2015年07月31日

最高の食材とヴァインベルクのワイン ワビサーレでの食事会の様子

先日伺った表参道と渋谷の間、宮益坂の閑静なところにある隠れ家的なレストラン、ワビサーレを訪れた時のことを書きます。こちらは熟成牛肉のお店とうたっていますが、その他の野菜や魚介などの素材にもこだわった料理を提供しています。このお店のオーナー森田さんと築地の飲み屋で知り合ったのですが、その時にヴァインベルクのワインを飲んで気に入ってくださりワビサーレで扱ってもらっています。そういうこともあってお店に行きたいと前から思っていたのですが、それなりの値段のするお店ですので気軽には行けなくて、行ってみたいという方が数人集まったこととワインがドイツから新しく入荷したので森田さんに飲んでいただける機会ということで、この会を開くこととなりました。
築地周辺の方を中心に8人が集まり、料理に合わせて用意したワインの中から選び開けていくというスタイルでした。

すべての料理を紹介するのではなく、ヴァインベルクのワインとの相性を中心に書いていくことをご了承ください。後半にはお店のお酒も提供していただきましたが、このブログではヴァインベルクのワインの感想のみを書いていきます。


写真 (149).JPG

これを見るだけでいかにこだわりがあるかが伝わってきます。求めているものを全国各地に探し求めているそうです。そして名前のブランドだけではなく、実際に試して良いと思ったものだけを使用しています。


写真 (142).JPG

乾杯はゾルターのピノ・キュヴェ2009です。上品で気品があるスパークリングは店の雰囲気に合いました。
料理のトップバッターはとうもろこしのスープです。別の椀にうにが添えてあり一緒に食べると複雑みが一気に増し口に広がり幸せな気持ちになりました。このミネラル感のある塩味とこのゼクトの相性がばっちりでした。


写真 (143).JPG

まぐろともゼクトは合いました。ピノ・ノワールの厚みがあるからでしょうか。漬けと一番相性がよかったです。
写真は撮りませんでしたが、空輸でサンプルでもらったアイフェルのアポテーケ・トロッケン2014とも合わせましたがよかったです。濃厚なトマトともばっちりでした。このワインは今までのヴィンテージよりまったりめで少し味わいが異なりましたが、気にいってくださる方が多いワインだと思います。入荷するのを楽しみにしていてください。


写真 (144).JPG

カツオのコンフィ煮玉子のせです。玉子だけでも濃厚でそれだけでワインをずっと飲み続けることができるくらいおいしかったです。
広がりのある味わいとさっぱりしているけれどボリューム感もあるクナウスのリースリングGの組み合わせよかったです。


写真 (145).JPG

胡瓜をメインにした料理を作りたかったという一品です。4時間くらいぬかに漬けたそうですが、10分ごとに検証して最高のタイミングを発見したとのことです。そういう話を聞くだけで食へのこだわりを感じられます。
リースリング・トロッケンも悪くはないけどと思いながら飲んでいましたが、参加者から甘くて酸もあるワインが合うのでは、という提案があり最後に出すはずだったザールのファルケンシュタインのオイヒャリウスベルクのアウスレーゼをここで投入しました。
ぬかとアワビの肝のソースの複雑みと甘みからくるほどよい重みのトーンのこのワインとの相性はすごくよかったです。今回の組み合わせで一番の衝撃でした。酸があるからこそ溶け込みやすいというのも感じました。この感覚はなかなか説明しづらいですが、フォアグラやトリュフと甘口ワインを合わせるということからだとイメージしやすいかもしれません。ただこの組み合わせの場合はアルコール感がないことと酸味もあるということも重要な要素でした。


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com
8月5日のご注文までクール便代無料です

写真 (146).JPG

葛西で取れる天然はまぐりと四万十川のあおさノリです。この食べ応えがある弾力の肉みたいで味わいも濃い蛤は初めての体験でした。
グラウヴァイセは塩気の強い蛤だけよりあおさのりに合うといった感じででした。


写真 (147).JPG

そしてメインの熟成肉です。今回は十勝のハーブ牛とのことでした。この肉は熟成してこそ魅力が出てくるとの説明がありあmした。食べごたえがありジューシーというのは初めての経験でした。
合わせたレンベルガーは、少しタンニンがありボルドータイプですが軽めなのですが、脂があるものよりこういった濃い味の赤身と相性がよいのがわかりました。ただここまで濃厚だと物足りなくも感じてしまいます。お店で熟成したガメイを提供してもらいましたが、奥行きのある熟成感あるワインのほうが良いのがわかりました。
このワインはむしろ野菜とのほうが相性がよかったです。甘みやうまみのある焼き野菜との組み合わせは最高でした。


写真 (148).JPG

その後もピザ二枚やデザート2品をいただき、お腹も心も満たされました。
少しお値段ははりますが、それに値する満足度があり、また来たいと思えるお店でした。とにかくいいものを提供しようという森田さんの気持ちが伝わってくる素晴らしいお店です。こだわりがある、というところだけでは終わっていないのです。選んだ時点で完結してしまっている自己満足だけではないということです。


ワインとの組み合わせは、紹介したものは家庭では実践しづらいものもあるかと思いますが、少しはヒントになる部分もあるのではないかと思います。
こういうお店で合わせると、僕の選んだ醸造所とワインは、素材がよくその良さが表れている食材、料理にとても合うということを毎回感じます。醸造技術により造られた味わいではなく、自然のうまみが体現された味わいのワインは、そういったものとの相性が良いということです。


9月12日には野菜中心の料理を提供する銀座のお店でのワイン会が決まっていますので興味がある方はご連絡ください(ヴァインベルク主催の会ではないのでここでは告知はしません)。


ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com
8月5日のご注文までクール便代無料です


posted by ヴァインベルク at 18:48| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2015年06月21日

シュパーゲルづくしの食事会の感想と様子

6月のヴァインベルクのワイン会は永田町ビッテさんでのディナー会でした。
昨年同じ時期にこの場所で行ったシュパーゲルの会が好評だったので今年も行うことにしました。当初は土曜日のみでしたが、募集をかけてすぐに数人から申し込みをいただいたのとその日は参加できないので他の日にもやってほしいという声もあり、追加日程として平日にももう一回開催することにしました。2回合わせて26人の方に参加していただきました。

暖かくなってきた季節にはドイツだけではなくヨーロッパの定番として白アスパラ(ドイツではシュパーゲルといいます)を使った料理があります。ドイツではこの時期にはほとんどのレストランでシュパーゲルの料理を食べることができます。
日本のドイツ系のレストランでもこの時期シュパーゲルを輸入して提供しています。ビッテさんは定番のボイル以外にもいくつかシュパーゲルを使った料理があるのでこちらで会をやっています。

ワインは6種類提供したのですが、1回目と2回目では1本目と6本目だけ異なるワインを用意しました。料理に合わせるワインについては同じものを用意し同じマリアージュの体験をしていただけるようにしました。
写真は主に1回目のものを使用していますが、2回目のものも混ぜています。


写真 (139).JPG

画像は一回目のワインです。
1本目のレゼルヴのゼクト、6本目のファルケンシュタインのホーフベルクのアウスレーゼ、共に好評でした。

二回目の1本目はファルケンシュタインのファインヘルプを選びました。ゼクトの在庫がなかったこともあるのですが、心地よい酸味と甘みがあるので、お仕事を終えて疲れた体にちょうどよく、リフレッシュできると思いこのワインにしました。この意図は成功しまして、みなさん喜んでいただけたようです。


写真はないのですが、最初の料理はシュパーゲルの出汁の冷製のクリームスープです。
2本目のアイフェルのアポテーケ・トロッケンとトーンが一緒でからみ合いました。


写真 (138).JPG

前菜です。こういったものとリースリングの相性は抜群です。


写真 (137).JPG

定番のボイル、オランデーズソースです。
昨年と同じ組み合わせなのですが、この組み合わせがとてもよかったので今年も同じにしました。
シュパーゲルとジルヴァーナーは相性がとてもよいのですが、このブレンフレックのジルヴァーナー(ヴァインベルクの輸入ではありません)はやわらかめの味わいなのでソースを多くつけたほうがよく合います。


写真 (136).JPG

メインは蝦夷鹿のローストです。南ドイツではこの時期に北から降りてくる鹿を使った料理があるそうでそのイメージで鹿を選んだとのことでした。
ファルケンシュタインのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)を合わせる予定だったのですが、その前のつなぎでの提供のつもりだったアイフェルのグラウブルグンダーも相性がとてもよかったです。
少しジューシーで淡泊ではない鹿と赤の相性は抜群でしたが、グラウブルグンダーはシュパーゲルともよく合いました。


写真 (135).JPG

デザートです。
丸いのはフレッシュチーズと小麦をこねたものを茹でているオーストリアの料理だそうです。
アウスレーゼはフレッシュな味わいのアイスと、アイスワインは重心が低い味わいのチーズのものと合いました。


けして安くない会費でしたが、みなさん満足していただけたようでホッとしています。
日見シェフと話をしたのですが、年々白アスパラの輸入ものの価格が上がっているそうでとても困っているそうです。それでも太くて品質のよいものという「こだわりは捨てずに太いシュパーゲルを使用しています。ドイツ産の太いものはドイツ国内で消費してしまうそうので太くて品質の良いものを輸出してるオランダ産を使用しているとのことでした。
この太いシュパーゲルの料理は、ドイツに滞在していた方にも喜んでいただけました。

シュパーゲルの会は毎年の定番にしたいと考えています。
来年は自社輸入のジルヴァーナーも提供できると思います。


写真 (140).JPG



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com

posted by ヴァインベルク at 17:26| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2015年06月02日

スイーツとドイツワインの会Vol.2の様子です

同級生がやっている東久留米のカフェかくしちにて2月に行って好評だった会の第二弾です。

前回は辛口、やや甘口、甘口2種類の4種類でしたが、今回は辛口系中心のワインとケーキを合わせることにしました。


写真 (130).JPG

ケーキも前回とは異なるものです。左から、ラズベリーの入ったクリームのショートケーキ、ベイクドチーズケーキ、オレンジとグレープフルーツのタルトです。

今回の参加者は11名、うち半数以上は前回も参加された方なので、前回の流れをひきついだ内容、レベルの会話も入れ、初めて来られた方にもわかるような解説を入れながら(前回参加者の復習にもなりますし)、ワインの説明やケーキとの相性のことを話していきました。
一種類ずつ順番にワインを出していきましたが、そのワインとどのケーキを合わせるのが好きかというの挙手してもらいお聞きしました。その意見を知るのも楽しみのひとつでした。正解はなく自分が好きなものと合わせればよいということを話しながら、どういうポイントで自分は合うと思っているかなどということを話しました。

1番目はフランケン、ハンスヴィルシングのミュラー・トュルガウ・トロッケンです。
なぜこういったボトルなのかという話からワインの説明を簡単にしました。こういった重すぎず気軽に飲めるフルーティなワインはみなさんお好きなようでした。
ケーキとはフルーツのタルトと合うと答えた方が多かったです。きりっとして少し酸味のある白ワインはフルーツ系と相性が良いです。生地とも相性が良かったです。

配ったワインリストには1番目は辛口、2番目は中辛口、と書いたのですが、あまり変わらないと意見が多数あったので、数値として表記が決まっているというドイツワイン法の表記の話、実際に感じる感覚は残糖の数値だけでなく酸や他の要素も影響するという話をしました。
今回提供した他のワインはある程度どのケーキと合うのか想像ができていたのですが、このワインだけは予想がつかなかったのです。実際に合わせてみると、どのケーキとも悪くはないけど合うとも思わないと思いました。無理にこのワインと合わせなくてもよいかな、というような印象をどのケーキともいだきました。ショートケーキとは最初はいいかもと思ったのですが、ケーキを食べてからワインを飲むとワインを辛く感じてしまいました。甘いものと甘くないものを合わせた時の悪い相性の部分が出てしまいました(しかし甘み以外の他の要素に合う場合も多いというのはこのブログを読めばおわかりいだけると思います)。無難なのはチーズケーキでしたが合うとは僕は思えませんでした。同じ味わいだという方の多かった前のワインと合ったタルトでもこのワインでは違う、という発見も感じていただけました。酸味と甘みのバランスの違いによるものだと思います。
同じファインヘルプでももっとフレッシュ感があり残糖ももう少しあるファルケンシュタインだとそれぞれのケーキとの印象はまた全然違うことになるであろう、ということは間違いないです。

3番目は今回の唯一の甘口、ファルケンシュタインのアウスレーゼです。
みなさんは甘い、と言っていましたが、僕はそんなに甘く感じませんでした。酸味など他の要素にマスキングされていて糖分をあまり感じなかったからです。でもふだんあまり甘口ワインを飲まれていない方はこれでも甘いと思われるレベルの残糖と感覚が得られる程度の甘口ワインであるということは間違いないです。
甘みと酸味のバランスによる感覚のこと、ドイツの甘口ワインはほのかに甘みを感じるものから貴腐ワインやアイスワインのように蜂蜜のような甘さのもので多種多様にある、そしてそれは同じ品種から造ることができる、という話をしました。
スイーツはショートケーキと合うという声が多かったです。甘いものと甘いものを合わせるとどちらのよさも消えてしまう場合があるのですが、違うタイプの甘さだったためお互いの良さが消えずに一体となって味わうことができました。
また、生クリームがもっと甘かったり濃かったりしたらこのワインとは合わないかも、という意見がありましたがまさにその通りです。トーンが違うと合うワインも変わっていきます。まったりとやさしい味だったので、この甘口ワインと相性が良かったのだと思います。

最後はドルンフェルダーの赤ワインです。一般的なセオリーだと辛口を先に出すべきですが、リースリング2種類の違いを比べて感じてほしかったことと白と赤の合わせ方の違いを体験してほしかったのでこの順番にしました。
実際、白と赤では合い方がこんなにも違うのですね、という声がありました。白は点で、赤は帯で食べ物とからむというイメージだと思います。
相性がよかったものは予想通りベイクドチーズケーキでした。このワインに関してはその意見でほぼ満場一致でした。
チーズケーキの重たさと広がりと赤ワインのトーンが一緒でなじんでいました。ワインを渋く感じたり、ケーキの甘さが目立ったりという突出した感覚を感じることがなくうまく溶け込んでいました。

品種による違い、甘みと酸味の違い、合うスイーツが異なる理由などそれぞれの方が得たものはあったようでよかったです。


その後は2名の方がお帰りになり残った方で懇親会となりました。
ここまではお勉強モード(といってもアットホームな雰囲気でしたが)でここからは和やかに楽しむという趣旨でした。みなさん地元(東久留米)のトークなどで盛り上がっていました。

写真 (127).JPG


食べ物では地産のカブが特に印象的でした。自然の甘みのある野菜はおいしいです。

ワインはこれまでの残りの他に2種類追加しました。
1本目はミュレンのレッターライ辛口です。ファインヘルプと同じ作り手ですが、味わい、畑が異なる、という説明をしました。
僕が説明する前に、飲みやすい、王道の辛口白ワインという感想をみなさん言っていました。僕が飲んだら少し酸味を強く感じると思ったのですが、そういう印象は全くなかったそうで意外でした。ドイツワインを飲んでいると酸の違いを気にするようになって酸に敏感になっているということに気がつきました。今後の仕入れでは、いろんな要素ある中での酸についてはみなさんあまり抵抗がないということがわかったのでこういった感想も参考にしてワイン選びをしていこうと思いました。

2本目はアイフェルのグラウブルグンダーです。品種や複雑みがありタイプが全く違うということを体感していただけました。
ただ思ったより反響はなかったです。ワインをふだんからあまり飲まれていない方にはすっきりしたタイプのほうがよいのかなと感じました。もちろん人それぞれの好みはあるので傾向、ということです。


写真 (126).JPG


今回も、ドイツワインを知るという面もワインとその空間を愉しむという面でも楽しめるイベントとなりました。
参加者の方が、これで自信をもってドイツワインを人に薦められる、と言ってくださったことがうれしかったです。
ドイツワインに興味を持ち好きになってくださったことだけでなく、前回、今回の経験で体系的にドイツワインを感じてもらえることができてそれを自分の言葉として発することができるようになった、ということをとてもうれしく思っています。
言葉で説明するだけではこうはならなくて、実体験により感じたことが身についていると思うので、プレゼンの仕方に成功したと思えた瞬間でした。
これからも少しずつでもこうやってドイツワインを好きになってくださる方を増やしていきたいです。

この会は今後もやっていきたいと思っています。


写真 (129).JPG


写真 (128).JPG



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com
posted by ヴァインベルク at 04:05| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2015年05月17日

マグナムのゼクトを愉しむ会の様子と感想

マグナムのゼクトを目玉にしたワイン会の様子を少し書きます。
昨年のクリスマスに突然空輸で送られてきたゾルターからのクリスマスプレゼントのマグナム(1.5リットル)のゼクト(スパークリングワイン)を開けるということを中心に構成した会です。このゼクトは昨年9月の訪問で僕が気に入ったと伝えていたもので、そのマグナムを送っていただいたのです。次回6月の入荷の際にはこのピノ・キュベも入荷するので、今開けるのがよいタイミングかと思いこの会を企画しました。

会場に使わせていただいたノイエスは、パンや料理はドイツ、オーストリアにちなんだものなので、そういった面も楽しんでいただけるような構成にしました。
今回は色々なワインを試すというよりはひとつのワインをじっくり味わってほしいと思ったので、ほとんどのワインは一種類につき2本用意しました(参加者は10人でした)。しかし最初のワインは違うものを持ってきてしまい、結果的には色々と飲めた会、となりました。


写真 (124).JPG


1 パラディース ファインヘルプ マルティン・ミュレン
1-b レッターライ トロッケン マルティン・ミュレン
2 アポテーケ トロッケン ベルンハルト・アイフェル
3 ピノ キュベ ゼクト ブリュット ゾルター マグナムボトル
4 ヒューナーベルク トロッケン 2009 マルティン・ミュレン
5 ドルンフェルダー トロッケン 2009 マルティン・ミュレン
A フリューリングシュプレッツェン アウスレーゼ 2011 バンベルガー
6 ビュルツガルテン アウスレーゼ 1994 カール・エルベス

3、5以外のぶどう品種はリースリングです。

1-bが1と間違って持ってきたしまったワインです。
Aは、私が誕生日ということで参加者が持ってきてくださったものです。


写真 (125).JPG

前菜のサラダにはミュレンのファインヘルプもトロッケンも合いました。ドレッシングが強いとトロッケンのほうが合うかなと思いました。サーモンにはどちらも合いました。2のアイフェルも含めてライ麦で固めの食感のドイツパンとモーゼルのリースリングの相性が良いのもよくわかりました。


11216014_1019680008044003_274777448_n.jpg

次の料理はドイツではこの時期しか食べられない特別であり定番の白アスパラ(ドイツではシュパーゲルと言います)のボイル、オランデーズソースです。


写真 (121).JPG

シュパーゲルに合わせてマグナムのゼクトを開けました。
炭酸は弱めで、やわらかくそしてやさしい味わいでした。すいすい飲めてしまうので気がついたらあっという間に空になっていました。ピノ3種で造られているキュベですが、どの品種が突出しているということはなく一体となってきれいな味わいになっています。
シャンパンと異なる部分とこのゼクトのどういう部分が好きか、という質問を参加者にしてみたら、このゼクトのように果実味が豊かでなおかつすーっと体に入ってくるシャンパンはあまりない、という回答がありました。エレガントでなおかつ自然体な味わい、好みの問題ではありますがこういったタイプの泡が好きな方も多いのでは、と思いました。
マグナムと750mlボトルのの味わいの違いも気になりますが、比べて飲んでマグナムだけが印象に残ると商売として問題なので、味わいの違いは今回の参加者の記憶だけでわかるということにし、比較ではなくこのタイミングで開けたのでした。自分が誕生日のタイミングだったということもあります。

シュパーゲルとの相性も良かったです。口の中で融合して一体となりました。オランデーズソースをしっかりとつけたほうがより一体感がありました。そして穂先ののやわらかめのほうが特に相性が良いと感じました。


写真 (122).JPG

メインは、ドイツらしいザワークラウトののった豚肉のソテーです。
4の高貴で凝縮感のあるミュレンのリースリングも5のコクのあるドルンフェルダーも合いました。やはり豚肉とドイツワインの相性はよいです。ゼクトとも良かったという声もありました。

食後はリースリングのアウスレーゼ2種です。酸が弱めの2011年といってもフレッシュで心地よい酸味もナーエのアウスレーゼAと、熟成感と貴腐葡萄が混ざっていることによる重みと複雑みがある中にフレッシュさも1994年のアウスレーゼ6、タイプが違って面白かったと思います。


写真 (123).JPG

デザートは同じ種類の提供の予定でしたが、人数分のケーキを出していただき参加者みなでシェアするという形になりました。
少しずつでも色々と食べることができてうれしかったです。
ケーキとは直線的に感じる酸味のあるAよりは落ち着いた味わいと甘みの6のほうが一緒に飲んで合うという声がきかれました。


今回もアットホームな雰囲気で楽しい会となってよかったです。
ワインのうんちくを語り合うのも楽しいですが、飲食をしていて楽しい雰囲気というのも大事なことです。その要素のひとつとなっているのがヴァインベルクのワインによるものであることもとてもうれしいです。

次回はシュパーゲルの会です。
http://blog.weinbergwine.com/article/419044071.html
空席は少なくなってきていますので、興味のある方はお早めにご連絡ください。


この会で提供したワインはA以外はヴァインベルクのショップでご購入いただけます。
ピノ・キュベのゼクトは現在輸送中で、7月から販売開始の予定です。

ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


続きを読む
posted by ヴァインベルク at 14:40| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2015年02月26日

ドイツ料理とジビエの会 ツムアインホルンにて

日本のドイツ料理のレストランの中で一番有名といっても過言ではないツム・アインホルンZum Einhornでワイン会を行いました。
今までの会より会費が高くなるので参加者が集まるか心配でしたが、ドイツ料理を知ってほしい、ドイツ料理とドイツワインの組み合わせを体験してほしい、という想いで開催に踏み切りました。
結果的には最低これだけは集まればという人数を軽く超えることができ、空いていたということもあり個室でやることができる人数となりました。


写真 (99).jpg

野田シェフは1月のヴァインベルクの試飲会に来ていただいたのですが、その時にワインと合う料理を考えてくださり、バランスも考慮しながらメニューを決めていきました。ということでソースなどは今回のために用意してくださった特別メニューです。
料理はデザートを含めて5皿でワインは6種類でした。最初のゼクト(スパークリングワイン)以外のそれぞれのワインに合う料理を提供するという形でした。
辛口リースリングと赤はじっくり味わってほしかったので1種類につき2本用意しました。


写真 (98).jpg


乾杯はロゼのゼクトにしましたが、雰囲気が違うと違う良さを感じる、という意見を僕も含めて複数の人が思ったようです。


写真 (97).jpg

最初の料理は「ニシンのマリネ 人参のムース添え」です。合わせたのはファルケンシュタインのゾンネンベルクのファインヘルプです。酸味があるこの料理にはこのワインと思ったのですが、サワークリーム、りんごの甘みによって、ワインの酸味と心地よい甘みのある味わいがより合ったのだと思います。くせがなくふわっとした味わいのの人参のムースにもワインの甘みが馴染んでよい融合がありました。


写真 (96).jpg

「玉ねぎのパイ シュヴァーベン地方風 チコレサラダ添え」です。玉ねぎの甘みが増す秋から冬の時期に作られると解説があったツヴィーベルクーヘンは秋のワインまつりにはかかせない名物です。フェーダーヴァイザー(発酵中のワイン)との相性は格別です。
合わせたマルティン・ミュレンのヒューナベルク2009リースリング・トロッケンはマリアージュというような相性ではありませんが辛口リースリングとこの料理と合わないわけがないというのはよくわかりました。そしてこのワインのほのかな苦味にはチコレが合うのではということでこのサラダだったのですが、マスタードも含めてぴったり絡みあいました。


写真 (93).jpg

「サーモンのワイン蒸し クリームソース・ペルノー酒風味 細切り野菜添え」です。アルコール度数が高めでボリューム感のあるベルンハルト・アイフェルのグラウアーブルグンダーにはこの味付けと野田さんが言っていたのですがその通りでぴったりでした。ソースにアルコールを入れることによってさらになじみやすくなる、という感覚がよくわかりました。その発想に恐れ入りました。トーンが一緒になっていたのです。口の中のふどの位置でどういった広がりをするのか、人によっては重心という方もいますが、それがワインと料理も同じだったのです。
ヨーロッパ料理とワインの合わせ方の方法論を垣間見れた気がして勉強になりました。出汁やうまみが中心となる和食や日本人がが作る料理とは異なった合わせ方なのです。


写真 (95).jpg

そしてメインのジビエ「蝦夷鹿のロースト 赤ワインソース シュペッツェレ添え」です。ワインと合わせなくても最高な一皿でした。フレッシュな鹿自身でおいしいのですが、ソースが絶品でした。赤ワインだけでなくコケモモのジャムや日本では手に入らないいくつかのスパイスを使っているとのことだったのですが、計算された絶妙なバランスの味わいが口の中で心地よく広がりおいしくてとても幸せな気持ちになりました。野田シェフのすごさを感じることができた料理でした。シェフ自身もジビエが一番得意と言っていて他のジビエ料理も食べたくなってしまいました。
合わせたワインはファルケンシュタインのシュペートブルグンダーです。果実味主体というわけではなくニューワールドなどのような強さ、濃さはないこのワインとこのソースはとてもよく合いました。ワインの広がりをソースがキャッチして融合するといった感覚でした。今までの経験でこのワインは牛肉と豚肉とはしっくりこないことが多いと感じていたのですが、鹿肉の力強さとジューシーさによってか鹿肉のローストとのこの組み合わせは全く違和感がありませんでした。


写真 (91).jpg

デザートは「アップルシュトルーデル バニラソース添え」です。上品な甘さでした。落ち着いた味わいのミュレンの2005甘口シュペートレーゼともトーンが一緒でした。ワインはフレッシュ感もあるのですがリンゴによって酸味が調和して邪魔にならなかったのだと思います。
粉砂糖はユニコーンの模様なのですが、店名のアインホルン「一つの角」ということでこの画だったのです。今回は説明できなかったのですが参加者全員が気がついたわけではないと思うのでここで補足説明をしました。


といった贅沢なフルコースでした。


写真 (94).jpg

野田シェフには何度かテーブルに来ていただき解説をしていただきました。ワインと合わせるためのポイント、料理の解説、現在のドイツ料理事情などふだんはなかなか聞けないような話もありました。
日本ではドイツ料理というとソーセージやアイスバインなどの豚肉の塊のイメージが強く、他の料理を知らないという方も多いので、こうやって発信する機会を持てたことはよかったと思います。
僕自身はドイツに行ったらこういった料理は食べていますが、日本語での解説があるとあらためて勉強になり、説明もしやすくなりました。ドイツ料理とドイツワインを合わせるということについても大きな経験となりました。

日本ではなかなか食べることができないこういったドイツ料理を食べることができたこと、ドイツ料理とドイツワインを合わせることができたこと、家庭ではできないような合わせ方のマリアージュを体感できたこと、など色々な面で有意義な会になったと思います。
参加者それぞれの視点で満足感を得られたのではないかと思っています。

何度かやりとりをしたりしてメニューを決めるところから真剣に取り組んでくださりこういった機会を与えてくださった野田シェフに感謝しています。人数のことでハプニングがあったりもしましたが対応してくださり最高のサービスをしてくださったスタッフの方にも感謝しなければいけません。
また近いうちにこういった会を再び開催できればと思っています。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com/

posted by ヴァインベルク at 07:04| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする