2017年02月11日

クナウス来日の情報とブログ記事についてまとめました

2月16日から20日までヴァインベルクが取り扱っているヴュルテンベルクの醸造所クナウスWeingu Knaussの当主アンドレアス(アンディと呼ばれています)がプロモーションのために来日します。
その時のイベントの告知やブログでもクナウスのワインを何度か書いているので、それらをわかりやすくまとめます。

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いくつかイベントを企画しているのですが、16日のローゼンタールでの和食との会、19日京都での昼の長屋での会、夜の野村松花堂でのシュヴァーベン料理との会は満席となります。
これを書いている11日現在で参加可能な催しをお知らせします。

プチ試飲即売会
17日 16時から18時30分
会費 無料
モリモトハウス(最寄駅 水天宮、人形町)
東京都中央区日本橋人形町2-13-11
(水天宮駅からだと7番出口を出て、甘酒横丁方面に進み、最初の角を右に曲がり、クリーニング店の横。7番出口から徒歩2~3分)
ワイン会に来られない方のために試飲会も開催します。
イベントスペースにてワイングラスでクナウスのワインをアンディがいる中でお飲みいただけます。
リースリングG、レンベルガーG、シュペートブルグンダーS、トロリンガーS、トロリンガーWithout all(亜硫酸無添加)の5種類をお飲みいただける予定です。
何本か用意しますのでその場で数がある限りはその場でご購入もいただけます。後日配送の場合は3本以上で送料無料でお送りします。
飲食店関係の方もご参加ください。
事前申し込みは必要ないので気軽にお越しください。次の会があるので18時30分には試飲は終了とさせていただきます。



昼のワイン会
18日 13時から15時30分
会費 7,000円
リースリング (最寄駅 新宿、新宿西口)tel 03-3360-8013
ドイツワインを中心に提供しているリースリングにて昼のワイン会です。
手作りソーセージなどの通常メニューの他にこの日のために特別にシュヴァーベン地方の料理も提供していただきます。
ワインは白3、赤4種類(すべてトロッケンです)をご用意します。販売はしていないソーヴィニヨン・ブランとレンベルガーのレゼルヴもお飲みいただけます。
facebookをなさっていない方のお申し込みは直接お店へお電話にてお願いします。



新宿リースリングでは2月いっぱいはヴュルテンベルク特集をしていてヴュルテンベルクのワインをグラスワインで飲むことができ、マウルタッシェン(ドイツ風餃子)などその地方の郷土料理も提供しています。
クナウスのリースリングG、レンベルガーGもグラスワインでお飲みいただけます(都合によりお出ししていない場合があることはご了承ください)。


1月にはクナウスのワインが新たに入荷しました。
新入荷はシュペートブルグンダーS2014、新しいヴィンテージはリースリングG2015、トロリンガーS2015、再入荷がレンベルガーG2015、レンベルガーS2014です。
クナウスのご購入可能なワインは下記からご覧いただけます。

亜硫酸無添加のヴァンナチュールタイプのトロリンガーのことについてはブログでも書いています。

前回クナウスの醸造所を訪れた時のこと

クナウスの醸造所について

こちらのブログの記事もお読みいただくとクナウスの醸造所とワインについておわかりいただけるかと思います。

ピュアにワイン造りに取り組んでいるアンディのワインは、その性格や思想も反映されています。
ドイツ各地のレストランでも彼のワインはオンリストされていて、これからもっと注目される造り手です。ヴュルテンベルクという枠を超えた、素晴らしい辛口ワインを造る造り手と言えます。
ドイツの辛口ワインという分野のすそ野を広げられる造り手でもあると思っています。ドイツワインにあまり興味がない方でもクナウスのワインに魅力を感じていただける可能性は大いにあると思っています。
リースリングはモーゼルやファルツとはタイプが異なり、赤ワインは、食事に合わせる可能性が広がるトロリンガー、さまざまな用途や好みに合わせやすいレンベルガー、など他の地域にはない魅力のワインもあります。
この機会にクナウスのことを知っていただき、そして彼のワインを飲んでいただけるとうれしいです。


2月16日から20日までは出荷作業は停止させていだだきます。ご注文に関しては土日以外は対応をします(出荷は21日以降となります)。ご了承ください。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com


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2017年02月05日

茜坂での出汁をテーマにした和食とドイツワインの会の様子

赤坂にある和食とワインおお店、茜坂にてヴァインベルクのワインによるワイン会が開かれたのでその様子と感想を書きます。
茜坂はあじる亭、セレブール系列で2016年にセレーブールの一つ下の下の階にオープンしたお店です。開店の時からヴァインベルクのワインも取り扱ってもらっていて、ペアリングの話をしに行ったりと何度も顔を出したりしていて、ヴァインベルクのワインでワイン会をとずっと話していたのですが、お互いのタイミングがあってついに実現することができました。

茜坂は、ワインに寄せた和食ではなく、板前の作る純和食にワインを合わせるスタイルです。ここの板前の小嶋さんの料理はワインということがなくても大好きです。特に出汁の取り方、味わいが好みに合うと思っています。
そこで、ドイツワインは出汁という話を私はドイツワインの説明でよくしているし、出汁をテーマにしたワイン会をと提案しました。このことはについては後でも書きます。


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会の募集をかけたら12人の定員がすぐ埋まりびっくりしました。ヴァインベルクのワイン会に来てくださったり面識のある方が2組だけということにも驚きました。参加された方になぜ参加しようと思ったのか聞いてみたところ、ドイツワインをもっと飲んでみたいと思ったから、ドイツワインは和食に合うと思っているのでいい機会だと思ったから、出汁とワインということに興味を持っているから、ということを複数の方が言っていて、引きの強いテーマだということがわかりました。


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ワインは7種類選びました。


① トリッテンハイマー トロッケン 2015 ベルンハルト・アイフェル 辛口

 Riesling  Trittenheimer Sommelier Selection  trocken  11.5%

② アルテンベルク トロッケン 2015 ファルケンシュタイン 辛口

 Riesling  Krettnacher Altenberg  Spätlese trocken 11.5%

③ ゾンネンベルク ファインヘルプ 2015 ファルケンシュタイン 中甘口

 Riesling  Niedermenniger Sonnenberg  Spätlese feinherb 9%

④ ウンゲホイヤー トロッケン 2015 シュピンドラー 辛口

 Riesling  Forster Ungeheuer trocken 14%

⑤ トロリンガー Without all 2015 クナウス 赤・ライトボディ

 Trolinger Without all trocken  10.5%

⑥ シュペートブルグンダー ヨハニスベルク 2009 ビッケル・シュトゥンプ  赤・ミディアム

 Spätlburgunder Tüngersheimer Johannisberg  Erste Lage  trocken 13%

⑦ キュヴェ アンリ ブリュット ゼクト N.V ゾルター  泡・辛口 Cuvee Henri  12% 


前半はタイプの異なるリースリングを4種類お出しし、ワイン自体の違いや料理との相性の比較をしていただくという意図で、後半は赤と泡で、ドイツの多様性を知っていただけるという内容にしました。
ワイン先行で考えたわけではなく、ワイン選びの中に意図がありつつ料理の構成と相談しながらワインと料理は決めていきました。
ひとつの料理とワインを対で考えるのではなく、グラスを並べて、前後でお出ししたワインともその料理と相性を楽しんでもらえるように、というのがこの会のポイントでもあると考えていました。

事前に試作して綿密に合わせるということはせずに、ワインを飲んでもらってある程度のイメージをつかんでもらい、こちらも料理の内容を聞き、どういうふうになるのかある程度想像する、という程度にとどめておくことにより、思いがけない良さがあったりするのでそういう楽しみもあるワイン会にしたいと思ったのです。こちらで提示するだけではないことにより、想定したワインだけでなく他のワインでもいいなあと思ってもらえたりということも和食の会では大事なことだと考えています。このことについても後半でまた書きます。



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献立とワインリストです。
テーブルにあるおちょこは、ここに出汁を入れてもらいそれを飲んでもらってから会を始めようという提案によるものです。
かつおだしの純粋な出汁を飲んでもらうことによって、今回のテーマがよりわかりやすくなると考えたのです。


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①のワインを飲んでもらった時に、菜の花というのが浮かんできて、ここに貝を合わせるとよいのではということで決まった料理です。菜の花の苦みとワインの余韻が心地よかったです。


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②のきりっとししてなおかつ果実味のあるワインはたけのこにといういことでこのお椀になりました。


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黒むつの西京焼です。このメニューは1月のレギュラーメニューになっていたもので12月に③のワインを持っていところ西京焼に合うということで出してもらったら素晴らしく、このペアリングは通常のコースの中でも採用されていました。
レストランのマリアージュという方向性の合わせ方でぴったりとはまっていたのです。食感もあるし西京焼の味の部分とほのかな甘みがとけこんでいたりとパーフェクトでした。
この感覚も体験してもらいということで構成に入れました。


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この会の中でもリースリングと天ぷらを合わせたことがあるという会話もありましたが、揚げ物はぜひということで組み込まれた献立です。
④のボリューム感があるけれどきりっとしているGGクラス(ドイツ辛口の最上級)の辛口は海老にも胡麻豆腐にもぴったりでした。石灰質の土壌からのワインということもポイントだと思いました。


ここまでの白ワイン4種類は全てリースリングにしました。
①と②は同じモーゼル(といっても片方はザールですが)の辛口でもグーツワインと収穫糖度の高いぶどうからのものとの違い、②と③は同じ造り手で残糖が異なるもの、④は産地の違い(土壌やアルコール度数など)、とドイツのリースリングといっても多種多様であり、料理との合わせ方も異なると、いうことを体感してほしいという意図を持って選びました。
和食にはリースリングは酸味があるので合わないという方もいらっしゃるのですが、ヴァインベルクの選ぶリースリングはとても和食と相性がよいので、他の品種は選らず今回は白ワインはリースリングだけにしました。

料理との相性は関係なしにこの4種類の中でどれが好きかと感想を聞いたら②が半数を超えていました。
ワイン好きの方が多く、そういった方々のこの結果は新鮮でした。みなさんワイン自体のクオリティを感じていただけているということとドイツワインでもその方向性は同じということを認識することができました。④はなじみのある味わいという声もありましたが、それでも②を選んでいて、ドイツワインならではの魅力が発揮されているワインを選んでくれていることをうれしく思いました。
③もいいけれどずっと飲むのであれば②がいいというのも参考になる意見です。ドイツ好きの方は③のほうがずっと飲めるという方のほうが多いと思うので。

食事のことも考えると、①は食事に万能だし、③は和食の甘みやうまみと合いワインをそれほど飲まない方でも飲みやすい心地よい甘みがあったり、とそれぞれの良さがあるワインということをわかってくださりみなさんどれも気にいってくださいました。


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こういったものとはペアリングというよりは、こういうったものとも合わせられるということを感じていただければなという意図がありました。
⑤の亜硫酸無添加のトロリンガー、⑥のピノ・ノワールもお出しして楽しんでもらいました。
数の子とドイツの白の相性が良いこと(といっても質が良く添加物がないものだからこそですが)、いわしの田作と④や⑤の相性、黒豆との新鮮な合わせ方、などみなさん発見や驚きがあったりしながら楽しまれていました。
時期はすぎてしまいましたが、おせち料理とドイツワインというのはぜひ試していただきたいのです。特に⑤とおせちの料理というのは興味深いと思っています。


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鴨の治部煮は、片栗をまぶした鴨肉が肉質の良さや食感すべてが素晴らしくとても好みでした。今まで食べた鴨の中で一番おいしいと思いました。
鴨肉だけならブルゴーニュのピノ・ノワールのほうがよいというのはうなずける意見で、葱や出汁があるからこそ慈悲深いこのフランケンのピノ・ノワールと同じトーンでほっとできる合わせ方になっているのだと思いました。
白ワインでも楽しめました。リースリングだからこそというのがあると思います。


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最後もすっぽんの雑炊と豪華でした。
通常営業ではシャンパンを合わせていると聞き、当初は甘めのリースリングをと考えていたのですが、提供しているシャンパンを飲ませてもらったらゾルターの⑦のキュヴェアンリとタイプが似ているので面白いなあと思いこのスパークリンングワインにすることにしました。
99年産など熟成したワインもブレンドされていて奥行きと深みのあるこのゼクトは深みのある味わいのこの雑炊と同調していました。
ゼクトでしめるのもいいという声もいただきました。酸を強く感じるタイプではなくこういうタイプだからこそ、なのですがそういう提案もできてよかったです。


これらの料理とワインを通して、出汁といっても味付けや調理法によって合うワインや合わせ方のアプローチが異なるということ、料理のポイントに合わせてワインが合うという西洋料理の感覚の合わせ方だけでなく、食事に寄り添う、つつみこむような合わせ方もドイツワインはできる、ということを感じていただけました。
寄り添う合わせ方というのは、ドイツワインにも出汁のようなニュアンスがあるから、と考えていて、最初にやさしくてほっとする味わいの出汁を飲んでもらったことにより、今回のドイツワインでそのことは感じていただけたかなと思っています。うまみ、出汁というのはドイツワインと料理ということにおいて重要なキーワードなのです。
日本酒のような合わせ方であること、でもお米による余韻とは異なり酸味があるからこその相性がある、という点も体感していただけました。

和食にワインを合わせる場合の感覚という点でもこの会をやる上での意図は成功したと考えています。
懐の深さがあるのが和食だと思っていて、色々なアプローチの仕方ができるのが和食とワインを合わせる時の魅力だと思っています。だからこそ冒頭で書いたように厳密なペアリングでないほうが面白いと思っていて、そういうやり方で、というお願いをお店のほうにしたのです。特にドイツワインではそうやるからこその楽しみが発揮できえると考えていて、今回の会でもみなさまそれぞれの楽しみ方をされていました。提案した相性と異なる楽しみ方でもいいと思っていてそれがドイツワインと和食を合わせる醍醐味だと思っています。
また、同じ食材や調理法によっても料理人によって味わいなどはかなり異なるのが和食で、ワインを合わせることによってそのことはよくわかります。だからこそ、ピンポイントな相性の提案ではなく、感覚を感じてもらうことが、和食(家庭の食卓の料理も含んて)とドイツワインを各々で楽しむ時に役立つと思っているのでこういった合わせ方のやり方をしているのです。そしてそうやって食事をされていても違和感なく楽しめる組み合わせが多いのがドイツワインなのです。
相性ということだけでなく、楽しみ方のアプローチも含めて、ドイツワインと和食を合わせるのは素晴らしい、というのをわかっていただけたのではないかと思います。

今回の会をやって、新たな発見ができるかなあと思っていたのですが、驚くような発見や驚きはなく、今まで考えていたこと、感じたことの再認識となったのですが、そのこと自体がわかったのが今回の収穫でした。
上記で書いたようなことをポイントにして薦めていくことをすればよい、というのを自信を持ってやっていけることができるようになりました。


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板前の小嶋さんです。何度か話をして理想の料理を提供してくださり感謝しています。私が小嶋さんの料理が好きで、小嶋さんがヴァインベルクのワインを好きだと思ってくれているからこそ相性が良いというのもあると思います。
アイデアやセッティングもしてくださった三沢さんにも感謝です。参加者みなさまが喜んでいただけた会にすることができました。

ワイン会としてのクオリティも、ドイツワインと和食ということを示す上でも、素晴らしい会となりました。



ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2017年01月28日

モーゼルのA.J.アダム入荷しました 醸造所紹介とワイン会の感想

そちらヴァインベルクではモーゼルの醸造所A.JAdamのワインも入荷しました。
アダムのワインはラシーヌが日本に数年前から輸入していますが、よい造り手なので気になっていたので2016年の6月に醸造所を訪れました。その時に試飲して気に入った3種類をヴァインベルクの独占商品として輸入してもらうことになったのです。
訪れた時のことを書きながらアダムの紹介をし、数日前に行われたアダムのみでのワイン会のことも書きます。

モーゼル川沿いのトリッテンハイム、ピースポートの間にあるノイマーゲンから内側に入ったところにある小さな集落がドーロンDhronで、その村の中にアダムの醸造所兼自宅があります。


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モーゼルでたくさん見かける家族経営の小さな醸造所ですが、品質の高さを評価されている造り手です。実直な造りと畑のポテンシャルにより、安らぎも得られる昔ながらのモーゼルを感じる素晴らしいワインに仕上がっています。100年前のモーゼルワインを目指していると言っていてそれを体現しています。自然酵母による発酵です。栽培品種は100%リースリングです。


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ヴァインベルク店主と同い年の当主アンドレアスは、穏やかそうに見えて話すと熱い心を持っているのがわかり、その人柄がワインにも表れていることがわかりました。
この醸造所の大きな特徴が、ドーロンとピースポートに畑の区画を持っていて、それぞれの村の畑から同じ格付けのワインをリリースしているということです。村名ワインのトロッケンならドーロナー、ピースポーター、GGクラスのトロッケンならホーフベルク、ゴールトトレプヒェンというように。2つの村の畑はテロワールが異なり、ワインのキャラクターにも差が出ています。


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この道の先はモーゼル川につながり、その川沿いにピースポートの畑はあります。最初の画像、この画像の辺りの縦長の集落に沿っている南西向きの急斜面の畑がドーロナー・ホーフベルクDhroner Hofbergです。

辛口から甘口までそれぞれのクラスをピースポートとドーロンのワインを比較しながら試飲していきました。
ヴァインベルクとしては、奥行きがあり落ち着きのある味わいがあり、古き良きモーゼルを感じられるドーロンの村の畑をプッシュしたいと思いました。その中でもファインヘルプ(中甘口)と甘口の素晴らしさに感動しました。
ラシーヌではトロッケンを中心に輸入していて甘口系は少ないということもあり、2015年産のファインヘルプと甘口2種類をヴァインベルクの独占商品として仕入れてもらうことにしました。

ホーフベルクのオリジナルの区画の名をワイン名にしたゼンガライ・ファインヘルプはアダムのワインの魅力が詰まっていて、100年前、そして今のドイツワインを知ることもできます。

ヘースチェンのカビネットは自根の樹のぶどうも混ざっていて、軽い飲み口だけれど力強さも感じます。色々なシチュエーションで楽しめる軽やかな甘口です。

ホーフベルクのアウスレーゼは樹齢60年以上のぶどうによる、甘みと濃さのバランスが素晴らしい完璧な甘口ワインです。今飲んでもおいしく飲めます。ゴーミヨではこの2015年は95点を獲得しています。

それぞれのワインのもう少し細かい説明はリンクを貼ったそれぞれのページに掲載しています。


そして先日、アダムのワインを日ごろから提供している銀座のローゼンタールにてアダムのワインのみでのワイン会を開催しました。


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画像は10本ありますが、1本同じワインが混ざっていて9種類の提供でした。

①トロッケン 2014  

②ピースポーター (ファインヘルプ) 2012

③ヘースチェン カビネット  2015

④ゼンガーライ(ホーフベルク) ファインヘルプ 2015

⑤ドローナー トロッケン 2012

⑥ホーフベルク トロッケン 2012

⑦ホーフベルク カビネット 2014

⑧ホーフベルク カビネット 2012

⑨ホーフベルク アウスレーゼ 2015


料理に合わせてなのでワインの順番は、セオリー通りではありません。

このブログではワインの感想のみ書いていきます。


こうやって飲んでいくとドーロンの畑のワインは、辛口(トロッケン)であってもやわらかいと思いました。ソリッドというよりは丸みを帯びたといえます。酸があまり立っていないのです。シーファーに珪岩が混ざっている土壌ということだけでなく、渓谷にある畑の立地の気候などでそういうタイプのワインになっていると思います。

そしてトロッケンよりも少し残糖があるほうがこの畑と造り手の魅力が発揮できているのではと思いました。

アダムの場合は、少しの年の差だと熟成による変化はあまりなく、ヴィンテージの個性、特徴がより表れている、ということがよくわかりました。

20人弱の参加者の中で一番人気だったのはゼンガライ・ファインヘルプ2015でした。アダムがが気合いを入れているワインでもあるのでこの結果はうれしいです。



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サーブのお手伝いをしていましたが、ラベルが微妙な違いのみなので、おかわりで注ぐ場合に探すのがかなり大変でした。
辛口の枠としてリリースしているけれど、自然酵母での発酵なのでトロッケンの残糖数値まで糖度が下がらなくてトロッケンと表記できないものが混ざっているなど、消費者にはあまりやさしくないです。
でもそういった部分からもワイン造りが全てという姿勢が見えたりして、アダムが好きだという話になりました。

アダムのワインはドイツワイン、特にモーゼルワイン好きが求めている味わいです。しかし、そういった人たちでだけでなくこの魅力を知ってほしいと思いました。気難しいワインではなく親しみやすいワインなのです。

少し前の記事ですが、友人がアダムを訪問した際のことを醸造所の詳しい説明とともに紹介しているので、この造り手に興味のある方はそちらもお読みください。




ドイツワインショップ ヴァインベルク
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posted by ヴァインベルク at 15:31| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

亜硫酸無添加のトロリンガーからドイツのビオワイン、自然派ワイン(ヴァンナチュール)について考えてみます

前回はクナウスの醸造所を訪れた時のことを書きましたが、クナウスと一緒に畑をまわってるいる時に会話が盛り上がったワインがあります。それが亜硫酸無添加のトロリンガーです。
このワインは2014年産を飲んだことがあって、あまり好みではないという印象があって、2015年の11月にクナウスを訪れた時にその話をしました。そういうこともあり、2015年産はかなりの自信作だからとこのワインについて熱く語っていたのです。アメリカではかなり人気があり数千本売れていること、デンマークの有名なレストラン、ノーマでもオンリストされていることなども話してくれました。
そこまでいうのなら、と試飲するのを楽しみにしていて、彼の自宅での夕食の時に飲みました。
そのワインのことを中心に、ドイツにおけるビオ、自然派ワインについて説明したいと思います。もっとふみこんで書きたいこともあるのですができるだけ簡潔に、なおかつわかりやすく理解できるような内容を心がけました。説明が不十分な部分があるかもしれないことをお許しください。


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抜栓したては還元香が少しあるのと開かせるためにデカンタに移してから飲みました。
色は通常のワインのトロリンガーも薄めでロゼに近い淡さがありこれは品種の特徴でもあります。
内側に濃さがありピュアな味わいで、少しくせを感じた2014年とは異なり素直な味わいで素直においしいと思えました。
当主のアンディが自信を持って薦めていたこととこれから書く理由により、このワインを輸入することを決めたのです。もちろんおいしかったからというのが決め手ですが。

その理由を説明するためにには自然派ワインということについての説明が必要です。自然派ワイン、ヴァンナチュールはぶどう自らで発酵させたワインで、培養酵母は使わず自然酵母であること、酵母を殺さないために亜硫酸は添加しない、という特徴があります。そういった造りにするためと自然な造りという理念から当然のように農薬を使わないビオの栽培が行われています。この部分を認識していない方が日本ではまだ多くいると思うのですが、ビオワイン、オーガニックワインと自然派ワイン、ヴァンナチュールは異なるということです。自然酵母での発酵をしているし限りなくヴァンナチュールに近い味わいのワインもありますが、ドイツの場合には亜硫酸を添加しているかどうか、というのが分類の違いだと思います。
コンビニやスーパーで見かける酸化防止剤無添加ワインとここで言っているビオワイン、自然派ワインは別物ということにもふれておきます。そういったものは果汁を熱処理したりして別の方法で劣化を防ぐようにしているだけで、テロワールなどの個性ということとはかけ離れた商業用の商品なのです。手のかかっているワインとは全く異なる商品だということは知っていていただきたいです。


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これはクナウスの所有している区画ですが、農薬を使っていないことがおわかりいただけるかと思います。
このように農薬を使わないビオの栽培は高品質なワインを造っているドイツの生産者では現在では当たり前のことになっています。その中には、急斜面の畑などリスクと手間がかかる場所では病気が蔓延し始めた時などの緊急事態には農薬を最小限でも使用しなければいけなかったりと一部のみ農薬を使用するため、認証を取得してないところも多く含まれています。しかし理念として極力農薬は使わないというのが根底にありワイン造りをしています。ヴァインベルクの取引している醸造所もそういうところばかりです。
醸造に関しても、トロッケン(辛口)に必ずしなければいけないので補うために培養酵母を使用ている生産者もいますが、自然酵母のみで発酵をしているところも少なくありません。ヴァインベルクのワインでもファルケンシュタイン、マルティン・ミュレン、クナウスは全て、ベルンハルト・アイフェルは大半が自然酵母による発酵です。
それでも自然派ワインとは異なる、という点は亜硫酸の添加にあります。亜硫酸が添加されていることが悪、と考えている方もいると思いますが、ドイツの場合は亜硫酸の添加により、ぶどうやテロワールの個性がはっきりと表れるという傾向があり、最低限の添加によりおいしいと思えるワインが造れるので必要なのです。リースリングの場合は酸が強めなので安定したワインにするために酸化防止剤も必要で、他のぶどう品種より量が多くなります。甘口ワインも多くなる傾向にあります。そういうこともあり、亜硫酸無添加というのはドイツワインにはあまり向いていないのです。
亜硫酸を添加しているのでヴァンナチュールではないのですが、テロワールの個性を重視した自然を生かしたワイン造りをしているのです。自然派ワインという言葉が大きくなってしまい、そのためにわかりにくくなってしまっている部分があるのです。自然派ワインのカテゴリーではないが、自然なワイン造りをしているというところがたくさんあるということです。ドイツには特にそういう醸造所が多いのです。

クナウスもそういった意味合いでは自然な造りということにこだわっているのですが、その中で亜硫酸無添加の醸造というチャレンジもしているのです。亜硫酸が添加されているといっても最低限なのでかなり少ないのですが、添加ゼロとは違いがあります。そういった無添加のワインが自然派ワイン、ヴァンナチュールいうカテゴリーに入るワインとなります。味わいとしてもそちら側の風味があります。
しかしそういうカテゴリーの中でも、私のように独特のくせのある味わいに少し抵抗がある人たちにも2015年のトロリンガーは受けていれるもらえるのではないかと思ったのです。和食や日本の家庭の食卓の料理にも合わせやすい味わいなのもポイントです。自然派ワインという世界が大きくなっている現在の中の、ドイツワインをインポーターしていてる私にとっての答えがこのワインだと考えています。
2014年よりは良くなっていると考えて私は進化していると思ったのですが、2016年産が出てからでないと2015年だけよかったのか技術が上がって進化しているかはわからないのですが、この2015年産が素晴らしいということだけは断言できるので、ドイツの自然派ワインにどういうものがあるのかというのを知りたい方にはぜひ飲んでいただきたいワインです。
大半は日常消費用のワインになるトロリンガーですが、こういったワインに向いているということを証明した点でクナウスは先駆者だと言えます。トロリンガーの亜硫酸無添加が面白い、というのは間違いないです。
レンベルガーも2015年から亜硫酸無添加のワインの製造を始めたそうで、樽から試飲をしましたが、こちらは2014年のトロリンガーで感じたようにあまり好みではありませんでした。
レンベルガーは1000リットルの木樽、トロリンガーは3000リットルの木樽で発酵、熟成させています。

ドイツでもここ最近、亜硫酸無添加、オレンジワイン、アンフォラによる醸造、という自然派ワインにカテゴライズされるワインの醸造にチャレンジする醸造所が増えています。ビオが当たり前になり、ではさらにその先のいいワインを造るためには、ということでこの方向性に向く傾向があるようです。今はまだ話題作りだったり、ビジネスのための手法にすぎないだけだったりする場合もあるのですが、一昔前のドイツでのバリック樽の使用は、色んなぶどうでチャレンジしていてその経験があり適したぶどうや使い方というのが定着して今になっているように、自然派ワインというカテゴリーもドイツでは今はまだ過渡期であり、これからいいものが生まれたり残っていくといように進化していくと思います。その中でトロリンガーの品種というのはこのクナウスの2015年産を飲んで可能性を感じたのでした。

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トロリンガー Without all 2015 クナウス (Weingut Knauss)
http://weinbergwine.com/22_83.html

2014年産までは他のラベルと同じでその中にWhithout allと書いてあったのですが、わかりづらいという声があったようで2015年産から葉っぱのラベルに変更となりました。

今は欠品となっていますが、新たに入荷し2月かた販売を開始するクナウスのワインの中に通常のラインのトロリンガーもあります。こちらも人気があるのですが、Without allとは少し味わいが異なるのは面白いので、両方購入して比較するのも興味深いと思います。


ビオワインもヴァンナチュールもドイツだからこその良さがあると思っています。比較ではなく、良さを感じていただけるような楽しみ方をしていただけるとうれしいです。


今回紹介したワインを造っているクナウスは2月に来日します。
前回の記事でもワイン会のお知らせをしましたが、2月17日の人形町モリモトハウスにて行う試飲即売会ではこのトロリンガーWithout allも試飲で提供予定です。16時半から18時半までの予定です。参加費は無料です。飲食店の方も大歓迎です。お気軽にお越しください。


ドイツワインショップ ヴァインベルク
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2017年01月07日

ヴュルテンベルクのクナウスを訪れた時のこと 来日についても

2月にヴュルテンベルクにある醸造所クナウスの当主アンドレアス(アンディと呼ばれています)が来日し
ます。
2016年の6月にドイツに行った時にヴュルテンベルクとクナウスの醸造所を訪れた時のことはまだブログに書いていなかったので記事にしたいと思います。この記事でよりクナウスに興味を持っていただけたらうれしいです。

フランクフルトの空港に到着しての最初の目的地がクナウスの醸造所だったのでヴュルテンベルクの首都シュトゥットガルトへドイツ鉄道(DB)の特急ICで向いました。飛行機は定刻通りに到着し列車に無事に乗りこむことができたのですが、まさかの道中で列車故障のためストップし途中の駅でローカル線に乗り変えるというハプニングがあり、クナウスの醸造所の最寄り駅での彼との待ち合わせに一時間遅れとなりました。

車で来て駅で待っていたアンディと再会し彼の所有する畑を見てまわりました。
クナウスの醸造所と畑は、有名な醸造所がたくさんあるレムス渓谷Remstahlの地域にあり、大部分はヴァインシュットWeinstadの中に畑を所有しています。Weinstad(そのままワインの街)は3つの村をまとめた名称です。
このヴァインシュタットの中に点々とある彼の所有するしている区画の畑を見て回ったのですが2時間近く経っていてびっくりしました。その間に畑の話だけでなく色々な話をすることができました。
クナウスの醸造所や畑については2015年に訪問した時の記事で詳しく説明していますのでそちらもお読みいただけるとうれしいです。


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ちょうどこの時に花が咲き始めていたのですが、雨が多くかったので、花が咲くこれからは晴れるよう願っていると話していあました。ビオによる栽培なのでベト病の影響を心配していたのです。
その後も雨は多かったのですが、9月、10月が好天気だったので持ち直し、良い収穫を迎えることができた、というのがドイツの標準的な2016年です。
この日も嵐のような雨が降ったかと思えば晴れたりと不思議な天気の中、畑をまわりました。


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前回訪れて畑をまわった時の記事でも書いていますが、画像のようにこの周辺の畑は曲線の続く丘となっているので、日当たりなどにより場所によって気候条件が大きく異なっています。標高により土壌の地質も3種類にわかれているため、その場所に適したぶどうを植えています。同じ品種でも同じ畑でも区画によって異なる格のワインに使用していたりもしています。この地域に関しては畑名での分類と格付けがナンセンスだということがおわかりいただけるかと思います。そのためクナウスでは畑での分類ではなく、G、S、Rという独自の格付けをし、異なる畑名の区画のぶどうも使用しながら良質なワインに仕上げています。


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話をしていて興味深かった話のひとつが斜面の向きの話です。モーゼルやラインガウの地域では南や南西向きの斜面の畑が良い畑の条件のひとつとされています。冷涼な気候の中で熟したぶどうを収穫するためには日の当たる時間の長い南向きの斜面のほうが適しているからです。しかし、クナウスの一番価格の高いRにするワインも含めてリースリングは北向きの斜面の区画に植えられているそうです。南向きがよいという概念があってびっくりしたのですが、南向きだと熟しすぎるので向いていないということを聞いて納得しました。ヴュルテンベルクはモーゼルやラインガウよりも暖かい気候なので、日が当たりすぎてしまうのでリースリングらしい繊細なワインを造ることができないので北向きの斜面のぶどうからワインを造っているのです。
南向きの斜面には赤ワイン用の品種が植えられているそうです。レンベルガーが一番多く。トロリンガーやメルローなどもあるそうです。


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畑まわりを終えて自宅兼醸造所に向かう前に、夕食の食材を買うために地元の大きなスーパーに寄りました。
食材の豊富さにも驚きましたが、一番びっくりしたのはワインの品揃えです。
ドイツの他の地域のスーパーやデパートのワイン売り場は色々なところで見ていて、種類が多いところはいくつもあったのですが、地元のワインをここまで多くそろえているのは他の地域にはありませんでした。
ヴュルテンベルクのトップの醸造所から地元の小さな醸造所まで本当に多くの造り手のワインがありました。ハウスワインから高めのワインまで一つの醸造所でもたくさんの種類が置いてあることにも驚きました。画像の棚は全てヴュルテンベルクのワインです。もう2棚くらいヴュルテンベルクのワインがあったような気がします。もちろんクナウスのワインも何種類も置いてありました(画像の左から3つめの棚です)。
ヴュルテンベルクはドイツのワインの生産地域の中で最も地元での消費量が多いと言われていますが、こういったことからもそのことがよくわかりました。地元で飲まれているからあまり出回っていないというのがわかる気がしました。気軽に飲める味わのハウスワインを大量に飲んでいるというイメージだったのですが、高品質なワインも同様に買われているということがわかったのも発見でした。
そういうことからヴュルテンベルクの中の消費で生計を立てられる醸造所が大半だと思うのですが。他の地域や他の国への輸出も意識した造り手が増えている、というのがここ数年の傾向かと思います。クナウスも、ドイツの各地のレストランでオンリストされていたりアメリカや北欧に輸出していたりヴュルテンベルク以外でも認められるワインを造っているのです。


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クナウスの自宅に着き、アンディは夕食を準備してくれました。ふだんは奥さんが料理をしているそうですが。僕が訪れる時はアンディが作っています。おそらく週末はアンディが作ることが多いのではないかと思いました。
私は自宅のとなりに作られているゲストルームに泊まりました。
飲んだり、料理をつまみながら出来上がるのを待っていました。画像にあるロゼは一月中旬に量は多くありませんが入荷します。


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もうすぐ時期が終わりだったシュパーゲルもぎりぎり食べることができました。メイン料理は豚肉を焼いたものです。
奥さんと双子の娘さんも一緒の楽しい夕食でした。


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併設している醸造所にはきれいで大きなスペースがあり、畑をまわり泊まった夜はそこで結婚式が行われていたそうです。こういうところでもクナウスのワインはたくさん飲まれているようです。
この夜は醸造所には行かないほうがということだったのでケラーでの樽試飲は翌朝に行いました。朝8時からの試飲で少しつらかったのですが、しっかりと役目は果たしました。
ケラーの中に上の自宅に上がる階段があり昨夜の宴の跡の風船を娘に持っていくところを撮ってみました。


という濃厚な時間をすごしたのですが、今度はアンディが私のところを訪れることとなりました。2月中旬に5日間日本に滞在します。いくつかイベントを計画していて前回の記事でも軽く紹介しました。
東京での2つのワイン会はfacebookのイベントページも作成しました。
facebookのアカウントをお持ちでない方は、ページはご覧いただけると思いますが参加申し込みができないので、これらのイベントに申し込みをご希望の方はメールかネットショップの問い合わせフォームからお申込みをお願いします。

クナウスと楽しむ冬和食の会 新橋ローゼンタール 2/16 19時開始
https://www.facebook.com/events/103152580191680/

クナウスを囲んでのワイン会 新宿リースリング 2/18 13時開始
https://www.facebook.com/events/263237260762877/

よろしくお願いします!



ドイツワインショップ ヴァインベルク
http://weinbergwine.com




posted by ヴァインベルク at 09:03| 醸造所紹介 | 更新情報をチェックする