2021年11月14日

ドイツ料理との会、イワナの会などヴァインベルクのワイン会の様子 

緊急事態宣言が終わりヴァインベルクでもできることからイベントをやり始めています。
開催したイベントを感想と共に簡単に紹介します。


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8月に入荷したモーゼルのマルティン・ミュレン、ザールのファルケンシュタイン、ヴュルテンベルクのクナウスのワインを紹介する試飲会を新宿リースリングで開催しました。
予想通りの反応がありましたが、その中でマルティン・ミュレンのほぼ貴腐ぶどうで造られているアルコール度数13.5%のレッターライ・リースリング・シュペートレーゼがみなさん強く印象に残ったようです。このワインは後の会でも提供していますので再び紹介します。
ご注文のあったワインはこのワインだけでなくみなさんバラバラで満遍なくご注文いただいていますので、それぞれのワインがいいという証明になっているかと思います。


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緊急事態宣言明け初めての食事会は青山一丁目のOAGホール内にあるマールツァイトでドイツ料理の会でした。14時からで遅めのランチ会としました。
会の時間は店内を貸し切りにしていただき、申し込みの組ごとのテーブルとして感覚はとってとかんがえていましたが、席の上限の16名様にご参加いただきました。

ゾルターのリースリングのゼクトで喉を潤した後は前菜盛り合わせとワイン2種です。きりっとしてうまみのあるファルケンシュタインのシュペートブルグンダーのロゼもフランケンシュタインのグラウブルグンダーも違和感なく愉しめました。特にグラウブルグンダーの落ち着いて気品も感じる味わいは、こういったレストランならではの料理ととても相性がよく、そして優雅な気持ちになれたかと思います。


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ニジマスの燻製とは先に紹介したミュレンのファインヘルプを。この料理を聞いてどのワインと合わせるかすごく迷ったのですが、結果的にはこれしかないという組み合わせでした。複雑みと強さがあるので、ふつうの白ワインだけど負けてしまうのですが、このワインだと広がりと強さがあるので、調和して楽しめました。アルコール度数が高めということもポイントだったかと思います。


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メインは仔牛のグーラッシュです。クナウスのシュペートブルグンダーと。
マリアージュという相性ではありませんでしうたが、ドイツのレストランで赤ワインを飲んでいるような感覚を思い出しました。


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デザートはアップルシュトゥルーデルと前日焼いたというシュトレン。酸と果実味が強いものでないほうがよいと思ったので、ミッテルラインのヨステンウントクラインのシュペートレーゼを。柑橘系よりもイチゴの風味があり、シュペートレーゼというよりはアウスレーゼのふくよかさと甘みがあるのでデザートとも違和感がありませんでした。甘口のドイツワインの良さもあらためて知っていただきたいと思っています。


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かわりましてここからは別の会です。
南会津のイワナづくしの料理にヴァインベルクのワインを合わせるという企画を数年前からやっていまして、好評なので毎年恒例となっています。


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今年はこのようなラインナップにしました。
どの料理とも相性が良かったのでがビッケルシュトゥンプのジルヴァーナーでした。日本酒のように料理をつつみこむような感覚でお愉しみいただけます。
ロゼのゼクト、先でも紹介してしているミュレンのファインヘルプ、ファルケンシュタインの甘口カビネットは、マリアージュというように料理と合うというよりは料理に寄り添って楽しめました。それぞれのワイン自体のおいしさも感じていただき参加されたみなさまは満喫されていました。


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田舎の料理なおで塩味が強くて濃いというのを想像されるかと思いますが、絶妙の味つけでうまみを感じる料理はヴァインベルクのワインととても相性がよいのです。
イワナの塩焼きは、ワインとの相性というのを考える以前に食べ物自体のおいしさに夢中になってしまいました。味噌焼きのほうがワインと合わせては興味深いかと思います。

今回相性としてびっくりしたのは、ラインヘッセンのグッツラーのリープフラウエンシュティフトのリースリングGGがこの時期ならではのイワナのたまごと相性がとてもよかたです。このワインは他のリースリング辛口よりも包容力のある上質なクラスのワインで、以前スッポンの会で茶碗蒸しと雑炊と相性が良かったり、卵だったりワインと合わせるのが難しい食材と相性が良かったりする不思議なワインです。同じ造り手のモアシュタインのGGではこうはいきません。
この会では、過去に1993年のマルティン・ミュレンのアウスレーゼを合わせてみたりと少し冒険をしていみるのですが、毎回いい方向に向かっていてほっとしています。


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赤ワインは食事の後半に提供することとなり、このうまみの詰まった鍋と大根ご飯に合わせることとなるのですが、うすうまのドイツの上質なピノ・ノワールは全く違和感なく楽しめるのです。
今回はアールのヨステンウントクラインのラーヒャーベルクのピノ・ノワールを選びましたが、好評でした。

こういった内輪の会にもお呼びがかかれば伺いますのでご相談ください。


今年はおそらくあと一回だけとなりますが会を開催します。
あまり紹介できていないワイン、ヴァインベルク店主自体も最近飲んでいないワインを提供します。ファルツのシュピンドラーのリースリングの特級畑のトロッケン飲み比べ、リューデスハイムのピノ・ノワールなどを考えています。
11月23日の水曜祝日に新宿リースリングで18時から、会費8,000円となります。
https://www.facebook.com/events/555153909038253/




ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2020年03月29日

寿司とドイツワインの会の様子と今後の会について

少し経ってしまいましたが、何度かワイン会を開催している高円寺の和食のお店、徳竹でお寿司の会をした時の様子を書きます。
最後には今後のワイン会やイベントについても書いています。


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お店でたまに開催していた鮨ナイトをヴァインベルクのワイン、でという企画でした。
3月の始めですでにコロナウイルスの影響がある時でしたが、企画の時点からカウンターのみでと考えていたので、この形態なら、ということで手洗いや換気に気を付けながら開催しました。9人の方が参加してくださいました。


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ワインは6種類用意しました。
事前にお知らせいただいたなんとなくの料理内容で、間違いなく何かしらには相性が良い、もしくはお寿司に違和感がないワイン、ということで選びました。
提供の順番はその場で考えていくスタイルとなりました。グラスは2つ以上は用意しているので、前に提供したものもう一度、ということもしながらひとつのネタとひとつのワイン、ではなく比較をしながらも楽しめる形です。
大半は先にヴァインベルク店主が食べてワインを飲んでおすすめの合わせ方を伝えいきました。


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最初の乾杯はモーゼルのマルティン・ミュレンのリースリング・ファインヘルプで。甘くはないけれど少し残糖があるからその後の寿司とも違和感がなくお飲みいただけるワインです。
その後のほうぼう、小肌のお寿司、ぎばさ(海藻)、氷魚(鮎の稚魚)ののり和えにはアールのヨステンウントクラインのピノ・ノワールのブラン・ド・ノワール(白ワイン仕立て)と相性が良かったです。他のワインだとフルーティーすぎて感じてしまいました。コクがあるので生臭さは感じません。


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さより、松貝にはフランケンのビッケルシュトゥンプのブントザントシュタインのジルヴァーナーが良かったです。トーンが一緒という合わせ方です。
ここまでの3種類は比較的どのワインとも合わせられました。マリアージュというよりはそばに合って色々なお寿司を愉しめるワインです。
そしてその中でも相性が良いタイプ、というのが見えてとても興味深かったです。

やわらかさがありコクもある平貝とはザールのファルケンシュタインのリースリングの自根のファインヘルプとの相性が抜群でした。甘いからだけでなく、うまみ、深み、があるからこそでした。

しかし一種類だけ、どのワインとも合わなくてそのままお寿司自体を味わったほうがよいというものがありました。桜漬けの春日子鯛にワサビ漬けがのったものです。複数の要素があるためどこかの要素とぶつかってしまうのです。こういったものはやはり日本酒が許容範囲となります。ワインを無理に合わせるのではなく、食事をより楽しむためのワイン、なので合わせないという選択肢もあってよいと思いました。


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花びらの形に切り込みを入れている烏賊は、ラインヘッセンのグッツラーのリースリングのグローセスゲヴェックスと相性が良かったです。硬質だけどやわらかさと深みがあるというのがポイントです。ブランドノワールでも違和感はありません。
GGはグリーンアスパラのスープとも相性が良かったです。アスパラとリースリングは少し難しいのですが、上のクラスの複雑みのあるワイン、だからこそです。


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河豚の生春巻き寿し白子ソース、という和食のお店ならではのものです。ファインヘルプもよいのですが、アールのマイショスの村名ワインのピノ・ノワールと相性が良かったです。蛍いかの天ぷらとも合わせられました。
先にボトルと共に写っているめじまぐろですが、赤を想像すると思うのですが、ジルヴァーナーのほうが相性がよかったです。厚みのあるキャラクターとなるブントザントシュタイン(雑色砂岩)土壌、暑かった2018年で果実味の濃さがある、があるこそで、ムッシェルカルク(貝殻石灰)土壌だったりどのジルヴァーナーでも合わせられる、というわけではなくこの造り手のこのワインだからこそ、かと思います。

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お寿司の合間には河豚のから揚げなどのこういったお料理も。寿司も一品料理も他にももう少しありましたが写真を撮っていないものもあります。

ピンポイントで合わせての喜び、お寿司が美味しくてそこに寄り添う形で楽しめるワイン、色々な形で食事の時間をお愉しみいただけました。
天ぷらもそうですが、ネタが多いのではワインと合わせることを考えるのが難しくなるのですが、いい流れでうまくいったと思っています。もちろん、正解を出すことが重要、ではないのですが、参加された方が楽しまれてなおかつ自分の良い経験にもなった会となりました。

イベントページはまだ作成しませんが、徳竹での会は7月5日に川魚をテーマにした会を計画しています。


上記の中でワインにはネットショップの商品ページのリンクを貼っています。
先のビッケルシュトゥンプ、ファルケンシュタイン、ヨステンウントクラインのワインは新入荷のワインで、他に数種類入荷しています。2月に入荷したワインにはNEWと表示されています。
本数は少ないですがフランケンのロゼもあります。

ネットショップは通常通り営業しています。
通常15,000円以上のお買い上げで送料無料なのですが、現在は8,000円以上で送料無料としています。3月末までとしていましたが期間は延長します。
6周年記念の3本セットも好評販売中です。規定数に達し次第終了となります。

ヴァインベルク店主がピックアップと梱包をしていますが、手を洗いアルコール消毒をしてからボトルを触って梱包いたします。
ワイン会のような料理でなくてもヴァインベルクのドイツワインはお楽しみいただけます。そして会の内容から参考になる合わせ方、ポイントもたくさんあるかと思います。
また、辛口が中心の品揃えとなっていますが、リラックス、落ち着けるような甘みのあるワインも多数ございます。

ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


最後に今後の会についてです。

4月11日の新宿リースリングでの6周年記念会は、外出自粛期間となりましたので、延期とさせていただきます。状況が落ち着いた後に同じような形式で開催できればと考えております。

4月18日の青山一丁目マールツァイト(ドイツ文化会館一階)での「ソーセージ以外のドイツ料理で遅めのランチ」は、今の時点では、席の距離を話しての開催予定、と考えております。
https://www.facebook.com/events/200033368076467/

5月は、30日西麻布Alternativeにて「オルタナティブなフレンチの会」を計画しています。
https://www.facebook.com/events/607812566731007/

まだイベントページは作成していませんが、5月17日にはケーニッヒのお店でシュパーゲルの会を企画しています。吉祥寺か武蔵小金井のお店となります。18時開始、会費8,500円の予定です。

これらは参加者を募集していきますが、状況により中止、変更等の可能性もございます。

5月24日には田崎真也ワインサロンにてドイツワインセミナーを行う予定ですが、まだ募集は開始しておらず、日程変更の可能性もあるかもしれません。


今後ともヴァインベルクをよろしくお願いいたします。
おうちにいらっしゃる時間も長くなっていると思いますが、過去のブログ記事もこの機会に読んでいただけるとうれしいです。



posted by ヴァインベルク at 22:30| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2019年12月11日

鴨鍋、ブリづくしのワイン会の様子と今後のイベント一覧

ヴァインベルクの企画で行われてた2つのワイン会の様子を簡単に紹介し、後半はヴァインベルクの今後のイベントのお知らせです。


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代々木八幡のそば處大野屋では鴨鍋の会でした。
蕎麦屋ならではの前菜とは2種類のリースリングと。ミュレンのファインヘルプはつつみこむように、ファルケンシュタインのトロッケンは酸と果実味の強さで、それぞれのワインと料理を楽しみました。
まいたけの天ぷらとはバーデンの2018年産でボーリューム感のあるヴァイスブルグンダーとばっちりでした。


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この会のメインの鴨鍋です。
2年前にこの会をした時の経験から、最初は赤ワインでお肉と合わせる感覚で、出汁が出てくるとうまみのあるリースリング・トロッケンというようにしていきました。
アスマンズハウゼンのピノ・ノワールは間違いないと思っていましたが、硬質感もあるのでどうかなと思っていたベルク・シュロスベルクのリースリングも心地よかったです。
最後は甘口のザールのファルケンシュタインの甘口カビネットも提供しましたがこれもばっちりでした。甘いだけでなく酸と深みがあるのがポイントで、しめのお蕎麦ともとても相性がよかったです。


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高円寺の徳竹ではブリづくしの会を開催しました。
ワインは6種類用意し、順番ではなく、複数の料理に同じワインが何度か登場するというスタイルの提案で進行しました。


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刺身は熟成したものと2タイプ。
アイフェルのリースリング・ファインヘルプは刺身だけでなく万能に料理と寄り添っていました。
醤油をつけるとバーデンのフランケンシュタインのシュペートブルグンダーと相性がよかったです。


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定番の鰤大根もこだわりのある和食のお店だと一味違います。
先のシュペートブルグンダーのほうが他の料理とは相性がよかったのですが、この料理にはレンベルガーでした。


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ふわっとしてクリーミーな蒸し鰤にはロゼのゼクトでした。


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ぶりのつみれと切り身の入った葱鍋はファインヘルプだけでなくベルクロットラント2012年リースリング・トロッケンも相性が良かったです。このワインは、ワインだけでも完成されていて料理と合わせるのは少し難しいのですが、こういった出汁や味がしっかしていていて洗練されている料理とはとても相性がよいのです。

鍋の出汁を使った乳麺にはミュレンの93のアウスレーゼを。熟成した甘口も甘みが強いものでなければ料理と一緒に楽しむことができます。


こういったさまざまなタイプの料理でヴァインベルクはワイン会を行っています。
ワイン、料理、どちらかが主役ではなく、両方あっての楽しみを存分を感じていただける会になるようにしています。ワイン会のこだわりについては過去のブログに書いていますのでそ
ちらもお読みいただけるとうれしいです。

それでは今後のお知らせです。

クリスマスマーケット出店
12月13日、14日に開催される春日の礫川(れきせん)公園での文京区主催のクリスマスマーケットにヴァインベルクも出店します。
文京区はファルツのカイザースラウテルンと姉妹都市で、オリンピック、パラリンピックに向けてのホストタウンとしてドイツを登録しました。その一環でこのイベントも企画されています。
ヴァインベルクはフードは販売しませんが、ドイツの料理やビールもお愉しみいただけます。
ヴァインベルクではホットワインだけでなく、8種類のワインを500円からお飲みいただけます。ゼクトや販売価格5,000円のワインも用意します。ワインのお持り帰り用のご購入も可能です。
フランクフルトのヴァイツェン(白ビール)も販売します。
寒くなく天気も良いようなのでぜひお立ち寄りください!

13日金曜 17時から1930
14日土曜 1130分から1930
https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/olympic/bunkyoplan/hosttown/christmas.html

以下はヴァインベルクの会のお知らせです。
会のお申込みはfacebookからだけでなく、ホームページのお問合せページからでも受け付けています。
先着順の受付で、満席となりしだいお申込みの受付は終了させていただきます。
会費の記載は全て税込みです。


・ドイツチーズとドイツワイン
を愉しむ会@人形町モリモトハウス
1月13日(月祝) 18時開始 会費5,000
https://www.facebook.com/events/717627542057518/

まだ日本ではあまり知られていないドイツチーズですが、ドイツフェスティバルでも提供し好評でした。もっと知ってほしいということでドイツ食品普及協会の森本智子さんとこの会を企画しました。チーズは4種類以上を少しずつお召し上がりいただけます。森本さんがドイツで入手する未輸入のチーズも登場するかもしれません。夕食となるように、ドイツパン、温かいソーセージもご用意します。ワインは幅広いタイプで5種類を予定してます。
お席は12月中に満席となる可能性が高いです。

・新感覚の豚もつ焼きとドイツワインvol3@東中野晴れときどきtententen
1月25日(土) 12時開始 会費6,000
https://www.facebook.com/events/619480388791714/

このお店での4回目の会です(1回は海鮮の会)。ドイツワインと合う豚もつ焼きと旬の野菜をお愉しみいただけます。しめのカレーもお肉と魚介のうまみがつまったスペシャルなものです。
この会は貸し切りですので、小さいお子様連れのご参加も大歓迎です。

・天ぷらでドイツワイン@新宿つな八別館つのはず庵
2月9日(日) 12時開始 会費9,000
https://www.facebook.com/events/2452879821651782/

こちらでの会も3回目となります。冬の食材の天ぷらとドイツワイン、ヴァインベルク店主もとても楽しみにしています。
ランチだからこそこの価格でできる、というとてもクオリティの高い内容をお得な会費で体感できる食事会です。

その後もいくつかの会を計画しています。

新着ワイン試飲会@新宿リースリング 222日(土) 15時から17時 参加費2,000円 

ドイツ料理とドイツ赤ワインの食事会@六本木一丁目ツム・アインホルン 229日(土) 18時開始 会費13,000
https://www.facebook.com/events/557500805092687/

欧風家庭料理とドイツワイン@初台アティチュード 3月3日(火) 19時開始 会費7,000円 

鮨ナイトwithドイツワイン@高円寺徳竹 38日(日) 18時開始 会費18,000


ヴァインベルクの会はアットホームな会で、お一人や初めての方でもお愉しみいただけます。
お気軽にご参加ください。
ご参加お待ちしています!


ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2019年10月12日

つな八つのはず庵でのワイン会の様子

台風の被害に遭われた方が平穏な生活に戻れることを願っております。

先日開催した新宿つな八別館つのはず庵でのお昼のヴァインベルクのワイン会の様子を書いていきます。
つな八の志村社長も参加され、14名での会となりました。


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ワイン6種類選びました。
① リースリング パラディース ファインヘルプ 2016 マルティン・ミュレン(モーゼル)
② ソーヴィニヨンブラン トロッケン 2016 クナウス(ヴュルテンベルク)
③ ロゼ トロッケン 2017 シュピンドラー(ファルツ)
④ リースリング リープフラウエンシュティフト キルヒェンシュトゥック GG 2012 グッツラー(ラインヘッセン)
⑤ シュペートブルグンダー オルツヴァイン グナイス 2016 フランケンシュタイン(バーデン)
⑥ リースリング パラディース シュペートレーゼ 2012 マルティン・ミュレン(モーゼル)

事前の打ち合わせで天ぷらの内容と順番を調整しながらワインも選んでいきました。
食事に合わせることに加えてヴァインベルクのドイツワインの魅力もわかるさまざまなタイプのワインとなりました。
⑥の甘口以外は2本ずつ用意し、提供したタイミングの後でも再び注いで別の料理と試していただけるようにもしました。


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前菜は蓮根もちと平目のマリネです。
和食でも洋食でも色々な様子のある前菜ととても相性の良い①のミュレンのファインヘルプ、ここでも大活躍でした。
②のしっかりめだけれど他の国とは異なるタイプのクナウスのソーヴィニヨンブランは林檎ドレッシングの平目のマリネとばっちりでした。
ワインとしても飲んだことがないタイプでなおかつおいしいと皆さんに喜んでいただけました。


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天ぷらは初めはスタンダートなものから。天ぷらは穴子以外はふつうの塩と昆布塩の2種類で召し上がっていただく形としました。
まずは野菜と海老です。画像はないですがこの次は鱧と舞茸でした。
最初の皿とは②のソーヴィニヨンブランがとてもよかったです。①も万能で寄り添う形で楽しめます。
③のロゼも万能ですが特に舞茸と相性が良かったです。ロゼは昨年の会はクナウスのを提供しましたがそちらも好評で、ピノ・ノワール単一でない複雑みのあるトロッケン(辛口)のロゼと天ぷらはとても相性がよいことがわかりました。


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ここからは創作系の天ぷらが続きます。
帆立貝、林檎のピクルス添え。このタイプとはリースリングと相性がよく①と組み合わせがよかったです。


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大浅利の香り揚げと椎茸の海老詰め生ハム添え。
このあたりは複雑みのあるリースリングがよいかなと思い④のグローセスゲヴェックスを。グッツラーはモアシュタインのGGも輸入していますが、こちらのほうがやわらかさと果実味による重みがあるので、リープフラウミルヒのオリジナルの畑で熟成感もでてきているこちらを選びました。ワインとしても今回の中で一番反応がよく、複雑みのある天ぷらとも相性がよかったです。
リースリングは食事に合わせぜづらいという流れが日本では思われている方も徐々に増えてきているようなのでが、ドイツは色々なタイプのリースリングがあるので一概にそうは思わないでほしいです。また、酸ということを意識しての同じタイプの料理、レモンや酢橘などで酸味を加えてベクトルを合わせる、というような想像ももったいないと思っています。①もですが、こういった料理に合わせることができるリースリングはたくさんあります。産地や等級、格付けというくくりだけで判断せずにワインと向き合っていただけるとうれしいです。


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穴子とトマトソースがけの秋鮭の燻製。今までのワインでも違和感なく楽しめますが、このあたりは赤ワインということで選んだ⑤のシュペートブルグンダーとばっちりでした。果実味の濃さが強いものよりはしみじみとおいしいうすウマのタイプのほうがよいのではということでこちらを選びました。出汁、うまみという部分でとても相性が良かったように感じました。穴子は塩よりも梅入りの大根おろしや天つゆだとより親和性がありました。


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かき揚げの天丼とも赤ワインは違和感がありませんでした。赤みその味噌汁とこの赤が合うのがびっくりしたとおっしゃっていた参加者もいらっしゃいました。

最後は甘みはしっかりあるけれど酸味もあるシュペートレーゼ。油ものが続いたのでこういったさっぱりした甘口のほうがよいかなと考えたのですが正解でした。酸味があってもしめとして満足感の得られる甘口リースリングです。


食事会としてもワインとしてもみなさんにとても喜ばれる会となりました。昼で8,500円の会したが、この会費でとてもお得感がある、とみなさん感じていただけたようです。ワインもですが、お店としても昼だからこの価格でやっていただけということがあり、その点をわかっていただけてうれしいです。

先に少し書きましたが、リースリングも含めてヴァインベルクのドイツワインはとても相性がよいです。もちろん料理によって合うワインは変わってきますが、やさしさややわからさがあるけどの芯のあるワインはとても相性がよいのです。試してみてわkる組み合わせもあるのですが、料理の要素にピンポイントで合わせるのではなく合わせられるのが魅力だと考えています。
こいった組み合わせは飲食店だけでなくご自宅でのお食事でも体感できまのでぜひチャレンジしていただきたいです。


11月のワイン会はまだ予定が決まっていなくて、先に12月の会のお知らせをします。
鱧、河豚、鮎と食材をテーマにして開催してきた高円寺の和食のお店、徳竹ではブリづくしの会を開催することなりました。
いろいろなタイプの鰤料理にヴァインベルクのドイツワインを合わせていきます。
お申込みはfacebookのイベントページからからだけでなく、info@weinbergwine.comへのメールでもご参加は受け付けています。

日時 12月8日(日) 18時開始
場所 和食処 徳竹 (最寄駅、高円寺)
http://www.toku-take.com/
会費 11,000円(税込)

facebookイベントページ


今年も乃木坂の青山公園で行われるドイツフェスティバルにヴァインベルクは飲食ブースで出店します。
ワイングラス型のプラカップで10種類以上の直輸入のヴァインベルクのドイツワインをお飲みいただけます。
今年は料理は西麻布オルタナティブ特製のグーラッシュ、豚肉のゼリー寄せです。
11月1日から4日まで開催されます。


ネットショップでは白ワインぶどう品種比較3本セットを3種類販売中です。
送料込みのお得なセットです。ケナー試験を受ける方もぜひご利用ください。
セット販売リスト



ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2019年07月10日

シュパーゲルの会、鮎づくしの会のワインと料理の相性と今後のお知らせ

だいぶ久しぶりの更新となってしまいました。
前回の記事でも書きましたがヴァインベルクでは色々な料理やテーマでのワイン会を行っています。
その会の様子と料理との組み合わせの話を少し書きます。


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6月には吉祥寺のケーニッヒ・ヒュッテにてシュパーゲルとお肉屋さんの肉料理というテーマでワイン会をしました。
ドイツ仕込みのソーセージなどを製造しているケーニッヒの直営店での会で、ドイツ産のシュパーゲル(白アスパラ)もあるということでその料理も提供しようということになりました。
ボイルしたシュパーゲルをオランデーズソースで食べる定番に加え、冷製にケーニッヒの冷製ソーセージとハムを添えたものもありました。シュパーゲル風味のシンケン(生ハム)、鴨、牛ハムなどの豪華な組み合わせでした。シュパーゲル、お肉それぞれだとだと軽やかでシンプルな味わいでなおかつコクのあるグッツラーのリースリングが良い組み合わせでした。お肉とシュパーゲルを一緒に食べると複雑みや苦みなどで重厚となるのですが、そうなるとふくよかな果実味と濃さがありなおかつ酸味もあるフランケンシュタインのグラウブルグンダー(ピノ・グリ)との相性がとてもよかったです。ピンポイントというわけではなくてもこういったポイントをつかでんでおくと組み合わせの幅が広がると思います。ヴァインベルクの会ではこういったことを実際に感じていただいています。
最後はソーセージ、米沢牛、野菜などを焼いて召し上がっていただいたのですが、クナウスのレンベルガーはどの食材でも食べ物をじゃましないで楽しめたのですが、シュピンドラーのロゼの相性の良さにびっくりしました。とても心地よく、そして高尚でもないので、野外や気軽な時にも楽しめる組み合わせるだと思いました。


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7月になってからは高円寺の徳竹で、鮎づくしのフルコースの会を行いました。こちらのお店では鱧、河豚と食材のテーマを決めての会をやっていてその第三弾でした。2日連続の開催となりましたが、どちらの会も10人の方にご参加いただき満席となりました。
鮎は肝がある料理や調理法などによってワインと合わせるのが難かしかったり選ぶ必要があるので、事前に塩焼きとコンフィはヴァインベルクのワイン数種類と合わせて検証しました。その結果、塩焼きにはグッツラーのシュペートブルグンダー、コンフィにはフランケンシュタインのグラウブルグンダーがぴったりだと感じ選びました。どちらも参加者に好評で、特にシュペートブルグンダーは軽やかそうでコクもあるワインでワイン自体も気にいっていただき肝も含めた鮎との相性の良さにもみなさま驚かれていました。
やわらかくふわっとしているフライとシュピンドラーのGGクラスのキルヒェンシュトゥックのリースリングとの相性もとてもよかったです。


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最後の湯桶がけには甘口のファルケンシュタインのリースリング・カビネット・アルテレーベンを合わせましたがこちらもとれも良い相性でした。甘めのワインとごはん、と驚かれていましたが、米の甘みに出汁、なのでうまみと甘みのあるドイツワインはこういった和食の料理とはとても相性が良いのです。もちろん酸や甘さなどで合う料理は変わってきますが。この料理では山椒というスパイスも相性のポイントでした。


食事のあるワイン会は、ヴァインベルク店主としても発見がありとても楽しいですし良い経験となっています。
机上の論理だけではない部分がたくさんあり、今後につながる経験を得ています。セオリーだけでなく料理人による個性やワインの個性の部分が影響していることを実感しています。

ワイン会は定期的に開催しています。料理が美味しい、ワインが美味しい、だけでなくその組み合わせもお楽しみいただけるのがヴァインベルクの会です。興味がある会がございましたらお気軽にご参加ください、
ヴァインベルクの会のお申込みはfacebookからだけでなく、ホームページのお問合せページからでも受け付けています。


7/15(月祝)ゼクト会@新宿リースリング 18時開始 7,000円
お店との共同開催ですのでヴァインベルク以外のゼクト(スパークリングワイン)の提供もあります。
2001年のリースリングレゼルヴや1996年のエルプリング・ブリュットナチュレも提供します。
お席はあと数席です。お申し込み順で満席になりしだい受付は締め切らせていただきます。
https://www.facebook.com/events/2358417617817403/

8/4(日)海鮮と出汁でドイツワイン@東中野晴れときどき… 18時開始 会費7,500円
もつ焼きのお店ですが、この会は海鮮の会です。色々な角度から海鮮と出汁をワインと一緒にお楽しみいただけます。
https://www.facebook.com/events/443870593061768/

9/8(日)秋の味覚20品とドイツワイン@高円寺徳竹 17時開始 会費10,000円
鮎の会と同じお店です。通常営業では20品のコースを提供しているのですが、その内容に沿ってなおかつサンマなどの秋の味覚もお楽しみいただけて、そこにヴァインベルクのワインを合わせる、という会です。

試飲会
8/31(日) 新宿リースリング 15時から17時 会費2,000円(フィンガーフード付き)
恒例の新着ワインの試飲会です。今回はモーゼルのマルティン・ミュレンとバーデンのフランケンシュタインのワインが入ってきます。これらのワインを中心に10種類程度のワインをゆったりと試飲していただけます。この会は事前申し込みは不要です。詳細は近日中ににFacebookページを作成します。

横浜アムラインでのセミナー 
7/20(土) 14時開始
6回目は今まで話さなかったタイプのワインの話とまとめです。
セミナーのみは3,500円、その後16時からの懇親会も参加の方は6,500円となります。
https://www.facebook.com/events/309756839973248/



ドイツワインショップ ヴァインベルク
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