2017年03月16日

臨時休業と次回ワイン会のお知らせ

ドイツ出張につき、27日まで出荷業務は停止させていただきます。ネットショップも26日まではご購入ができない状態にしてあります。ご了承ください。

次回のワイン会は4月8日です。
ステーキのお店ですが、その他の料理もどれもおいしいお店です。ドイツでのことなどもお話しできればと思っています。
詳細は下記facebookページをご覧ください。

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2017年03月03日

クナウス来日での総括 真摯にワイン造りに取り組む彼から感じたことなど

クナウスの当主アンディが来日し5日間一緒にしました。その中で彼のことや彼が造るワインのことをより知ることができ、その中で感じたこともたくさんありました。そういったことを少し書きたいと思います。

まず、彼のワイン造りのスタイルですが、オーガニックの栽培ということはキーワードになります。彼がオートストリアで勉強と研修をした2000年代後半からオーガニック栽培に転向し始めます。そして来年にはEUのビオ認証も取得予定だそうです。ビオロジックによる栽培をしています。
ビオのグループの認証はとらないの?と質問したらそれは自分にとっては意味がないことだ、という答えが返ってきました。ブランドは必要はなく、ビオ栽培であるということがわかればいい、という姿勢が伝わってきました。

クナウスでは亜硫酸無添加のトロリンガーなども造っていて、いわゆる自然派ワイン、ヴァン・ナチュールの手法にもチャレンジしています。昨年クナウスを訪れた時には、この傾向が今後強くなっていくのでは、と感じ、今の彼のワインが好きなので、今後変わっていくとなるととヴァインベルク店主はちょっと不安になっていました。
今回の来日で色々と話を聞くと、亜硫酸無添加などのワインは、生産量の10%程度で、自分はそういうワインも好きだがこれ以上その割合を増やすことはない、とのことでした。醸造所全体としてその方向を向くのではなく、一部分としてやっていること、そして今後もチャレンジは続けていくとのことでした。
亜硫酸無添加のワインは、トロリンガーが一番リスクが少なく、アメリカで人気があったりデンマークのレストラン、ノーマでもこのトロリンガー Without allはオンリストされていて、軌道に乗っています。
レンベルガーも2015年産からは、トロリンガーよりも生産量は少ないけれど販売を開始したそうです。リースリングは、今までもチャレンジしているけれどなかなかうまくいかずに難しいとのことです。2016年産はクヴェウリのような容器で熟成させているそうです。

アンディと話していて感じたのは、ブランド力を高めるなどマーケティングを考えてのワイン造りをしているのではなく、彼の造りたいものを純粋に追い求めて造っているということでした。彼との会話からはそのことを強く感じました。
品種や質ごとに樽の大きさを変えて発酵、醸造をしていたり、新樽も一部使っていたりするのは、純粋においしいワインを作りたいために考えてのことだということがよくわかりました。また、彼は勘が鋭くセンスがよいので、これらのやり方がいい方向に向かっているということも感じました。
彼はワインが大好きで、ワイン造りに全てを捧げているといっても過言ではないと思いました。
アンディは冗談をたくさん言うし気さくな人柄なのですが、ワインの会話になるとスイッチが入り雰囲気が全く異なり、そして自分のワインについて熱く語ります。

アンディが一番好きな品種はレンベルガー(オーストリアではブラウフレンキッシュと呼ばれる品種)です。クナウスでは他のヴュルテンベルクの醸造所同様に赤ワインの比率が高いのですが、その赤ワインの中でも栽培面積のの3分の2程度がレンベルガーだということは驚きました。でもたしかに、軽やかだけど濃さもあるG、より凝縮感のある、濃厚だけれどなめらかさもあるR、と全くキャラクターの異なるワインを造ることができなおかつどれも素晴らしい品質なので、重要な品種ということはよくわかります。シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)とは異なる魅力があり、年々注目度も上がっている品種で、これからもっと話題になってくる品種だと思っています。
ヴァインベルクで扱っているレンベルガーGは、同価格帯のピノ・ノワールよりもクオリティが高く、様々な用途でお飲みできるタイプで、実際かなり売れていて手ごたえを感じています。

一方、ヴュルテンベルクではトロリンガーも多く飲まれていて栽培比率はレンベルガーと同じくらいなのですが、こちらはクナウスでは赤ワインの10%程度だそうです。とはいえ、タンブラーでがぶ飲みするようなワインになる少し残糖あるタイプのトロリンガーが多い中、トロッケン(辛口)仕立てのトロリンガーは他にあまりなくそしてクオリティがとても高いです。以前からヴァインベルクのお客さんではこのトロリンガーSの人気は高かったのですが、今回の来日で色々なタイプの日本食と合わせましたが、このワインと日本との相性の良さが証明される結果となりました。全体としての生産量は少ないですがヴァインベルクとしては毎年一定量を確保して輸入したいと考えています。

彼と、どっちのワインがより好みか、などというやり取りをしていたのですが、少しずつ好みがヴァインベルク店主と異なることがわかりました。とはいえ、それはどちらかといえば、という話で、どちらもクオリティが高いのには変わりなく、少しずつ好みが異なるからこそ、幅広いタイプをヴァインベルクとして輸入して販売できている、ということを考えました。全く同じ好みだと傾向が似てきて狭くなり、たくさんの人に気に入ってもらえるのは難しいのかも、と思ったのです。
ワインに対する考え方やとらえ方の方向は一緒で、その中で好みが少し違う、ということはヴァリエーションをもたせるためにも良いことだと思っています。
ヴァインベルクが取引している造り手(定期的に取引しているのは7か所)はそれぞれ好みや考え方が少しずつ違うので、そのことがヴァインベルクの商品の幅を持たせている、ということもこのことで考えたのでした。


今回の来日はヴァインベルク自身にとってもとても勉強になり良い経験となりました。
ワイン会の参加者からの質問では今まで聞いたことがない話も聞けましたし、彼の姿勢や哲学という部分もよい感じることができました。
ずっと一緒にいると彼自身の人柄がわかってくるのですが、けしてとてもいい人とは言えない部分があったりと、そういうところも見えたのはよかったなあと思いました。
タイプが似ているというのはお互いが感じていて、今後の交流もうまくいくのではと思いました。

彼は日本をとても好きになってくれたので、またみなさんとお会いする機会があると思うので楽しみにしていてください。

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クナウスのワインの魅力がわかる6本をお得な価格でセットにしました。
2014と2015年のリースリングG、GとS、格の異なるレンベルガー、Sと亜硫酸無添加のトロリンガー、それぞれ2種類で比較できる内容としました。このセットのみの解説も添付します。

クナウス6本セット ヴァインベルク3周年記念 14,500円



クナウスのワインの単品でのご購入はこちらから


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posted by ヴァインベルク at 17:15| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする

2017年02月28日

アンディの滞在時のこと

クナウスの当主アンディが日本に来るに当あたって、前回書いた通り、ワイン会でもさまざまな料理を経験してほしいと思い会のセッティングをしましたが、ワイン会以外でも、日本や日本の食文化を知ってほしいということでできるだけ多くのものを食べてもらえるように考えました。
事前のやりとりで、嫌いなものはないかと聞いたら、なんでもウエルカム、日本の食を楽しみにしているとの返事がありました。
今回の投稿はワイン会以外の彼の滞在のことを少し書きます。あまりワインの話はない内容です。

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合流して最初に連れていったのはすき焼きでした。
生たまごも問題がなく、長時間のフライトで疲れていてもしっかりと食べていました。漬物も抵抗がなかったそうです。
持ち込みを許可してもらっていて、クナウスのトロリンガーはすき焼きにとてもあいました。甘みのある味わいと軽いけれどコクのあるロゼタイプのトロリンガーは、とても好みの合わせ方でした。
1週間前にボドリングしたという白品種のブレンドを持ってきたということだったので、これも早速飲んでみることに。瓶詰めと飛行機での移動でボトルシックがあるはずなのですが、フレッシュ感もありとてもよい味わいでした。2016年産からは一部は上記のようなラベルになる、という話も聞きました。
この後にここでコーヒーを飲んだのは、欧米の感覚だなあと思いました。


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ケータリングでの寿司での会の時にとても喜んでいて、最終日にも彼のリクエストで回転寿司に行くことになりました。
ドイツにも寿司はありますが鮮度がよくないので、魚好きの彼には日本の魚介はとてもうれしかったようです。ネタを見ながら選んでいるのはとても楽しそうでした。
寿司会の時にはたいら貝がとてもよかったと言っていて、ここでも何種類か貝を食べていました。そしてお気に入りは何かと聞いたら生だこという回答でびっくりしました。ワイン会でもタコを食べる機会があったのですが、食感も味わいも好きなようです。そして中トロで始まり中トロでしめていました。
ここまで何でも食べていたので納豆巻もチャレンジしてもらいました。食べられるけれどたくさんはいらない、とのことでした。

築地にも連れていって、場内の魚市場も歩きましたが、売っているのを見るのがとても楽しいと言っていました。大きな貝があったのですが、それが夜に食べたたいら貝だとわかって喜んでいました。


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ラーメンも食べました。本当は何種類か食べてほしかったのですが、スケジュール的に一軒しか行けそうになかったのでどこにしようか迷いましたが、築地場外にある幸軒にしました。カウンターだけの昔ながら雰囲気、昔ながらの醤油ラーメンだけど洗練された味わい、ということでここに決めました。上手に箸を使いながらおいしそうに食べていました。
今回、しゅうまい、餃子、豚まんなども色々なタイプを食べる機会がありました。
他にも、たらの白子やホタルイカの沖付けなど沖漬けなど色々なものを食べましたが、いらない、というものはありませんでした。豆腐はあまり好きではないようでしたが。

日本酒を飲む機会も何回かあり、興味深く飲んでいました。アンディは、食べ物もですが辛口のものが好みで日本酒も甘く感じるものはあまりとのことだったのですが、数値ではなく、原酒などなら少し甘みがあってもおいしく飲んでいたのは興味深かったです。これはワインが酸度や残糖の数値だけでなく、それらのバランスや天然酵母での発酵などと色々な要因があるのと同じことだ思いました。
京都の伏見では、ミュージアムと蔵の見学もして、より日本酒のことを知ってもらえました。

ビールも好きで、最終日には特にたくさん飲みました。
彼の色々な面を知ることができて、とても興味深かったです。

観光地も少しは知ってもらったほうがということで、短時間ですが浅草にも行きましたし京都では清水寺に行きました。
その他には繁華街やちいさな商店街を歩いたりといろいろと日本を見てもらいまいました。アンディはアジアが初めてということで、多くの刺激があったようです。
今度来るときはもう少し長く滞在したいといううれしい言葉も聞くことができました。



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posted by ヴァインベルク at 22:34| 日記 | 更新情報をチェックする

2017年02月26日

クナウス来日、ワイン会の様子

何回かにわけてクナウスの来日の様子を書いていきますが、まずはワイン会の様子です。

集まる方も料理も異なる会を6回行い約80人の方に参加していただきました。
和食や彼(当主のアンディ)の住んでいる地域の郷土料理(シュヴァーベン料理)など色々なタイプの料理で会をして、アンディ自身にも興味深いと思ってもらえるように会をセッティングしました。
一つの会では7種類前後のクナウスのワインを提供しました。輸入している全種類ではなく、その中からその時の参加者や料理の内容に応じてリストを決めました。
販売用とは別に事前に1ケース別にワインを送ってもらっていて、彼のところの高価格帯のRのワインなどもワイン会では提供しました。


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会の始まりには、醸造所の説明などをしてもらいました。
画像のローゼンタールでの会は、英語の堪能な方に通訳を頼みましたが、他の会ではヴァインベルクの店主が通訳をすることもありました。やっていて思ったのは、忠実に訳すことよりも、いかにそのワインや醸造に関する内容をわかりやすく伝えるかということが大事だということでした。ざっくりした訳をすることはありましたが、彼が何を伝えたいかということを理解することとワインの説明としては丁寧に、ということを心がけていました。


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会の途中では、座りながら新しいワインが出てきたらそのワインの説明をしてもらいました。
木樽の大きさや新樽の比率というのはクナウスのワインにとっては重要なことなので、そのことやぶどうの樹齢などのデータをそれぞれのワインで話していましたが、そのぶどう品種が彼の醸造所でどういう位置づけにあるのか、ヴィンテージのことなども話してもらい、全体を通して聞いていくと彼のワインや醸造所のことを知れる内容になっていました。

食事もしっかりと食べてもらい彼自身にも楽しんでもらえました。特に気に入った料理はおかわりをしているのが印象的でした。


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店主の知り合いのドイツワイン好きの仲間や業界の方による会もしたのですが、この会は寿司職人の方にケータリングに来てもらっての会でした。アンディは魚が好きということと、リラックスした雰囲気の会もやりたいと思っていたのでこの会をセッティングしました。
ネタごとにマッチングするということは事前では考えず、食べながら合わせるワインを考えて楽しんでもらうというスタイルをとりました。そのネタに対してアンディがどういうワインを選ぶのか、というのがどういうアプローチでそのワインを選んだのかが見えて興味深かったです。また、トロリンガーSの繊細だけどそれないの濃さのある赤が合わせやすいネタが多かったのも興味深かったです。
どの会が一番印象的だったかと聞いたらこの寿司の会と答えていました。寿司が彼のお気に入りだったこと、英語とドイツ語でのワインの会話がとても楽しかったようです。

また、この会だけでなく、日本人の作る料理や和食とクナウスのワインの相性がよいことはアンディにも感じてもらえました。
出汁やうまみということを彼にも説明したのですが、日本食、和食のそういった部分と彼のピュアでやさしいけれど芯のあるワインが相性が良い理由であることを理解してもらえました。


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試飲会でも参加者の反応が聞けて興味深かったです。
レンベルガーGがとても万能で多くの方に受け入れてもらえることを再認識しました。
リースリングGは2015と2014があったのですが(2014は飲食店用に少しだけ輸入したもので、試飲会では途中までの提供となりました)、2015年は雨が少なく暑くてボリュームのある年だったので例年に比べてボリュームのあるワインになっていて、どちらが好きかというのが試飲会、ワイン会の参加者で半々に分かれていたのが興味深かったです。
トロリンガーのと亜硫酸無添加のWithout allも両方提供した会ではアンケートをとったのですが、すべての会を通すとほぼ半々くらいに分かれていました。こちらのほうは特に今までどういったワインを飲んでいたか、ふだんはどういうワインを好んで飲んでいるか、によって好みがわかれているのがわかりました。Sのほうは亜硫酸が入っているとはいえ、残留数値が25㎎ととても少なく、それでも味わいの差が明白で、それによって好みがわかれていました。
上記のリースリングとトロリンガーは、どちらがより好きかはアンディとヴァインベルクの店主でも意見が分かれています。
とはいえどちらも魅力的なワインであり、どちらのワインにもファンがたくさんいるということで、造る側(クナウス)も販売する側(ヴァインベルク)も自信を持って提供することができるというのが再認識できました。

ドイツワインは白、それに甘い、というイメージを持つ方が日本でもまだ多い中で、辛口のみで赤ワインの比率が多いクナウスのワインが受け入れられていることはヴァインベルク店主にとってもうれしかったです。赤ワインもみなさんに評判がよかったのも印象的でした。

今後の投稿でもクナウスのワインに対して今回の来日を通してあらためて感じたことなども書いていきます。




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posted by ヴァインベルク at 23:59| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする

2017年02月25日

クナウスが来日しました

ヴュルテンベルクにある醸造所クナウスの当主アンドレアス・クナウスが来日し、実質5日間の旅程を終えて無事にドイツに戻りました。
さまざまなタイプのワイン会を計6回開き約80人の方が参加していただき、試飲会でも20人の方にご参加いただきました。
最後には少し疲れた表情も見せていましたが、参加者が彼のワインを飲んで喜んでいるのをとてもうれしく思っていました。
さまざまなタイプの料理と合わせたので、彼にとっても良い経験になったようでし、会話も楽しかったと言っていました。
ただプロモーションをするため、というだけでなく、彼に日本のことを知ってもらおうと、イベントを組んだり、取引先のところに連れて行って話をしてもらったり、名所などの観光地にも連れて行きましたし、たくさんの日本の食べ物を食べてもらいました。アンディは初めてのアジアでしたが日本を好きになってくれました。

これから何回かにわけて来日の様子や店主が感じたことなどを書いていきます。

クナウスのワインはヴァインベルクで何種類も輸入しています。それぞれのワインについてはショップページをぜひご覧ください。聞いた話などにより、解説は少し変更をしています。


今回はワイン会などでの彼の写真をざっと載せていきます

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ローゼンタールにて。


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虎ノ門のカーヴ・ド・リラックスにて。ロゼを置いてもらっています。


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築地場外の酒美土場。亜硫酸無添加のトロリンガーも置いてもらっています。


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新宿リースリングにて。


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京都の昼の会は長屋を借りて。


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京都夜の会は野村松花堂でした。


会の様子についてもまた書きます。



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posted by ヴァインベルク at 20:07| ワイン会報告 | 更新情報をチェックする