエルプリングののワインをお飲みいただきました。フレッシュだけど軽やかなのが魅力ですが、穏やかで親しみやすいこれらのゼクトの魅力の印象が強かったようです。


ドイツのスパークリングワインだけでもこれだけ楽しめるということを知っていただけてうれしく思っています。
ヴァインベルク店主はシャンパンなどのスパークリングワインにそれほど思い入れはありませんが、これらのよいスパークリングワインを扱うことができて、こういう会も開催することができていることに喜びを感じ、今後も続けていきたいと思っています。



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ラベル:ワイン会 ゼクト
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